運命かもしれない恋 (ディアプラス文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403523694

作品紹介・あらすじ

深夜まで営業しているそのカレー屋に、不本意ながらも足繁く通っている古平。味は世界一好みだし、店主の名久井は高校時代の後輩だ。では何が不本意なのかというと、かつて名久井を女の子と間違えて一目惚れし、告白した過去があるからだ。あの頃、男と知った後も名久井といると変な気分になった。十年ぶりに再会した今でも、名久井の顔を見ると胸がざわつく。けれど名久井の薬指には結婚指輪がはまっていて…?

感想・レビュー・書評

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  • 自分は惚れっぽいと思っている古平。でも、本当に好きになった相手は名久井だけだったのでは?と思えてくる。好きになったときは女の子と間違っていたし、自分が男を好きになるはずがない。と頑張って思い込もうとしているけれど、名久井以上に好きになれる人に出会うのは難しそう。名久井と会わない方がいいのでは。と思いつつも、好みのカレーを食べるために通っている古平。一緒にいると学生時代に戻ったようなやり取りが戻っていくのが楽しかった。どんなに否定しても名久井のことがやっぱり好きな古平。お互いへの気持ちを認めてからの2人を、もっと見ていたくなる話だった。

  • カレーが食べたくなります。

  • 同じ人に繰り返し一目惚れする話です。
    どう考えてもその人しか好きになれないんじゃない?
    と思うのに、本人は自分の事を単に惚れっぽいって思っているところもいいです。

    最初は本人にも読者にもただの惚れっぽい人なのかな~と思わせといて、徐々にネタばらしされていく構成も良かったです。
    すっかり忘れていた初恋のエピまで最後にダメ押しされたときはもう笑うしかなかったな~。

    とにかく攻めが受けを大好き!
    受けを大事に大事にしてるところが気持ち良かったです。

    そして、その思いやりが受けに伝わって、
    受けも攻めを好きになって行くのも自然に感じました。

    エロは・・・初エッチはローション使ってやって~!!
    と悲鳴が出ましたw
    二回目はちゃんと使っていたのでちょっとホッ。

    後半は受け視点でした。ラブラブで満足。
    でも攻めが好きすぎて攻め視点をもう一回読みたくなりました。

  • 再会するたび受を別人だと思って恋をしていた攻。渡海さんはいつも、物語の中にちょっとひねりの効いた設定を落としてあってとても好みです。そういったものが組み込まれているから、二人の想いが通じ合う流れが自然で、読んでいて心地がいいです。大人同士の穏やかでちょっとユーモラスなそんなBLを読みたい人におススメです。

  • 同じ人物(受け)に三度も一目惚れする「惚れっぽい」と自覚する攻め。
    受けがカレー喫茶?のマスターで攻めが再再会したお客さんという関係。
    うーん、少し盛り込み過ぎてどれも薄味という感覚。亡くなった奥さん、記憶喪失ネタ、いじめ、等々。思い出話としてだけなので臨場感というかどうしても感情移入しずらかった…。

  • 何度あっても気づかないってところが結構うまく書かれていて笑える。小平のイメージと草間さんの絵がすごく合っている。

  • サラリーマン・古平×カレー屋店主・名久井

    同じ人に三度も一目惚れをした古平。
    相手は、女の子と勘違いをした名久井。
    10年ぶりの再会だが、名久井の薬指には、亡くなった奥さんとの結婚指輪が。





    最初に何気なくでてくる調理実習のカレーが…。こんなところで効いてくるなんて。

  • とにかく古市のキャラが良い。名久井の慣れてなさも
    ギャップ可愛かった。

  • 会社員の小平×カレー屋店長の名久井。再会もの。
    とってもよいお話でした。小平の格好良くて優しいのにちょっと抜けてる人柄が素敵でした。
    最初のお話は小平視点で小平の一目惚れエピソードでほのぼのとした後、名久井に気持ちを伝える場面で名久井の気持ちを知ってホロリとしました。
    次のお話は名久井視点でお互いに相手の立場とか考えつつも前向きに将来を考える姿がよいです。ここでも小平の発言にとても和みました。
    これからも末長くマイペースでラブラブでいて欲しいです。

  • 初恋再会もの。いいわあ。末長くラブラブしてほしい。

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