1~5巻を一気読みして、記念にレビューです。
最終巻です。
もう、怒涛ですよ。
容赦なく戦地に駆り出され、生きるか死ぬかの死闘を繰り広げています。
明日の戦いで死ぬかもしれない、でも彼がいるから安心して戦えるし死ねる。
抱きしめあって、寝静まった宿営地の天幕の中で、声を潜めて抱き合う二人にホロリときました。
きっと、どちらかが殺されたら、その仇を切り殺して後を追う覚悟なんだろうなと、切なくなりました。
しかし、しんみりもしていられません。
まさかのクロード登場です。
ガブリエルをさらって欲望を果たしたあのクロードが、よりにもよって援軍として合流したのです。
ガブリエル(受)もベルナール(攻)も、クロードが憎くて仕方ないのです。
この先の件は、伏せます。
ぜひ、読んでいただきたいので。
兎にも角にも、おもしろかった!
歴史に沿って書かれているので、アンリという名前の人物が複数出てきたり、考え方がその時代の独特の物だったりして混乱したりもするけれど。
細かいことは、いいの。
楽しかったし、萌えました。
同じ作者さんの、20巻近く出ている時代物タイムスリップの話に手を出そうか、ものすごく悩んでいる今日この頃です。