ロマンチストなろくでなし (ディアプラス文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403521430

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  •  どうしようもないろくでなししか好きになれない和志は、人気小説家である姉・寧子の新しい担当編集者・伊勢に会う。
     当初は、男前で仕事のできる男なんて恋愛対象外だと考えていた和志だったが、伊勢と接触を持つうちに、段々と伊勢のダメなところも見えてくる。おまけに、和志が寧子の書く小説のモデルだと伊勢にはすっかりバレている雰囲気もあり、強引に伊勢に口説かれる。
     押しの強い伊勢にだんだんと惹かれていく和志だったが、実は寧子も伊勢のことが好きで、なんのかんのと自分を助けてくれている寧子に恩を感じている和志は思い悩む。

     それでも、伊勢は強引に口説いてきて……という話でした。

     今までろくでもない恋愛しかしたことがない和志に振って沸いた「思われる恋愛」に、戸惑って振り回される話。
     最後は当然ハッピーエンドなんですが、「本当にそれでよかったの?」と思うところもあり。
     自分が思ってるほど、恋愛って実は難しくないんだ……というところに早く和志が気づいてくれるといいなあと思うラストでした。

     受けが大人なジタバタをする小説がお好きな方にはオススメします。

  • この方の文章はさらっとしていて読みやすい。読みやすすぎてさらっと終わってしまった。この方の素敵ドラマCDを耳にした時に、渡海さん祭りが自分の中で起こって読んだものの中の1冊。(でも活字は読むのに時間がかかるのですぐに祭りは終了した)(嗚呼3日ぐらい無睡眠でも元気に活動できる身体が欲しい)

  • 渡海さんの小説で2番目に好き。

  • ★4.5。好きな子はいじめちゃうタイプのからかい攻、好きなんだよな…。俺様だけど両想いを確信した上での強引な口説き方は憎めなくて、いつの間にか自分のペースに乗せちゃうスマートな余裕攻に萌える。「そろそろ素直になっても罰は当たらないと思うんだけど」「どうして素直にならないんだ、俺のこと好きなくせに」「好きって言ってみな」←こんなん言われたらそりゃツボだ。欲を言えば、からかい無しの甘々イチャイチャも見たかったな。今度は攻が余裕を無くすような続編あればいいのに。

  • かぎりなく☆2つに近い☆3つ・・・
    まー、どっちでもいい感じ?

    この人も(私的に)ムラがあるなあ。

  • すごい好きで何回も読みましたw

  • お姉さんと親友くんが好きです。

  • 寧子が好きすぎます!ブラコンな姉いいですよね。
    というか私はBLに出てくる女性たちで好きなキャラは本当に好きだなー
    いいのかな?でもだめだよ!あ、でも…
    みたいな和志の心境がなんかこころに痛い。
    けど寧子が弟思いでほんとうによかった。

  • 【あらすじ】
    人気小説家の姉、寧子の新しい担当編集・伊勢は仕事のできる男前。寧子はすっかり夢中だが、和志は伊勢が苦手だった。美容師業の傍ら寧子の世話をする和志は実のところ、寧子の描く恋愛小説のヒロイン・ユイコのモデルであり、ろくでもない男の好きなホモ。誠実そうな伊勢は好みではない。だが街で偶然出逢った伊勢は、人が悪くて強引で、しかもユイコに惚れていて…!?書き下ろしイージー・ラブロマンス。

    【感想】
    作家買い

  • 題名の、『ロマンチストなろくでなし』は登場人物である小説家の寧子、その担当伊勢、寧子の弟和志それぞれを指すそう(笑)
    ハイテンションな話ではあるんですが不思議と涙を誘われる場面もありました。
    ろくな男に恋をしない、そして恋をしたら尽くす乙女思考ゲイの和志、ブラコンの寧子、恋愛において煩わしい想いしかしたことが無い伊勢。
    伊勢が、和志への行為を示す一方…和志はそれを拒んだり疑ったり…しかし惚れさそうとする伊勢はかっこよかったです^^^
    寧子の小説の登場人物に惹かれる伊勢、そのモデルが和志だと知っても、「いい男が現れなかっただけだ」とか言って…和志が伊勢をツボだ!って思った瞬間、私もシンクロしてツボだ!と思いました…設定とか諸々。
    とにかく一回読んでみな!と自信を持って勧められる作品です。夏乃さんの淡泊な絵に、渡海さんの濃いエロが…なんかますます隠猥な感じがしました(笑)

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