- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403523472
作品紹介・あらすじ
噺の技術は今ひとつ、だが愛嬌と舞い姿の艶やかさは上方落語界一と評判の山川椿丸。ある日寄席の主である瀬島から、敵対流派に属する栗梅亭真吾に引き合わされる。真吾と言えばその技術の高さで注目される若手人気噺家。瀬島は、決して同じ高座に上ることのなかった椿丸と真吾を揃えて、落語会を開こうというのだ。互いの藝を初めて目にし、たちまち相手に惚れ込んだ二人。人目を忍んだ逢瀬が始まるけれど…?上方落語界が舞台の、明治版ロミオとジュリエット。
感想・レビュー・書評
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椿丸が明るく屈託がなくとても可愛らしいです。
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流派が違う真悟と交流していくうちに、恋に落ちていく噺家の恵二郎。藝に対する情熱や才能に、惹かれあっていく流れが上手く、おまけに時代背景もきちんと描かれていて面白かった。本編後の攻視点も良い。
難はといえば、受に女性との絡みが多少あるのと、挿絵があまりこの物語に合ってなかったぐらい。久我さんの時代ものはいいなあ。 -
「美やか」ってとってもきれいな言葉ですね。
椿丸と真吾二人ともたいへん魅力的なお話でした。 -
ほほう
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美やか、うつやか。可愛らしい、かいらしい。
その時代独特の音で物語が艶っぽい。
大きな事件事故はないけど、全体的に色っぽい。好きです。 -
雑誌掲載分は椿丸(恵二郎)視点、書き下ろしは真吾(理平)視点。前半以上に後半は椿丸のやんちゃ可愛さが際立ってる感じ。
師匠2人も萌える…(とくに藤之助師匠) -
最初受け攻めがよくわからなかったのですが、最後には甘々でした。