オールトの雲 (ディアプラス文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403522086

感想・レビュー・書評

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  • あれ、なんだろ萌えなかった-_-b
    期待し過ぎてたのかな…2010年度BL小説部門6位だし、イラストは幼馴染みものでは鉄板の木下先生だし!
    太陽が流星を好きになる過程は分かるんだけど、流星の気持ちがイマイチ伝わらず…。うーん、そもそも私の中では掛け算逆でした(´Д` )色白ハーフで人見知りって受け要素満載じゃない!?
    書き下ろしも、再会して二人の邪魔をしたのが義理の兄妹の子供達だけって…微笑まし過ぎる(^^;;
    とは言え、文体は非常に美しく特にハワイの空と雨と虹、自然の描写が匂い立つように生き生きと表現されていて素晴らしかった。オールトの雲というタイトルから来る空気感も好き。木下先生の表紙も美しい!…なのに残念。他の作品に期待します。

  • もしかしたら一穂さんは、人を好きになっていく心の動きを書くのが
    苦手なのかもしれない。
    でもなんか…このまま行って大丈夫なんかな、という感じ。
    この作品、別にお互いじゃなくてもいいというか、単なる友情ものでもいいというか。
    お前じゃなきゃ駄目だって要素が見つからなくて、またまたストンと好きになってましたな展開で。
    無駄な会話をもっと削って、その分を心理描写に回せないかな。
    BLの醍醐味って、やっぱりじりじりと近づいてく心の動きだと思うので。

    うーん。
    次回作に期待! 好きだから、やっぱ買っちゃうんだよなぁ。

  • ふんわりとした雰囲気。
    文章の雰囲気は好きなんですが、序盤はちょっと自己完結しすぎているというのか、説明不足だなと思う所もありました。

    「二人は互いに好意を持っている」という前提の上で読まないと、展開に置いて行かれてあれ?となります。
    好きな感じなだけにそれが残念。

    木下さんのイラストがよく似合っていると思います。素敵。

著者プロフィール

2007年作家デビュー。以後主にBL作品を執筆。「イエスかノーか半分か」シリーズは20年にアニメ映画化もされている。21年、一般文芸初の単行本『スモールワールズ』が直木賞候補、山田風太郎賞候補に。同書収録の短編「ピクニック」は日本推理作家協会賞短編部門候補になる。著書に『パラソルでパラシュート』『砂嵐に星屑』『光のとこにいてね』など。

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