恋は甘いかソースの味か (ディアプラス文庫)

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  • 新書館
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403521669

感想・レビュー・書評

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  • 上司のパワハラが原因で人の視線が気になり始め、勤め先を休職していた亘。
    だが大のたこ焼好きの亘は、その日勇気を出して評判のたこ焼屋に足を運んだ。
    そこで再会したのがかつて通勤電車のなかで知り合い、たこ焼談義を交わしていた徳田。
    彼は脱サラし、たこ焼屋の店主となっていたのだ。
    徳田の視線にはなぜか緊張を覚えない。
    亘はリハビリを兼ね、彼の店を手伝うことになるが…?ソース風味、ナニワの恋の物語。

  • 関西弁×関西弁
    久我さんの作品の関西弁はナチュラルで好きです。

    お互いがお互いを思い遣ってて、よい読後感でした。
    亘は自分を受け入れてくれた徳田に甘えすぎてはいけないと不安を抱えながらも一生懸命がんばるところが、まっすぐで健気です。
    徳田は自然に亘の負担にならないように、かつ前に進みやすいようにとふるまってくれるところが素敵でした。

    あとたこ焼きの魅力がたくさんですごく食べたくなりました。

  • たこ焼き屋と、休職中の高校教師。
    読んでいて無性にお腹が空きました。
    アツアツふわふわ、外はカリッとしたたこ焼きが食べたい…!

    休職の理由という恋愛以外のテーマもあり、飽きずに読ませてくれます。

  • 上司のパワハラで視線恐怖症になり気味で、教師を休職していた亘。
    大のたこ焼好きの亘は、勇気を出して評判のたこ焼屋に足を運ぶ。
    そこでたこ焼きを焼いていたのは、なんと以前通勤電車の中で知り合い、たこ焼談義を交わしていた徳田。亘はなぜか徳田の視線だけは平気だった。そこで亘はリハビリを兼ね、彼の店を手伝うことになって…。

    たこ焼きが食べたい。読み終わった直後の言葉がこれです。
    こんなにたこ焼きを魅力的に描いた本は初めてです。

  • 職場のパワハラのせいで視線恐怖症になり、休職を余儀なくされた高校講師・亘と、脱サラしてたこ焼屋を始めた男・徳田のナニワの恋の物語(原文ママ)。視線恐怖症でまともに外も歩けない亘。だが、徳田のタコ焼屋を手伝うことで次第に周囲とも打ち解け、自分の進むべき道を模索し始める。徳田の告白により2人は両思いになるが、やがて亘は自分に対する徳田の態度が不自然なことに気づく。実は亘同様、徳田も心の傷を抱えていた…み・た・い・な。テンポよい大阪弁で交わされる会話も楽しく、たこ焼もおいしそうで、挿絵もステキなんだけどな…。なんだかな、徳田がコワイ。亘も教職が嫌いなわけじゃないのに、結局徳田に押し切られた感じになって、「これから何があっても2人で乗り越えて行こう」みたいなノリになっちゃってるし。大丈夫かこの2人…。

  • これ、いいわ!

  • 内容
    上司のパワハラが原因で人の視線が気になり始め、勤め先を休職していた亘。
    だが大のたこ焼好きの亘は、その日勇気を出して評判のたこ焼屋に足を運んだ。
    そこで再会したのがかつて通勤電車のなで知り合い、たこ焼談義を交わしていた徳田。
    彼は脱サラし、たこ焼屋の店主となっていたのだ。
    徳田の視線にはなぜか緊張を覚えない。
    亘はリハビリを兼ね、彼の店を手伝うことになるが…?
    ソース風味、ナニワの恋の物語。

    ================

    物凄くタコ焼きが食べたくなるお話でした。
    (一駅先のおいしいタコ焼き屋さんまで読み終わった後行きましたとも!!)
    ほのぼのしてて、山あり谷ありですが、乗り越え、いいお話でした。
    純愛BLがギュっとしてる本。

  • たこ焼きのおはなし。

  • とにかくたこ焼きが食べたくなる本。

  • ぶっちゃけ表紙買いの本でしたが、著者の本は結構読んでて損はしないなと感じていたんですが、楼は関西弁があまり好きでないので読みにくいかなぁとかおもったんですけど、そんなこともなくて、しかもおもしろかった!びっくり!オススメ。そしてたこ焼きがたべたくなる。

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著者プロフィール

(くがありか) 2003年ディアプラス文庫『キスの温度』(新書館)にてデビュー。BL各社で活躍する小説家。

「2020年 『君と狸と幸せごはん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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