- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403521461
感想・レビュー・書評
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年下攻めだと若気の至りで何をやらかしてくれるかとどきどきしてしまいますが、最後には格好良く成長していて良かったです。
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2011初秋読了
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恋愛に至るまでの過程と、恋人同士になった後、年齢差のある二人が社会的・精神的な意味の両方で対等になっていくまでの部分がきちんと書かれています。
それプラスいつき先生独自の登場人物の職業についての丁寧な説明(いつき先生の本には毎回何かしら特殊な職業の登場人物が出てきます。多分そういう分野がお好きなんでしよう)がくどく無く噛み合っていて、清冽な印象が残ります。たぶんそれはこのお話が、恋愛小説であるだけでなく、主人公が成長していく話だからでもあるのでしょう。
星一つ減らしたのは途中恋人である香月が三年前と同じ過ちを繰り返そうとしたところがあって、主人公があまりにもかわいそうに感じられたから。最後にはきちんとそんな香月も包み込んでるので気持ち的には限りなく5に近い4です。 -
博物館、恐竜といった要素が含まれていることもあり、雰囲気がとてもある作品です。子供の純粋さが大人の嘘を崩したときそこに生まれるものが、すごく素敵なものだと思えます。そして、恋を覚えた少年が成長する姿も一緒にドキドキできます。
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★あらすじ★
十八の夏に出会った恋が少年を大人へと成長させてゆく。校外見学でやってきた博物館でアンモナイトの化石を割ってしまった浩紀。だが、いつものように適当に流そうとした浩紀を学芸員の香月は本気で叱った。真面目で融通がきかない彼に反発を覚える浩紀だったが、博物館に通いつめるうちに博識で可愛いところのある年上のひとにいつしか惹かれてゆき -
なんかよかった。