君が笑えば世界も笑う (ディアプラス文庫)

著者 :
  • 新書館
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403523571

作品紹介・あらすじ

高三の春、寿志はひとつ年下の幼なじみ・起から毎日のように漫才をやろうと誘われ困り果てていた。寿志も漫才は大好きだ。だが受け入れられない理由があった。起に片想いしていたのだ。起の望みはプロになることで、つまりコンビを組めば片想いの相手とずっと一緒にいなければならない。それはつらい。起の執念深さに負け、一度だけ漫才コンテストに出場することをOKした寿志だが…?芸人シリーズ最新作!!

感想・レビュー・書評

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  • 幼馴染で受けが一つ年上のDK二人。
    漫才コンビ「オレンジグミ」の話です。

    この話は、受けも攻めも漫才に
    対する情熱が中途半端です。

    攻め…受けが好きで男同士でも一緒にいられるのは漫才コンビ

    受け…攻めが好きなので気がない(と思ってる)攻めと一緒に漫才するの辛い

    攻めに対しては動機が不純だなって思うし
    受けはそのぐらいでお笑い諦めるなら
    早いところやめちゃえば?って思います。
    「バンテージ」や「パイロットランプ」が
    お笑いに対して真摯な姿勢だったから余計に。

    あと、受けが標準よりかなり言葉を知らないのは
    引っ掛かりますね…。
    言葉を大事にする職業だと思うので、バカはイヤだな。

    後半は両想いになってイチャイチャしてます。
    思ったより受けが年上の包容力発揮してたのが微笑ましかった。

  • ボーイズラブ定番設定のひとつ「漫才もの」。高校三年生の寿志は、一歳下の幼馴染・起から「俺と漫才をしてくれ!」とつきまとわれる毎日。二人は幼馴染で、小学生の頃にはコンビを組んだこともあった。しかし寿志には起の頼みを聞いてやれない秘密があった。実は寿志は長いこと、起に対して片思いをこじらせていたのだ……という話。
    あーまたやっちまったよ。読み始めた最初に受けた印象と、実際のキャラクターの立ち位置が逆のパターン。うーんこれは、仕方がないことだけれど、なんだか悔しいなあ……。起×寿志でした。表紙の、学ランの方が起なのね。

    話は寿志視点と起視点と章ごとに入れ替わるが、寿志視点だと寿志はクールなのに、起視点だと……寿志はとんだぽやぽや系、すごい天然キャラである。起が実は寿志(ひーちゃん)にベタ惚れなので、惚れた弱みもあるだろうが、これはひどいぞ。ある意味信頼できない語り手だ。 そのギャップになんだか萌えた一冊でした。

  • 芸人シリーズ未読でしたが、雑誌で読んでとても面白くて、その続編もさらに面白かった覚えがあったので購入。
    漫才コンビ「オレンジグミ」の結成までの道のりが高校生活を背景にして描かれています。なので、甘酸っぱい青春初恋ものとしてもすごく楽しめました。

    子供の頃から漫才が大好きなお隣同士の幼馴染み、オコとひーちゃん。
    文武両道で才色兼備なのに、いい大学へ行くことよりも、天然でかわいくて「持ってる」ひーちゃんとコンビを組んでプロの漫才師になりたいと切望しているオコ。
    そんなオコのことをずっと好きなひーちゃんは、片想いのまま二人で漫才するのは辛いという理由でコンビを組むことを頑なに拒んでいるのです。

    とにかく、かわいいです。キューンとしてしまいます!鳥にフンをかけられたひーちゃんの姿を想像するだけでも、キュンキュンしてしまいます。
    オコもしょっちゅうひーちゃんにキュンキュンしていて、その様子がまたかわいいんですよね~
    賢いのに、好きな子のこととなるとアホ丸出し!ってところがすごくいいです。ヤキモチで急に面白い漫才ができなくなるところなんて、わかりやすすぎで笑いました。
    佐倉ハイジセンセのイラストがかわいくてイメージにぴったり。

    書き下ろしは雑誌で不足していたエロ方面がたっぷり補給されていて萌えました。ひーちゃんの素直な反応に煽られまくりです。
    続編も書下ろしが楽しみになってきました。

  • 芸人シリーズ好き。表紙の笑の文字かわいい。

  • 大好きな芸人(お笑い)シリーズヾ(≧▽≦)ノ 
    今回は前作『恋で花実は咲くのです』で登場していた
    若手注目株コンビ『オレンジグミ』の結成に至るまでの話

    隣家の幼馴染、高2の起(オコ)と高3寿志(ひーちゃん)
    オコは見た目のイケメンに反して
    頭の中はひーちゃん一色!!
    ひーちゃん漫才の相方になってくれ!!と
    毎日矢のような催促。
    漫才の相方になれたらずっと一緒に居られる
    離れなくてもいいんだ!!みたいな。
    片やひーちゃんは
    オコは本当に漫才が好きなんだなぁ…と。
    そんな噛み合わない2人が
    『ドキドキしてるけど、オコと一緒やから、平気や』『俺もや、ひーちゃん。ひーちゃんと一緒やったら、俺は無敵や』
    ってな具合になるまでの話。
    オバサンこのセリフでお腹いっぱいヾ(≧▽≦)ノ

  • ★3・7
    面白かったー!「恋で花実~」にチラッと出てた‘’オレンジグミ‘’は絶対デキてると思ってた通りだった(笑)さすが高校生というか初々しい&ピュアっぷりが可愛くて微笑ましかった~。恋人関係もオレンジグミもまだまだ始まったばかりだから、今後どうなっていくのかすごい楽しみ!

  • とっても可愛いお話でしたね。 なんかきゅんきゅんだし面白いし。 私的には受がおきにいり! 持ってるんですね。 最初は何が?って思ってたんですが、過去の受が笑いの神を持っているエピには笑ってしまった。

  • 他の漫才シリーズは未読だけどこれ単体でも楽しめますね。
    過去作品にどんな風に登場してるのか気になるので逆走したいと思います。

  • ひーちゃんがかわいいですね。続きが楽しみです。

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著者プロフィール

(くがありか) 2003年ディアプラス文庫『キスの温度』(新書館)にてデビュー。BL各社で活躍する小説家。

「2020年 『君と狸と幸せごはん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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