シュミじゃないんだ

著者 :
  • 新書館
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本棚登録 : 1356
感想 : 180
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403220487

作品紹介・あらすじ

ボーイズラブ漫画にまみれた日常。で、ボーイズラブ漫画って…ナニ!?新・直木賞作家による、愛してやまぬボーイズラブ漫画についてのエッセイ。書き下ろしBL小説「夏の思い出」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • シュミなんぞではなく生きる証だというBL(ボーイズラブ)マンガへの熱い熱い思いをぶちまけた本書。大好物のしをんちゃんエッセイではあるけれど、ずっと読んでいなかった。だって、BL趣味がないんだもん。しかし長いこと爆笑系エッセイが出ないもんだから、飢えを満たすべく手に取ることにした。

    やっぱりおもしろーい。前書きにBL好きじゃない人も楽しく読めるように書いたとあるとおりで、ワハハ!と笑わせる文章の力は天下一品。プロだ。好きだなー。こういうのをまた書いてほしいものだ。

    BLマンガへの愛がほとばしっていて、紹介されているのを片っ端から読みたくなる。でも、実際に読もうとするとダメなんだよね。濡れ場がどうにも…。絵じゃなかったらいいのかというと、巻末にオマケについてる著者の手になるBL小説も、肝心の場面にさしかかると戦意喪失。つくづく自分は少女マンガの「清潔な王子様」願望に育てられ、そこから抜けられないんだなあと思い知るのであった。

  • アラゴルンと新選組への愛に共感。
    何度笑ったことか。ちょっと古本屋で取り上げられている漫画探してきます。

  • BL、まったく趣味ではないので、読んでも意味ないかと思い、途中で投げた・・・

    私には三浦さんとは違った意味で趣味じゃなかった・・・

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「途中で投げた・・・」
      この本は、読まなくて良いとメモしておきます。。。
      「途中で投げた・・・」
      この本は、読まなくて良いとメモしておきます。。。
      2013/08/17
  • 5年以上前に、初めて購入した三浦しをんの本がこの本でした。
    この本を購入する前に別の本で三浦しをんの真面目な短編を読んでいただけに、アニメイトでこの本と出会った時は目を疑いましたw

    BL好きにはあるあるネタが多く、非常に面白かったです。
    また、最後の短編の題材のチョイスがしをんらしくて好きです。

  • みなぎる愛!

  • ボーイズラブ漫画にまみれた日常…。この語りつくせぬ愛を見よ! 5年にわたる『小説ウィングス』連載に加筆修正して単行化。BL初心者には、ガイドブックとしてもオススメ。書き下ろしBL小説も収録。
    (2006年)
    — 目次 —
    きみには見えるか?あの星が
    銀河の果てまであなたとともに
    幸せを探す銀河旅行
    チャック全開の星間探査
    いよいよ地球に帰れぬ覚悟を決める隊員たち
    さびしい花の咲く美しい星
    団体生活は広い宇宙への第一歩
    コロニー「唐獅子牡丹」開発事業団
    ツチノコ探査マシーン投下
    この星は乾いているようでいて、実は…
    きみだけに伝えよう、この星の真実を
    禁断の惑星
    神の光臨
    宇宙ボーイズラブ開拓公団勤務
    どこにあるのかホーム・スウィート・ホーム
    宇宙全権大使になる資格
    異世界へ発進!
    旅はどこまでもつづく

  • 星間商事株式会社社史編纂部の同人誌(年下攻×アラフィフ受)に萌えた私は、本書に三浦氏の書いたBL小説がおまけで載っているというだけの理由でこの本を借りた。

    結果、撃沈。

    残念ながら小説には萌えなかった。

    私はどうも一穴主義らしい。

    こういう二股かけて平気な登場人物には全く萌えないし、共感しない。

    でも、この本で紹介されているBL漫画群は読んでみたいと思った。

  • ウィングスに連載されていた、エッセイ。
    その内容は、大好きなBLの話!

    しかも巻末には、本人が書いたBL話まで。
    これはこれで、ひと夏の情景が浮かんできて
    健全(?!)な気がしなくもないです。

    お薦めのBLの話をしまくっているわけですが
    そういわれてみれば、という話が出てくる出てくる。
    確かに任侠ものの漫画は少ない。
    女性が好みそうな絵柄であれを描こうというのが
    そもそも辛い、という前提があるから、かと。

    友人とがっちり話してみたり、家族の冷たい目に
    ひるんでみたり。
    内容が、というより、蔵書の量に、というのが
    どれだけため込んでいるんだ!? と聞きたいです。

  • BL愛がぎっちぎちに詰まったエッセイ。
    BL自体に馴染みがないので、その作品がどんなものなのか分からなくて、愛を受け止めきれなかったが、しをんさんの感想の表現の豊かさにただ圧倒された。
    おすすめの作品をちょっと読んでみたくなった。

  • 図書館。文庫化されてない。とにかくBLについて語りまくる。しをんさんに紹介されると、どれもこれも読んでみたくなる。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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