パラスティック・ソウル ~おわりの章~

著者 :
制作 : カズアキ 
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本棚登録 : 231
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403220661

感想・レビュー・書評

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  • 【収録作品】

    第4話《Girl and Dog》
     両親を殺されホープタウンに逃げ込んだ少女ミアは、
     フェードアウトしたハイビルアの男、スタンリーを拾う。

    第5話《god child》
     兄の祁壜(ケビン)を生き返らせるため“薬”が欲しい芭亜斗(バート)は、
     執拗にライヴァンの屋敷を訪れるが――。

    第6話《parastic soul》(書き下ろし)
     芭亜斗とライヴァン、これが二人の幸せの形――。
     シリーズ、感動の完結篇。


    不思議な話です。
    怖くもありました。
    言葉が出てこない。

  • 薬の正体がわかる、まさにSF。よく練られていて面白い。芭亜斗が死んでしまっている義兄よりライヴァンとくっつくのは好ましい(ちょっと期待していた)。一生隠れて生きなければならない2人だけど好きな相手と添い遂げられて良かった。ライヴァンのケモ耳萌え。ミアとスタンリー(子だくさん!)、ジョエルとスタンリー弟八尋も仲睦まじく、木原さんにしては甘々だったように思う。

  • ”願いの叶う薬”から始まる5つの愛の物語、完結。薬の正体や、ハイビルアの真実、芭亜斗の幸せの結末など、色々衝撃だった。ミアとスタンリーの話が好きで、6話でその後が垣間見えたのが良かった。八尋とジョエルも本物になれたようで。でもニコラスとジョンのその後はちらりとも出てこなかったのが少し心残り。

  • あとがきで、様々な媒体での連作だったと知った。そして第3話を一番最初に書きたかった、と木原さんが仰っているのに大いに頷いてしまった。6作読みおえて、3作が一番木原さんの真骨頂だと感じたから。…が、今まで、木原さんの書く文章に違和感他、あまり感じたことがなかったのだが、本作、特にこちらのおわりの章の関して、木原さんの文体は「ファンタジー」と冠がついた際にはあまりにも色気が出にくいのだな、と思った。『吸血鬼~』は現在が舞台設定なので全く思わなかったのだが、根底から近未来と言う架空設定になった時に、説明文を説明文として読んでしまったな、と言うのが正直な感想。他作品でこういう風に感じたことがなかったので、読む自分側の問題なのか、とも思うが、合間に読んだ『虫食い』などには全く抱かなかった感覚だ。ビルア種の耳や尻尾の動きなど、木原さんのユーモアは随所に出てくるのだが、恐らく私個人的に木原さんの文体がファンタジー色濃い作品と合わさるより、現代劇と合わさった方が遥かに好みなんだろうな、と言うこと。モノローグばかりになるから音声化作品となると難しいのかもしれんが、全6話読んだ後は、第3話こそ音声化して欲しかった、と切に思った。

  • ううううんなんだろうこの…上巻でわくわくしてただけにとても残念な感じ><ハイビルアの謎の種明かしの辺りやSF一直線なネタにはなるほど~となったんですが、後になってもあれこれ新要素が出てくるものだからラストが酷く急ぎ足に思えた。これはいっそもっと巻数増やしてじっくり締めに掛かった方がよかったのでは…上巻三話目の二人のその後も期待していただけに出てきてくれなかったのが残念でした。短編×3という見方をすればまあ仕方ないのかなという気もしますが、それにしては一本のストーリーに纏める書き方で終わっているので、あの二人だけ除け者にされてしまったように見えるw
    そしてもうほとんどBL<<<一般のSF作品にしか見えないので、エロ描写が邪魔に思える。微妙な心地。個人的には、義体に入った後にライヴァンがムラムラして迫っちゃう(?)的な描写から必要なかった。二人でベッドでくっついて耳やら尻尾やらもふもふしてるだけで十分萌えた。その程度のライトなBLの方が似合いそうな作品でした。
    挿入シーンは終わり際に取って付けた駆け込み描写にしか思えなかった…。肌に合わず無念。

  • おわりの章の主人公は少女ミアも芭亜斗もどちらもアクティブです。
    芭亜斗の変わりっぷりは凄い。

  • BLじゃなく近未来のSF小説(笑)
    人間と、ワクチンの副作用による突然変異で犬の様な尻尾と耳を持つ人種(ビルア種)が共存する世界。
    これは人間とビルア種、その上のハイビルアの愛の物語

    "はじまりの章"がチキン肌になるくらいの内容だったので、
    後半どうなるかと思ったら…いい話だった。

    やっぱ愛だよ愛!!(〃艸〃)ムフッ

    上手い具合に話がリンクされていて、さすが木原大先生!!(b^ー°)
    お気に入りの一冊になりました。o(^-^)o

  • 今回の本のメインであるバートのお話も良かったですが、私はミアのお話がとても好きです!
    本当は好きなのに好きって素直になれないミアが可愛いすぎました。
    今回は読んでいくうちに、どんどん上巻の話が思い出されてあれはこうだったんだ!と話の糸が繋がっていくので、とても面白いです。
    読み終えたあとは、この本の登場人物達が幸せになれますようにと願わずにはいられないです。

  • めちゃくちゃ好きな本。個人的には今年のいまのところ一番。
    上巻読んだだけだと普通に面白い程度で終わるかもしれませんが、なんてったって下巻。下巻面白すぎる。
    ただ読んでてちょっとだけ人を選びそうな本かなとは思いました。私は大好きでしたが。
    個人的に芭亜斗とライヴァンの組み合わせがドツボでした。

    この独自の世界観で、今まで出てきた登場人物たちの未来や、ほかの人たちの物語をもっと見たいと思いました。薄い本でいいので続編せつに希望です。

  • 着地はよかったと思う。
    けど、自分はやっぱりファンタジーは無理だと再認識。

    犬耳、まではよかった。ビルア種の存在とかは。
    ハイビルアが何故ハイビルアになったのかという原因から
    あーこういう展開は好きじゃないかも、というわけで
    ★3個。
    寄生、というのがどうも何かの(例えば映画の)二番煎じな感じが否めず…。
    キャラ間の人間関係は凄くよかったし好きだったけど
    話を作りこみすぎて、逆にそこが中途半端というか
    強引すぎというか、ご都合主義と感じてしまった。

    好き嫌いの問題、なんでしょうね。
    寄生、な話がなければなぁ。

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著者プロフィール

木原音瀬 (このはら・なりせ)
高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。不器用でもどかしい恋愛感情を生々しくかつ鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてボーイズラブ界の芥川賞作品と評され、話題となった。ほかの著書に『秘密』『さようなら、と君は手を振った』『月に笑う』『ラブセメタリー』など多数。

「2018年 『罪の名前』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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