普通ぐらいに愛してる (ディアプラス文庫)

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  • 新書館
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403522482

感想・レビュー・書評

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  • タイトル通り?すっごく普通の話でした。
    でも、私、こういう話好きなので楽しかったです。

    ふんわり関西弁攻め×ツンデレ男前受け。
    ツンデレというか攻めが信用できなかった、
    に尽きるので、付き合ってからは普通の男前受けです。

    ツンデレの心をほぐすのはめんどくさくて嫌いなので
    自分で考えて対応を軟化していく男前受けは好きでした。
    言動が軽いけど一途な攻めも可愛かった。
    おじいちゃんがいいキャラしてましたね~。

    まあ意外性のある展開は何一つなかったけども、
    それが心地よく楽しく読めました。
    (ただ普通すぎて一晩寝たらお話忘れてしまいそう)

    橋本あおいさんだけど、挿絵は普通に可愛い…
    と思っていたら、一カ所わざわざ
    アナルのカットインがありました。
    あれ絶対アナル描かなくてもいいところww
    さすが橋本さん、と思いましたwww

  • ずっと思い続けた関西ノリの北條×男気な南

    これは心がささくれてないときに読むことをお勧めしますwwというか、北條のノリがちょっと軽薄(本質はまっすぐないい男)ちっくな言動があるから私的には元気な時に読んでよかったなぁとww

    高校時代ずっと南に好きだ可愛い!と言い続けた豊穣と大学進学を機に連絡がなくなったあと、すったもんだの転職(入社した会社の倒産)後、クライアントとして再会。
    それは北條がいろいろ調べて南を見つけた賜物。→これはのちのちわかる。

    相変わらず好きだ、可愛いという北條に振り回されるも昔のようにすべてダメなわけでなく、いろいろ乗り越えた今だから「はいはい」でスルーして受け流せるようになって。。

    軽いのか本気なのかのギリギリで悩んでいるうちに、自分も北條に気持ちがあるのではないかという事実に目を背けられなくなる。
    一度決めると男らしい南君が素敵でした!!!

    おじいちゃんもいい味出してるし、北條君の本当はヘタレな感じも可愛かったし、3話それぞれうまく話しの流れが付くって合って楽しかった!

    最後の北條君目線の洗濯機のお話は、南君がツンデレデレになってて可愛いのなんの!
    なんだかんだ言いながら北條君を受け入れてどっしり構える南君(受けですww)とどこまでもまっすぐ変態チックに南君を愛する北條君はとても良かった!

  • 高校の時に本気なんだかふざけてんだかわからないこと言われてたら信用できないのは当然ですよね。
    北條が南と再会してから本気で落とす気だった割にいまいち本気度が伝わりにくい。
    普段は飄々としているくせに肝心なところで臆病さを見せるところも私的にはうーん…って感じでした。

    南は強気でまっすぐで男前! 非常に好感が持てました。

    北條のおじいさんがいいキャラでした。

  • 攻のキャラクターが嫌いなタイプで好きになれず、最後までページを読み進める事が出来なかった。
    ただ好みに合わなかったというだけの問題…。

  •  イベント会社に勤務している広記は、仕事を通して、高校時代の同級生・北條と再会する。
     北條は、毎日のように広記に対して「好き」だの「きれい」だの言ってきたくせに、高校卒業後、一度も連絡をよこさない男であった。
     再会後、仕事の打ち合わせであるのに関わらず、高校の頃と変わらない調子で口説いてくる。
     けれど、その言葉のあまりの軽さに、もちろん広記は信用できない。
     だからついうっかり口にしてしまったのだった。
    「信じてほしければ、行動で見せてみろ」と。
     するとそこから、北條の猛攻勢が始まり。
     自宅にバラの花が送り届けられ、毎日メールが来るようになり、食事に誘われる……。
     そんな北條にペースを乱されっぱなしの広記は……?

