恋敵と虹彩~イエスかノーか半分か番外篇2~ (ディアプラス文庫)

著者 :
制作 : 竹美家 らら 
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本棚登録 : 61
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403524578

感想・レビュー・書評

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  •  三話収録。
     順序は以下の通り。

    『恋敵と虹彩~イエスかノーか半分か番外篇2~』
    (表題作の長篇)
     前作から約二週間後…付き合い始めの初々しさが新鮮な可愛らしいカプ☆
     竜起の同級生小太郎ことコタが当て馬で登場!
     コタが深に横恋慕する、雨降って地固まる。ざっくり言えばこんなお話なのですが~このコタは竜起に対して並々ならぬ感情を有している~という面白設定。
     深の性格がちょっぴりオトコマエ過ぎてしまっていたり…竜起が、妙に揺るぎ無かったり…イメージがちょっぴり違っていた感は否めませんが、それでも皆が一生懸命働いて、恋している様子がとても好き。
      ↓
    『departure』
    (表題作の当て馬関連で短篇)
     コタが海外に出立する日までのお話。
     竜起とコタ…なんだかんだと言いながらも、二人の関係が『良好で強固』。そんな部分が、とてもとても素晴らしく間接的に描写されているところが、とっても一穂先生。
     深を挟んだ遣り取りも、互いにバランス良く成立していて溜息。
      ↓
    『秘密と虹彩』
    (表題作でチラリと話題に上った伏線の回収で中篇)
     イエスノーの潮×計の登場。
     潮の深い洞察力にただただ感動!
     計を深く理解する深を理解してくれた箇所が特に感慨深い。こんな風に、他者を思い遣れる人物になりたいな。
     計からの、まさかまさかのカミングアウト誘導には少し驚きましたが…2カプ揃い踏みでの今後のシリーズ展開がとても楽しみ☆

    ○作者様note…『departure』その後。コタいじりをする竜起のコミカルなこばなし。

    ○アニメイトイラストカードSS『夢見る頃を過ぎても』…『秘密と虹彩』その後。四人の会話文だけで構成されているコミカルなお話。情景描写がなくても誰が何を喋っているのか丸分かりなところが凄いかも☆

    ○出版社P『星降る夜に騒ごう』…『秘密と虹彩』後日談。富久男中継の打ち上げに、潮・計宅へ招かれた竜起と深。うん! やっぱり、潮はいい男だと思う。そして、リラックスする計も鬼太郎(深)を認めているんだよね(笑)

  • 不憫な彼を誰かしあわせにしてあげて欲しいです。

  • 2018/08/23
    番外編、第2弾良かったー!!
    深が中心に話が進み、初めての彼氏に思い悩み、成長していく。
    竜生は、竜生で実はいろいろもやもやあったんじゃないかな〜??とか、小説には書かれてないけど妄想しちゃう話でした。

    そして、サブの話にへ計と潮が出てきます。
    安定の毒舌の計。国江田さんとは、似ても似つかない王様な感じが、すきだなぁ〜。
    また今までの本を読み返したくなりました。

  • イラスト美し。なっちゃんと竜起のお話。竜起の幼馴染の小太郎が登場し二人の関係に絡んでくる。みなの恋愛模様よりも登場する面々の会話のテンポと、なっちゃんの仕事に対する真剣なところがとてもいい。さらに「departure」がとてもよくって短い話だけど一番好き。犬の名は……の件で笑って、ケースカバーのシーンは不意打ちすぎて泣いてしまい、一穂さんのこういうところがすごいなぁ…とあらためて感じた。「秘密と虹彩」は計と潮が出てきて、このシリーズならではのよさがにじみ出ていたと思う。

