アフリカの音の世界 音楽学者のおもしろフィールドワーク

  • 新書館 (2000年6月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (259ページ) / ISBN・EAN: 9784403230769

みんなの感想まとめ

アフリカ音楽の魅力を深く探求する本書は、音楽が持つ社会的な意義や文化的な背景を豊かに描き出しています。著者は、アフリカの音楽が単なるエンターテインメントではなく、すべての人が共有できる社会的経験である...

感想・レビュー・書評

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  • 音楽学者 塚田健一 「アフリカの音の世界」音を創り、音を遊び、音を生きるアフリカ音楽を巡る紀行文。

    著者が伝えたかったアフリカ音楽の感性は「音楽は 才能に恵まれた音楽エリートが、その能力を持たない聴衆に対して行うことに意味があるのではなく、すべての人間が社会的経験を分かち合うことに意味がある」ということだと思う

    アフリカに アルプスのヨーデルや演歌のコブシがあることに驚く

    アフリカ音楽の特徴
    *言葉を文字でなく、音の響きで伝える
    *アフリカ音楽のあらゆる面に行き渡る「正確にずらす」リズムは 絡み合う個々のリズムでなく、それらが絡み合うことでできる「総和」としてのリズム
    *楽器は その文化に生きる人々のアイデア〜人間の知恵の器であり、生き物のように成長している〜時代とともに形を変えていく
    *音楽は時として強く政治性を帯びる〜人種差別の不条理と闘うため、音楽によりアフリカ人としてのアイデンティティを表現





  •  コンサート、音楽会の時に、演奏する側(演奏家)と聴く側(聴衆)がはっきりとすみ分けされている。前者は音楽的才能に恵まれた特別な人々、後者はその能力を持ち合わせない人々といった分け方が暗黙の上に介在している。
     アフリカの多くの村落社会では、そのような住み分けや二分法は基本的には存在しない。

    そうなのです!
    アフリカに足を踏み入れて、その音楽の場に居合わせてしまった人。日本にいても、そのアフリカ音楽を体験してしまった人には
    いうまでもない言葉ですね。

    私もその一人です。
    そんな音楽に出逢うと
    なにがこんなにも心を揺さぶられるのだろう。
    なにがこんなにも楽しくさせてくれるのだろう。
    そんな時に出会った一冊です。

    ー歌ったり、踊ったり、音楽したりする能力は、人間である限り誰しも持ち合わせているのだ

  • アフリカでは、西洋が音を記号化して可視化したのに対して、音は耳で捕らえるものだから、より響き自体に敏感になっていった。複雑なリズムやトーキングドラムのルーツがここにある。

  • 知らないことがいっぱい。アフリカは本当に魅力的なところだ。

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著者プロフィール

東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了。ベルファスト・クイーンズ大学大学院社会人類学科博士課程修了。Ph.D. 現在、広島市立大学名誉教授。著書:『アフリカの音の世界』(新書館)、『Kenichi Tsukada & Ryuichi Sakamoto Selections: Traditional music in Africa』(共著、エイベックス)、『アフリカ音楽学の挑戦』(世界思想社)、他。


「2016年 『アフリカ音楽の正体』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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