     という話でした。
     とにもかくにも、広記がツンデレ。
     とにかく素直じゃないんですが、ここぞという時にはしっかり腹をくくれるタイプのようで、腹をくくったらよっぽど、北條よりも男前。
     一方の北條は、押しは強いけれど、根幹のところはヘタレ。
     せっかく広記が「やろう」って言っても、「後悔してほしくない」とわけのわからないことを言い出して、据え膳を食わない。そういう時こそ一思いに行ってしまえばいいのに、行かないから話がこじれることが多々。
     でも、一回OKが出てしまえば突っ走って、やっぱり結局広記に怒られる、という感じのヘタレ×ツンデレなお話。

     広記のツンデレは、どちらかというと意地っ張りに近いのと、あんまりムードがないです。
     相手を誘うのも、かわいく甘えられないから「やれっていってんだろう!」という調子になってしまう。
     そういうのがお好みな方にはオススメです。

  • ☆3+
    とりたててないけど、なんとなく嫌いじゃないか

  • 久しぶりに読んだ久我さんの作品、とってもおもしろかったです!
    いつも笑顔で飄々とした感じの何気に腹黒関西弁攻・北條とツンデレオトコマエ美人受・南のお話でした。
    最初は北條の言動が本気なのか判断がつきづらかった所もありましたが、物語が進むにつれ、南と共に北條がどんな風に考えているのか分かり、ちゃんと嫌いから恋に、そして「普通ぐらいに愛してる」ところに発展していく流れが良かったです。
    久我さんもあとがきで言っていらっしゃいましたが、私もやっぱり「普通の恋愛が好き」だなって思いました。
    変わった設定もいいけれど、普通の何気ない日常の恋愛っていうのもいいものです。
    ページ数は結構ありましたが、サクサク読めるし、書き下ろしでは北條視点で読める(おもしろかったですw)ので、買って良かったなと思いました。
    挿絵を担当された橋本あおいさんの絵も作風にあっていて良かったです!141Pの挿絵が特に好きー!
    橋本の可愛らしいのにエロ可愛い絵が大好きです!
    久我さんの関西弁も大好きです!

  • ヘタレながらも一途な北条がとっても良かったですね♪最初の方は私も受けと同じく軽いノリの北条を信じられなかったけど、ヘタレなだけでとっても良かったです。久しぶりに久我さんの男前受けでめちゃめちゃ満足しました。でも今回はなんかHの描写がすっごく上手かったですね♪あと「目がたくさんあったら・・・」には笑えました♪

  • やっぱり久我有加さん作品はいい!面白かった〜!!ヘタレでめんどくせぇ北條(笑)と、オトコマエツンデレ広記。北條ののんびりとした関西弁と、それにツッコミを入れる広記との会話が、読んでいて笑ってしまうほど楽しかったです♪読みはじめた頃はほんと、広記と同様に北條の告白が全然本気っぽくなくて信じられなかったけど、読み進めていく内に、北條の広記への真剣な想いがちゃんと描かれていたし、伝わりました。橋本あおいさんのイラストもお話とピッタリですごく良かったv

  • 逃げるツンデレ受けと本気と思ってもらえない臆病な攻め
    押しまくるのに、肝心な所でへたれかもw
    状況が信頼をことごとく潰していくとか、かわいそうなことに。

    おじいちゃんがまたいい味出してます。
    こんなおじいちゃん公認とか、心強いですよね!


    <あらすじ>
    イベント代行会社で働く広記は、仕事で高校時代の天敵北條と再会する。
    毎日のように広記を「好きや」とからかい続け、そのくせ卒業後一度も連絡を寄越さなかった男。
    あの頃と同じ調子で口説いてくる北條の言葉を、もちろん広記は信用できない。
    だから言ってしまったのだ、「信じてほしければ、行動で見せてみろ」と――。
    そこから北條の猛攻勢が始まり!?
    逃げる受&追いすがる攻の、大人げないリーマンラブ

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著者プロフィール

(くがありか) 2003年ディアプラス文庫『キスの温度』(新書館)にてデビュー。BL各社で活躍する小説家。

「2020年 『君と狸と幸せごはん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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