- Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403320293
感想・レビュー・書評
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・バンクーバー五輪(2010)世界選手権(トリノ、2010)までのフィギュアスケートの歴史がざっくりわかる
・2022年になっても活動されているコーチ、コリオグラファーのプロフィールも記載されている(2010年時点のものなので情報は古いが…)
・文章が淡々としているので、やや退屈だが当時の注目の日本選手や海外選手のカラー写真が載っているのでフィギュアスケート好きな人にはオススメ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんとなくわからなかったところがわかった、フィギュアって奥が深いね。しかし、P.40の“負けるとも劣らない”はいただけない。
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C0075 ジャッジの詳細内容の見方も載ってました。コーチはもちろん振付師まで扱ってます。
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この手のガイド本は、まあ面白かった・・・くらいのことが多いのですが、これは買った良かったなあという満足感がありました。ワールド・フィギュアスケート編、しかもほとんどの文章は田村明子さんが書いているのですから納得です。
最近ファンになった方には題名どおり「よく分かる」内容になっています。
いやいやずっと前からファンですよ!という方でも、今までの歴史をそらで言える人はあまりいないのでは?知っていることでも時系列にきちんと解説してあると、そうだった!そういうことがあったよね~って、改めて思い出して感動出来ます。
特に良かった記事は「スケーターで読むフィギュアスケート史」です。5つの時代に分け、それぞれの区切りはもちろんオリンピック。
札幌、サラエボ、リレハンメル、ソルトレイク、バンクーバー、地名を聞くだけでファンにはそれぞれ思い出すものがあるのでは?
結果的には五輪金メダルも世界タイトルも持っていないジャネット・リンですが、日本中のハートをつかみ今でも多くの人の記憶に残っているいます。私の記憶にも。
そしてあまり一般に報道されることがない、コーチとコリオグラファーについてもそれぞれ章を設けて大勢紹介しています。
天野真が質問に答える形のフィギュアスケートQ&Aも、図や写真を交えて分かりやすい。
いままでの冬季オリンピックと世界選手権の全メダリスト一覧表が付いています。ネットなどで調べれば出てくる資料なんでしょうが、こういう形で見れるというのは嬉しいです。
ビジュアル雑誌風の大判フィギュアスケート本も良いのですが、私は文章を読むのが好きなのでこういう解説本につい手が出ます。
最近も、現役選手村主章枝さんやニコライ・モロゾフコーチが書いたものを読みましたが、外から切り込む田村明子さんの取材力の方がやはり勝っているかなと思います。
題名どおりの内容ですから、お勧めしたい本です。