好きで、好きで (ディアプラス文庫)

著者 :
  • 新書館
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403523618

作品紹介・あらすじ

付き合って十年になる恋人の志方のことが、今でも好きでたまらない穂木。高校卒業間際、親友だった志方に玉砕覚悟で告白した。思いがけず受け入れられ、それからずっとそばにいる。けれど志方は将来有望なエリート銀行員、自分は一介の編集者。実は外国研修の話を志方が断っていたことを知った穂木は、自分が彼の出世を妨げているのではないかと悩み始め…?胸を打つ、センチメンタル・ラブストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 長く付き合っているからか、元からなのか分からないけど、言葉の足りない2人だな。という印象だった。無口な志方と違い穂木は喋ってはいるけれど、言いたいことは言えていない気がするから。お互いのことが大好きなのにすれ違うのはもどかしいし悲しいから、少しずつでも言いたいことを言えるようになって欲しい。と思った。

  • (感想)

    志方の「馬鹿」が心地いい!!

    久々に激甘なストーリーでした。
    読んでるこっちが恥ずかしいよ!!

    付き合って10年、今だに相手の事が好きで好きでたまらない!!

    片やエリート銀行マン(志方)
    絵にかいたような堅物男だけど
    ちゃんと相手のこと大事に思ってる超真面目な男。
    片や雑誌編集者(穂木)
    志方の事がメロメロに大好きで、
    彼のために家事をするのが生きがいの超乙女(心がね)

    そんな2人の日常的なお話、喧嘩、仲直り、イチャイチャのお話かなぁ。
    でも10年一緒にいて、やはり言葉が足りないところもあったのか
    仕事人間の志方に軽蔑されたくないからと頑張って仕事もしてきて
    でもそのせいで、なかなか会えなくて、勘違いして、別れ話して、より戻って
    最後の最後にやっと自分の気持ちを素直に言えた穂木。
    仕事よりも志方のために飯を作りたい!!

    うん、ようやく肩の荷が下りたような感じで
    これからもっともっと志方の為に大好きな家事をするんだろうな。
    でもってそれを普通に受け入れてくれる志方なんだろう。

    60代になった2人も読んでみたいよ。
    今と変わらない状態が続いてそうだけど!!

  • 付き合って十年になるけれど今も志方を「好きで好きで仕方ない」穂木。
    しかし志方にとっても自分がいることによって得るものがあるのかと思い悩むようになってしまう穂木がグルグルと思い悩んでしまうのが辛かった。
    そんな時にちょっかいを出してくる我孫子に志方の同期の女性の三沢と色々重なって別れる決意をしてしまうとか切なかった。
    お互いがお互いの為にと考えてとか本当に「好きで好きで」なんだなぁって。

    書き下ろしでは穂木にとって全ての優先事項は志方である事をしっかりと分かりました。

    あとがきにもありますが、ラブラブカップル、甘く切なさもあるけど心が暖まるお話でした。

  • 穂木が高校卒業前に勇気を振り絞って告白し、10年の付き合いになる志方と穂木。
    地方への転勤から志方が戻り、また元通り2人で過ごすことができると単純に喜ぶ穂木だったが、志方が今度は留学を考えていたり、穂木自身も他の男に言い寄られたり。ただただ、10年経っても志方が好きなだけの自分と仕事にまっすぐな志方。色んなことに距離を感じ、彼のために自分は離れなければならないと穂木は思い詰め…

    まさにタイトル通りの好きで好きで、でも自分が思ってるより相手も自分を好きでいてくれてたんだーって話でした。
    お互いに一生懸命な方向が違うんだけど、結局1番大切なものはお互い同じって感じで、無愛想な志方も可愛く見えちゃうところがツボかな。

  • イラスト:木下けい子
    高校卒業間際、親友に告白して以来10年になる恋人同士
    仕事と恋人関係の悩み

  • 挿し絵が木下さん、それだけで加点。
    安西さんの小説タイトルはどれも同じようで
    おぼえられないよぅ。(鳥脳)
    志方視点での章が読みたい。
    あいつのために料理して居心地よい巣を
    作りたいって願いは別に女々しいとは思わないけど、
    穂木がそれを恥ずべき考えと自分で引け目
    感じる風なのがヤダ。
    体が大きくて、口下手で、睦言はいわないけど
    少ない言葉に想いをのせて語れる男、いいじゃーん。

  • 2017/04/16
    良い、とにかく良い。
    一途でただひたすら好き。
    そんな人に出会えたことが素敵。
    しかもそれが両思いで付き合ってる!

    『桜散るころ』は
    穂木の可愛さが満載すぎるー!
    志方と付き合えたことが、
    ほんとにほんとに幸せなんだろうなぁ。

  • ものすごく好き。電子版も買ったし、雑誌に番外編掲載があるとそれも購入。

  • 地に足のついた、でも可愛くて夢もちゃんとある社会人BL。適度なリアリティがいいなあ、とおもった。お仕事に対する姿勢の違いなど、あっ大人が書いてるんだなあと思うところもあれば、少女漫画みたいなところもある。バランス感覚がよくて、癒されるし萌えるし安心して読めます。番外編の、学生時代の二人の初体験シーンは相当にかわいかった。ひとつひとつ、きちんと積み重ねて恋をしてきた二人なんだな〜とおもって、お幸せにねって心から思いました。

  • ほんとにただ相手のことが好きなだけなんだけど、すっごい良かったー。幸せな気持ちになった。

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