チタ ハプスブルク家最後の皇妃 (Shinshokan history book series)
- 新書館 (1995年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (373ページ) / ISBN・EAN: 9784403240386
感想・レビュー・書評
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貴重で稀少な評伝だけに、完全に中立の立場から書かれていないのは惜しい(著者はかなり皇妃寄り)。「最後の皇帝」夫妻は完全に時代を読み誤り、死ぬまでそれから解放されることはなかったものの、とにもかくにも激動の生涯を彼らなりに誠実に、真摯に、懸命に生きぬいたことは伝わった。
ツィタ(どうにも表記になじめないのでこちらで)はわずか30歳で寡婦となったが、つまり夫はあまりにも短命だったわけで、たぶん精神的なショックも小さくはなかったその早世も含めて、賢王の器ではなかったのだろう。それでも、歴代の「ハプスブルク家皇帝の誰よりも王冠に威信を賭けて、闘い続けた」皇帝だった、という記述は胸を打つ。時代が違えば、それなりに無難で幸福な統治者として終われただろうに、と無常感が募った。
2015/9/10〜9/12読了詳細をみるコメント0件をすべて表示
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