    2018年積読本消化35冊目。

  • 竜起をライバル視しているコタ登場。仕事で一緒になるうちにコタは深を好きになり、竜起との関係を明かせない深は困惑する―。
    コタの竜起への屈折した感情を理解してしまう深。おまけに愚直なまでに恋心を向けてくるコタを嫌いにもなれない。この辺の複雑な心理描写が好きだったなー。もちろん深の竜起に対する気持ちは変わらないが、自分以外の誰かに対しての理解あるいは共感という感情は、ときどき恋に近いものがあると思うので、このままコタが深の近くにいたら竜起も気が気じゃなかったと思います。個人的にギリギリのラインでの揺れる心情とか好きなので、卓球シーンでのなっちゃん、そしてそれを鋭く察した竜起の嫉妬もおいしかった。そして不器用極まりないコタも好き。
    書き下ろしの『秘密と虹彩』はファンサービスとも言うべき一作。この後展開されるだろう、なっちゃんと計のからみが楽しみ。

  • なっちゃんを巡る三角関係。竜起を想うあまり不安をつのらせ仕事に逃げるなっちゃんが益々コタから惚れられてしまうという悪循環。でも竜起のなっちゃん溺愛度半端ないからそんなに(読み手は)不安じゃなかった。濃密エチも多かったしね。書き下しには潮と(個人的イチ押しキャラ)計の絡みもあり満足。無駄に悪役とかいないのも良い。

  • 待ちきれずにディアプラで読んでいたけれどやっぱりまとめて読めるとうれしい〜。そして書き下ろしは計潮カップルとなっちゃんたちの遂にご対面。ひとまず皆川くんが潮のことイケメンっていうところにすごくきゅんとしてしまった。
    王子が王子だから忘れがちなんですけど潮はイケメンなんですよ…新幹線にお弁当持ってきてくれるところにキュン死するかと思った。
    前からすきなんですけどますます彼氏力がうなぎのぼりなのでは。
    まぁなっちゃんから見た潮だからそうなのはわかるんだけど、なんか潮のいいところも、国江田さんのいびつさと強さと魅力もたくさん見えてきてすごくうれしい、楽しい〜。
    終始ぷんすこしてる国江田さんはかわいすぎるのでは。鬼太郎呼びにばくしょうしました。
    たくさんニヤニヤしつつはらはらしたりキュンとしたりジーンとしたりで感情が忙しいよ。
    しかしこれだけ積み重ねてきたものを見せてもらえるのはほんとうにうれしい。だいすきだ。
    大阪に仕事で行った話はどこで回収されるのかなって待ってたのですごくすごくうれしい〜。

    しっかりお仕事をしてるところ、仕事と自分の人生と向き合ってるところ、努力や葛藤を見た上でそこに何よりもの敬意と信頼と愛情を重ねていくところがこのシリーズのすきなところなので、なっちゃんが小太郎を叱るところ、「なんでも持ってる」ふうに見えてやっかまれる皆川くんのことを「ちゃんと知ってる」ところ、皆川くんの連れてきてくれた場所で自分の新しい生き方を見つめているところにグッとくる。
    そしてなっちゃんは相変わらずのかわいさ。地の文で大阪弁がでるのかわいい〜〜〜。
    このテンポのよさはほんとうに最高だな。
    皆川くんと付き合うの相当大変だろうと思うし、実際その通りなので苦労も垣間見えるのですが、ふたりらしい心地よい関係とはちゃめちゃさがまた楽しい。
    ラブシーンが本当によいのです、ふたりらしくて。
    なっちゃんの不安や戸惑いを貪欲さで塗り潰す皆川くんと、その横暴すぎる気持ちを受け止めて愛して応えられるなっちゃんよ。
    仕事以外で人と関わらない国江田さんや潮と対照的にどんどんいろんな場所に出て人間関係の渦の中で様々なものを積み上げていくふたりらしく、今回は小太郎くんを軸にスタッフ陣や古い友達たち、周囲の人たちとの中で浮き彫りになっていくものがたくさんあるのが楽しい。
    その中に潮と計が加わったのがまた楽しいんですよ。
    うーん、全然上手く言えてないけどだいすきで楽しかったということにつきます。

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