- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403522598
感想・レビュー・書評
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初恋にワタワタする北條せんせがかわいいw
不器用だけれど愛情深い、仲よくケンカするいいカップルだ!
札休で出てきた真史はこういう背景を背負ってたんだなぁと、札休を引っ張り出して読みなおす。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「札幌の休日」という作品における脇役・真史と北條氏の番外編なのに私の中では高評価の作品です。
札幌の休日というのは、私がはまりたての頃に出ていた作品で、一年に一作というとてもスローペースな作品で、非常に続きが歯がゆかった記憶があります。番外編は、その点、続きでないので気楽でしたが。
北條氏は、医者なんで(?)女性にもてます。まあ、サイテイヤローが正しい評価なんじゃないかと。真史と出会うことで大切なものが変化していく。切り捨てられないものは、絶対に切り捨てないと誓う覚悟ですかね。それは、今まで持っていたしがらみやこれから出てくるであろうしがらみも含めて抱えていくと決断した北條氏はかっこいいです。いい男になったもんだ。最後は、傲慢だけどいい男。でも近寄れないな~。
真史ちゃんは、この恋が実ること自体想像していなかった。彼には、札幌に好きな人がいたから。いろいろなことから逃れて『休日』を楽しんでいる。
うっかり寝てしまった相手が北條であったのであれよあれよと恋に落ちていく(笑)だからゲイである自分が、北條氏を引き込んでいるのではないかと引け目を感じる。だから最後は、臆病な恋人。
本編の真史ちゃんは格好いい。主人公を励ましたり、突然現れたり。
でも本編と番外編のギャップに少し驚きます(他人の恋と自分の恋は違いますから)が、私は真史ちゃんのお相手妖怪(笑)・北條さんのあがきっぷりは間抜けで素敵だと思いますよ。真史ちゃんのはっきりした性格が時には災いになったり幸いになったりしますが、そこは二人で乗り越えていくことなんです。そんな二人だからこのお話が好きなのかもしれません。掛け合い漫才も楽しいです。 -
「札幌の休日」のスピンオフ。登場人物の造形(攻の人が特に…)が思ったよりも好みじゃなく残念。設定は好きなんだけどなー。