靖国問題の精神分析

  • 新書館 (2005年8月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (285ページ) / ISBN・EAN: 9784403231032

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  • 「一神教vs多神教」と同じ岸田秀と三浦雅士の対談本だが、前作において三浦雅士が岸田秀の良さを引き出す良きインタビュアーとなっていたように見えたのに対し、この対談では三浦雅士が、「官僚病の起源」で岸田秀が展開した理論によれば靖国問題はかくあるべし、という考え方を岸田秀本人に説いているのがとても面白くて印象的。岸田秀も持論を展開しながらも、三浦雅士に寄り切られているようにも見え、箇所によってはタジタジという面も。三浦雅士の鋭さを再認識できたうえ、岸田理論が既に本人の手を離れた一般的な思想になったようにも見えてとても面白い対談になっている。アメリカ、中国の精神分析もしてほしいと切に願う。
    ■靖国神社というのは軍部、特に旧日本陸軍が所管していた神社ですよ。侵略戦争の戦死者を祀って戦意を高揚させるために設立されたものです。だいたい祀るというのは、日本の伝統で言っても、殺した相手、征服した相手をなだめるために祀るのであって、自分の側の戦死者を祀るものじゃあないでしょう。(三浦)

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著者プロフィール

精神分析者、エッセイスト。1933年生まれ。早稲田大学文学部心理学専修卒。和光大学名誉教授。『ものぐさ精神分析 正・続』のなかで、人間は本能の壊れた動物であり、「幻想」や「物語」に従って行動しているにすぎない、とする唯幻論を展開、注目を浴びる。著書に、『ものぐさ精神分析』(青土社)、「岸田秀コレクション」で全19冊(青土社)、『幻想の未来』(講談社学術文庫)、『二十世紀を精神分析する』(文藝春秋)など多数。

「2016年 『日本史を精神分析する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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