一穂ミチ ファンブック~long hello~

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  • 新書館
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403221149

感想・レビュー・書評

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  • やっぱ林檎が好きだな。先生と志緒ちゃんに一番萌える。あと、片喰と初鹿野すき。

  • 出版社の垣根を超えていて嬉しい。書き下ろしSSも半分近くを占めていてお得。諸々の企画についてはまあ…(苦笑)でも一穂さんのページは、面白いのが多かった印象。特にスパダリには笑った。藤堂さんと藤澤さんのところに納得。こういう読者から離れた作者目線、貴重で面白いなあ。

  • おめでたいですね。出版社またいでてすごいですね。でも書き下ろしが人気作しかなくて、しょうがないとはいえ正直がっかりしました。

  • 10周年記念ファンブックはデビュー元であるディアプラスさんから、レーベルを超えて全作のキャラクター人気投票、ランキング上位11カップルの書き下ろし小説に特典冊子やペーパー掲載のショートストーリーの再録、ロングインタビュー、100の質問、こぼれ話エピソード、栫くんの人生相談(ばくしょう)と、二宮悦巳先生によるワンダーリング書き下ろし漫画、お祝いコメント、聖地巡礼ガイド、全作セルフライナーノーツ…と、ちょっとむずがゆくなるこれぞ「ファンブック」な豪華仕様。

    いろんな作家さんが○○周年をやってるけどハードカバーでこれだけのお遊びとサービスめいっぱいの本が出せるのは一穂さんならではですねきっと。そんなわたしも花咲く家路と僕のスター以外ぜんぶ読んだし、同人誌も買えるのはほぼぜんぶ持ってる…。
    とりあえず「スパダリをさがせ!」コーナーの栫くんと和章さんへのコメントにせいだいにふきました。笑
    メーター振り切れた一穂キャラの強さと、彼らの振り切れた人間像に焦点をあてるまなざしはよきかな。

    Tonight,the nightとアイズオンリーのショートストーリーがないのは大洋さんと大人の事情があってですかね? アイズオンリーは知らないけどTonight〜はペーパーあったもんね。
    どしゃぶり&ナイトガーデンのラフ絵には漫画家さんだなぁ、さすがだなぁとしみじみ。
    旭テレビのみなさんも見たかったなぁ。
    ※もしかしてイエスノーの総集編で見れますか?
    新聞社フェアの集合絵、モノクロでも小さくてもまた見れてすごくすごくうれしい。大好きなカットです。

    人気投票はあ〜〜なるほど〜〜と納得の結果。
    (二月に登場したばかりのなっちゃんのぶっちぎり人気すごい。わたしもすきです)
    コメントを読んでふむふむとなり、あまり自分の話をするのは…という一穂さんらしいインタビューにほうほうとなり(似顔絵めっちゃ似てらっしゃる。笑)、書き下ろしはどれも「らしさ」とさじ加減がたまらない。
    特典はほぼ入手出来てなかったので読めてうれしい。一哉のお母さんのくだりで泣きました。
    一哉のお母さんの元への墓参りのエピソード本当に大好きなんですよ…。オムライスでの涙はそこに繋がってたんだね。
    各作品の「お母さん」はご自身のお母さま像が少なからず反映されているというところにはほうほう、と。
    一哉ママと国江田母がすきだなぁやっぱり。
    お祝いコメントは金ひかる先生の「アロー」コンビ&アホ美ちゃんに会えてうれしいなぁ、他の漫画家さんたちに描かれたキャラクターも魅力的!、作家さんコメントの奥深い洞察と愛に頷くばかり、と盛りだくさん。なんだか懐かしいノリがうれしい。

    この10年で繰り返し描かれてきたモチーフやこの人はこの人の原型?といった片鱗は見えますが(Don't touch meはやっぱりイエスノーの原型だよね)、これだけの人間像と固有の生き方、人生像の捉え方が作品の数だけある、というのを改めて見つめられて、物語が幕を一旦下ろした後も人生が続いてることを見守られてしみじみとうれしい。
    どしゃぶり、林檎、新聞社のみなさんは特に時間の経過と共に変わりゆく日々を隣にいる相手と大切に積み重ねているのがわかってすごくグッときます。
    志緒ちゃんと先生の9年を行き来できる喜びよ。

    特典ペーパーはどしゃぶりのふたりの、ナイトガーデン組のエピソードともリンクした一場面。
    お互いのパートナーがそれぞれに、唯一無二のかけがえのない相手だったもう二度と会わないことを決めた「その人」の幸福を祈っていること、それぞれが喪失の痛みをきちんと乗り越えて隣にいることを選んでくれたことを知って、敢えて言葉にはしないこと。
    柊ちゃんの優しさに、一顕のほんの少しばかりの寂しさに、ここにしかないいとおしさにひたすら胸が詰まりました。
    しみじみと楽しさがこみ上げる一冊でした。ありがとうディアプラス。特典冊子も忘れず申し込みます。

    ※ところで申し込み冊子にどしゃぶり、林檎、新聞社の番外編は入らないらしいというのはそういうことなんですね。よっしゃ。

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著者プロフィール

2007年作家デビュー。以後主にBL作品を執筆。「イエスかノーか半分か」シリーズは20年にアニメ映画化もされている。21年、一般文芸初の単行本『スモールワールズ』が直木賞候補、山田風太郎賞候補に。同書収録の短編「ピクニック」は日本推理作家協会賞短編部門候補になる。著書に『パラソルでパラシュート』『砂嵐に星屑』『光のとこにいてね』など。

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