- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403523137
感想・レビュー・書評
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ほのぼのラブコメ。リーマンものなのでシリアスかと思ったら、お笑い成分満載!エロくて胸キュンで時々お笑い、という絶妙の匙加減は名倉センセならでは、ですね。
かっこよくて仕事もデキる課長の片岡は、みんなの憧れの的。しかし、私生活では40近くになっても独り身の気楽さから特定の恋人は作っていない上に、実はゲイだったりします。そんな彼がなじみのバーで遭遇してしまったのは、ひそかにかわいいと思っていた自分の部下で新人の立花。
ノーマルな立花がなぜゲイの集まるバーに?驚く片岡ですが、立花もびっくりしていて。
すごく天然な立花くんがかわいかったです。新人といっても24歳の社会人である立花のことを「かわいい」というのもおかしいんですが、仕事に対しても片岡に対しても一生懸命で真面目な姿がいとおしいんです。未熟で大人になりきれていないところも母性本能をくすぐります。
富士山ひょうたセンセは決して嫌いな作家さんではないのですが、立花のイメージはイラストと違っていたように思います。もう少しラブコメ向きの甘い絵柄が得意な絵師さんの方がよかったかな?勝手に脳内変換して読んでしまった…
会社では仕事がデキて憧れの上司である片岡が、密かに愛でていた部下に懐かれて、どうにかしたくなるのにどうにもできなくて悶々とするのはツボでした。
くっつきそうで、くっつかないゲイの攻×ノーマルな受。かっこよく見えて実はヘタレなオヤジ攻に笑ったり萌えたり。
本編は片岡視点だったのですが、書き下ろしは立花視点。天然な立花は片岡を自分だけのものにしたいあまり、ぶっとんだ行動に!それ、ちょっとヤバいよ~とドキドキさせられちゃいました。
結果的に片岡を振り回している形になってしまっているのがおかしかったですね。でも、ほのぼのさせられました。
この立花のお父さんがめちゃめちゃよかった。笑わせてもらいました。息子への愛がありすぎです!名倉センセはやっぱりチャーミングなオヤジを描くのが上手いなと再確認。
いつの間にかの脇キャラcpもすっごく気になります。こちらのその後は同人誌をチェックするしかない?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この作者さん好きですが、本作は起伏が少なくて、壊れる攻もいなくて、ちょっと物足りなかったかな…
挿絵も表情乏しくてイマイチ -
2015.1.18。
文具メーカーのシステム開発部課長職を務める片岡泰三は、同じゲイの友人が経営するバーで飲んでいた所に、密かに恋心を抱いていた課の新人・立花進と遭遇してしまう。
ノンケの立花に手を出したくても出せずにいる中、無防備に懐かれ辛い日々が続くうちに・・・。
無邪気に課長を慕う天然立花にきゅんきゅんw
書き下ろしの立花視点のお話も、課長大好きオーラがでまくっていて可愛すぎる! -
上司×新人社員
いやはや、もう攻めの大人の男全開さにめろめろっす。
しかも大好きな富士山先生の絵ときたら!!!!!
1話目はくっつくまでの攻めのもんもんとした気持ちがが綴られてて。
すごくリアルというか気持ちがリアルなんだろうなぁって。
ノンケの新人が懐いてくるのはいいけど、卵からかえったヒヨコが最初に目にしたものを親と思うっていう奴に準えて、諭すけど。
そして、自分にも線を引いてしまったり。
純粋な受けが小さい子犬のようにきゃんきゃんぺろぺろ可愛くてたまらないし。
1人大人だから故に周りをみて自分をみて相手を想って線を引こうとするのに、純粋だからこそ一直線で線を踏み越えてくる受けと。
くっついてホント良かった。脇役のバーのオーナーも元彼もすっごいいい人たちです。
2話目は受け目線で、同棲を快諾してくれない攻めにやきもきして強行突破しようと自分が親に噛むアウトしに行くという。
一直線なこの受け、面白すぎる!そして父親溺愛すぎw
お母さん・妹は寛容だし、いつの間にか脇役2人がくっついてるし。
無謀ともいえるカムアウトがきっかけで攻めも腹くくるし。
すごく安心して読めた一冊。
変なライバルも出てこないし、攻めは誰からも好かれ尊敬されるし、受けもみんなに愛される子だし。
こういった安心ほのぼのな一冊が合ってもいいと思う!
☆3.8 -
タイトルでちょっと尻込みしましたが、ノンケの部下に懐かれてじたばたする上司というリーマンものでした。
ゲイの片岡のことを、そうと知っても慕う立花が天然です。前々から立花のことは気になっていたけれど、ノンケだからと諦めていた片岡にとってはもう拷問にも等しい訳で。
かといって部下に手を出すのも、と躊躇してじたばたする様はせっかくのイケメンが台無しです。
結局はふとした行き違いから両想いになることができたのですが、立花のほうがこうと決めたら一直線で、片岡のほうがタジタジに。
年の離れたカップルですが、少し慎重すぎる片岡にはちょうどいいのではないでしょうか。 -
立花があほのこ過ぎて非常に可笑しかったです。
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