兄弟の事情 (1) (ディアプラス文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403522178

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  • 兄×弟と聞いて(ただし本当の兄弟じゃない)。しかも俺様攻め!?ハァハァ→レジの流れ。

    結果→萌えはないがキュンはある。攻めは終始俺様自分勝手。
    でも昨今の記号としての俺様を鑑みるに「俺様って実際こういうもんかもしれない」とはちょっぴり思った。健気受けも健気と言えば聞こえはいいけど、ナヨナヨウジウジしてるからそこがキライな人にはオススメしかねる。
    (一応、そういう性格のバックボーン自体はしっかりしています)

    受けの「自分の気持ちを封じねば」という気持ちとは裏腹に、攻めに振り回され続けて段々疲れていって……みたいな展開が読んでてズキズキ胸に来た。切ないー!!
    だからこそ、攻めのデレが弱くて「ええ~!」って思ったよ!!攻めはもっとデレていい。

    あとそういうキャラだとは分かっていても、和臣はあまりに無神経すぎやしないかと。
    心が通じて始めてのせくろすであんなに無神経な事をバシバシ言われると、「本当にこいつと結ばれて幸せか?」と思ってしまう。

    各キャラの性格付けに対して、それに起因する事情や過去がちゃんと書かれてたのは、掘り下げが深くて説得力がありました。安易なキャラクター付けで記号的なキャラクターが多いやおい界において、ちゃんとリアリティーあると感じた。

    ちなみにその後、2が発売されてたので読みました。2まで読んでこそ萌えられる作品じゃないかと思う。
    2は結構良かったです!

  • 個人的にこの攻の良さはわからないけど、心理描写が繊細で面白かったです。
    インプリンティングって怖いなー。

    挿絵の人は割と好きな方なのですが、この受はきゃるっとしすぎてて苦手。性格悪そうな攻の方はさすがです。

  • 私自身のBLの入口の一つとも言える作品。当時は日野さんとしもんぬのお芝居に心打たれ、とにかくドキドキして聞いていた気がする。今改めて文字で読んでいても、二人の声で再生されるし日野さんの「写メ撮っていい?」とか「恥ずかしいのとか痛いのとか嫌だけど我慢して和臣のこと好きだから嬉しくてこう言うのしてるのに〜」とか「馬鹿じゃないの×3回」のあたりのしもんぬの可愛さとか、ほんとやばい!もう何年も経ってるのに今でも鮮明に再生できるとか感動した!w
    文字面ほんと和臣は最低なやつで、前半はほんと嫌いだった!ww

  • どうしてもこの攻め様が俺様すぎて 好きになれない・・・!これから もっとじゅりに溺れていってくれな いと!長男と茜ちゃんが可愛い。続 き早く読もう。

  • 可愛くて賢くて働き者と評判の水橋家の三男・紬里。だがそんな紬里はもうずっと、俺様でいい加減で女にだらしない次兄の和臣が好きだった。元より和臣には言いなりになる便利な存在としか思われていない。養子である自分が家族の輪を壊してはいけないという思いもあり、諦めたいのに諦めきれずいたある日、紬里は和臣の友人に寝込みを襲われかける。だが助けてくれたはずの和臣の手を出され!? オール書き下ろし

  • この人の2作目なんだが、前のも、義兄弟の話だったなー
    俺様兄×健気受け・・・・きらいじゃないけど、
    兄の俺様振りが激しすぎて、きゅん♪と来る前に、
    お前、どうしてこれが好きなんだよ・・・って疑問が大きすぎた(笑)

  •  可愛くて賢くて働き者と評判の水橋家の三男・紬里。
     けれど、そんな紬里は、もうずっと俺様でいい加減で女にだらしない次兄の和臣が好きだった。けれど、紬里は和臣には言いなりになる便利な存在としか思われていなくて、タバコを買いに行かされたり、後片付けをさせられたり……
     養子である自分が家族の和を壊してはいけないという思いもあり、紬里は和臣に対する想いを諦めたいのに、諦めずに悶々とする日々。
     そんなある日、紬里は和臣の友人に寝込みを襲われかける。だが助けてくれたはずの和臣に手を手を出されてしまい、紬里はその経験が忘れられなくなってしまう……

     というような話でした。
     和臣は、家に自分の友達をいっぱい連れてきて、紬里にご飯を作らせ、後片付けをさせ、足りないものは買いに行かせ、おまけに女をとっかえひっかえ……と「俺様」というのも俺様に失礼な感じの男の人で、俺様というよりはむしろ横暴……。
     そんな和臣をどうして好きになってしまったのかわからないけれど、拾ってくれた恩そのままで、インプリティングのように和臣だけに振り回されている紬里。
     そして、和臣に手を出されたことで、紬里はますます追い詰められて、だんだん体調とかも悪くなってきて……と。
     和臣は和臣で、紬里に手を出したことで、それを「悪くない」という自分に気が付いて、でも、もう一回手を出したら、思い切り紬里に拒否されちゃって、泣かれて……
    「紬里に泣かれたくない」という思いが自分の中にあるのに気が付いて困惑する……
     とそんな感じで、結局は和臣も紬里のことを好きだと思ってハッピーエンド……なんですが。
     渡海先生の本ってもっと胸がぎゅっとなる小説だと思っていたので、そういう意味では、ちょっと期待はずれ。普通のBL小説くらいのぎゅっと具合でした。
     でもまぁ、それって結局のところ、期待値が高すぎるので、しょうがないといえばしょうがないのかなー……とは、思っています。

     普通に読む分には十分、面白かったです。

  • 渡海さんの本はあたしの中でいろいろ革命起こしてくれましたが
    今回はそこまでぱっとしなかったかなーってのが本音。
    なんだろう?
    傍若無人な受けの子は好きなんですけど…
    攻めが傍若無人で受けの子が振り回される展開はあんま好きくない。
    兄弟は基本駄目なタイプなのですが…
    血はつながってない義兄弟は大丈夫です。
    じゅりはかなり好みな感じでした。
    一生懸命で一途でこういう子かなり好みなんですけど…
    和臣にいいように振り回されるだけ振り回されてってのが
    なんか納得いかないなー。
    ストーリー的には王道というえば王道なんですけど…
    受けの子はなんか一生懸命に恋してるのに対して
    攻めキャラは女とやってる描写があるやらなんやらで…
    ある意味、読んでて可哀想になります。
    結局、じゅりは好きだけど自分は血の繋がらない兄弟としての負い目みたのもあるし
    それが兄弟の関係をおかしくしたくないし、育ててくれた両親たちを
    裏切りたくないみたいな…本当にいい子だよ!!
    和臣だっけ?ノリが…軽い、軽すぎる。
    あー。なんだろう?俺もおまえのこと好きかも?そうなんじゃね?
    という自覚あんのかないのか…
    利一朗兄ちゃんとのカプとかの方が個人的にしっくりきたかもしんないなー。
    でも茜ちゃんと利一カプは悪くないと思うんだ♪何気に。。。
    なんか続編が出てるっぽいのですが
    まぁ…どっかで見かけたら買おうかなーぐらいの感覚です。
    義兄弟カプとか嫌いじゃないけどね。年の差カプだし。
    でも今回は…うーん。不完全燃焼な感じがします。
    攻めが好みじゃないのが一番辛いかも…
    受けが好みじゃないのはある程度許せるんだけどなー。

  • 《勝手に評価》
    純情度★★★★
    俺様度★★★★★
    エロ度★★★

    【俺様×純情・一途・脇役がナイスキャラ】

  • 泣けた。
    血の繋がりのない兄弟の話。

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