金銀花の杜の巫女 (ディアプラス文庫)

著者 : 水原とほる
制作 : 葛西 リカコ 
  • 新書館 (2014年2月8日発売)
3.07
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  • 本棚登録 :44
  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403523465

作品紹介・あらすじ

顔に火傷痕がある幹は、神の言葉を授かる古い巫女一族の末裔。だが能力は僅かしかなく、巫女は幹よりもずっと美しく力を持つ双子の弟・咲が継いでいた。そんなある日祖母から、もうすぐ男が幹に会いにやってくると預言される。その言葉通り議員秘書の田之倉が神託を受けに現れた。傷痕など気にもせず幹を美しいと言う優しい彼に惹かれていく幹。けれど咲もまた田之倉に心を奪われて…!?

金銀花の杜の巫女 (ディアプラス文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 双子萌えを期待して購入。伝奇的な世界観が素敵。ミステリのような空気を孕みつつ進行するストーリーはなかなか面白い。エロは普通…だけど受けがとにかく可愛い。オチは薄々感付いていたものの、最後に全てつじつまが合ってスッキリ終わるのは気持ち良かった。攻めの魅力が分かりづらかったところが残念。しかしそれ以上のもので結ばれていると思うとロマンチックで良いのかな、と。

  • ▼あらすじ

    この体を愛欲の海で淫らに溺れさせて──

    顔に火傷痕がある幹(みき)は、神の言葉を授かる古い巫女一族の末裔。
    だが能力は僅かしかなく、巫女は幹よりもずっと美しく
    力を持つ双子の弟・咲(さき)が継いでいた。
    そんなある日祖母から、もうすぐ男が幹に会いにやってくると預言される。
    その言葉通り議員秘書の田之倉(たのくら)が神託を受けに現れた。
    傷痕など気にもせず幹を美しいと言う優しい彼に惹かれていく幹。
    けれど咲もまた田之倉に心を奪われて……!?

    因縁を持つ二人が出会った時、運命の恋がはじまる。

    ***

    水原とほる先生の作品は自分には合わないと分かっていたんですが、
    大好きな葛西リカコ先生のイラストにどうしても惹かれてしまい、購入しました。
    買ったからには「今度こそ萌えられるかも!」という期待を込めて読んだんですが、
    やっぱり自分には合わなかったみたいです、すみません……。

    面白くない訳ではないんですが、謎が解けてもスッキリしないんですよね〜…。
    最初に挿絵を確認していた際にうっかり重大なネタバレを見てしまった時は
    幹と咲の正体に予想が付いてしまったのでしくじったと思ったのですが、
    それでもいざ読んでみれば思いのほか謎が多くて常にあれこれ考えながら読んでました。
    そういう意味で言ったら飽きなかったですし、終盤の盛り上げ方も上手いと感じました。

    でも、モヤモヤするんです…。ハッピーエンドでも手放しでは喜べない、というか。
    まず、田之倉(攻)の事が良く分からない。本当に幹の事が好きなの?って感じで。
    だって幹の事が好きだって言う割には、肝心な“幹じゃなきゃ駄目なんだ!”っていう
    幹に惚れる過程の描写が弱い気がするし、何より田之倉は幹じゃなくて
    咲と最初に関係を持ったどころか、二回も咲を抱いているので
    田之倉の行動が何か二股っぽくてイマイチ説得力に欠ける…っていう。
    同一人物とはいえ人格が二つあればそれはもう別人な訳だし。

    それと単純に、咲に好感が持てないのもモヤモヤの一つなのかも。
    私は幹が好きで幹の事を応援したいのに、作品ではとにかく咲、咲、咲で、
    攻めとのエロシーンが多いのも咲。生い立ちは可哀想だと思うけど、
    今までの言動や行動を振り返るとあんまり同情出来ないんだよなぁ…。
    寧ろ幹派の自分としてはちょっと邪魔だなぁとすら思ってしまう…(笑)
    特典のSSペーパーを読んでも咲の田之倉に対する執着みたいなのを感じて
    微妙にモヤッとしたし、残念ながら私にはこの作品は合わなかったとしか…。

    次は後読感がすっきりするような作品を読みたいです。

  • レーベルが違うと引き出しも変える、多才な著者さまです。

  • ホラー系ファンタジーBL。
    設定はおもしろかったんですが、ちょっとくどい表現が気になりました。
    萌え的にもいまひとつ。

  • ホラー系BL
    ホラーもBLも好きな私には全然OK!!(。+・`ω・´)キリッ
    ただホラーもBLもあっさりアサリ汁的なところもあるけど…

    山奥の閉ざされた村で神からの信託を受ける最後の巫女
    但しこの巫女は男で双子の兄・咲
    双子の弟・幹は顔の右側に火傷の痕があり咲と祖母の身の回りの世話をしていた。

    この双子の元にある日東京から代議士の名代として
    秘書・田之倉が御信託を受けにきた。

    田之倉が来てから心穏やかでない双子
    咲視点、幹視点と話が交互に進むが
    田之倉視点の話がなかったのが残念…。
    咲・幹・田之倉との微妙な関係が神谷一族の終わりの始まりだった。


    人里離れた山村、古くからの因習、因縁
    そして物語の最後に真実が判るってのは
    まるで三津田信三さんの小説のよう…

  • 辛口ごめん。水原さんをあまり読んだことがないのは多分苦手意識があるからだと思うが、葛西さんイラストのため購入。よくできたお話でした。最後には謎が全て解かれるわけだけど、なんというか、途中で読むのが面倒になるほどわかりやすかった。そして自分の萌えアンテナは作動しなかった。残念。追記:真面目なSSペーパー付き

  • 久々に水原作品読みました。初期のようなハード系ではない、甘めの話でした。以前にもセンセのこの手の話読みましたが、やっぱり痛くてハードなほうが好き。

    双子の咲と幹が主人公。
    咲は神様のご神託を受ける巫女(巫男?)で、幹は霊力が少ない正反対の双子の兄弟。山奥でひっそりと迷える者へ宣託を授けながら暮らす彼らの元へ、議員秘書の田之倉という男がやってきます。
    彼のことを幹と咲の祖母は、「良くも悪くも大きな意味を持つ特別な男」だというのですが。

    神懸り的な力を持つ双子が登場します。一人は美しくパワーもあり、片方は劣っているという設定。
    …これが話の大きな鍵になっているのですが、この設定にまず「ん?」と思ってしまいました。「忌み子」という言葉づかいが気になってしまった。
    表現の自由があるから、解釈にも柔軟であろうとしましたが、どうなんでしょうね…
    まぁ、この双子にはもっとすごい秘密があるんですけれど、それも似た話がいろいろあるんでかなり早くにオチに気付いちゃいましたね~

    それでも、オカルト的展開と、田之倉と咲と幹のトライアングル、葛西リカコセンセのイラストに惹きつけられて読みましたが…
    なんか、文章がくどくどしいというか、説明ばかりというか、とても読み辛かった気がします。
    状況説明の重複が目立ち、せっかくのドキドキ感が削がれてしまいました。
    因縁とか宿命の解説よりも、もっとエロダークでつゆだくシーンがいっぱいあった方が萌えたのにな~と思ってしまいました。
    すっごいエロを期待していたバチがあたったような。

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