ふったらどしゃぶり 完全版 When it rains,it pours (ディアプラス文庫)

  • 新書館 (2018年9月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (349ページ) / ISBN・EAN: 9784403524615

みんなの感想まとめ

テーマは、同棲中のカップルが抱えるセックスレスという悩みを描いたもので、偶然のメール誤送信から始まる二人の交流が中心です。男女のカップルと男同士のカップルがそれぞれの状況を共有し、感情的な葛藤を深めて...

感想・レビュー・書評

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  • ふわぁー。これは上級者向けだったかもしれません。。。
    私のようなエロ描写苦手な者には、ちょっと苦しい内容になっておりました。。。m(_ _)m


    男女で同棲のカップル。
    男男で同棲のカップル??

    どちらもセックスレスで悩んでおりました。
    ある日の間違いメールから、その悩んでいる同士が意気投合してしまうわけですが、、、


    最初っから男性のそういうお悩み!?
    私には理解が追いつくところではなくて、、、

    一穂さんの作品ですからね、超特急で読めてしまったのですが、感情移入型の読み方をする私には、感情移入出来る対象がいなかったからか?ちょっとこちらは難しかったです。

    ほんと、すみませんm(_ _)m

    お話自体は悪く無いですし、一気に読ませる凄い力があるのですが、これはとにかく私が上手に読めなかったです。
    まだ私が読むには早かったのかもしれません。
    すみませんm(_ _)m

    • みんみんさん
      わたしは男性作家が書くアレコレエロの方が嫌い
      あ〜この方はこんな感じなのかしら?
      なんて思って笑えます(●︎´艸`)ムフフ
      わたしは男性作家が書くアレコレエロの方が嫌い
      あ〜この方はこんな感じなのかしら?
      なんて思って笑えます(●︎´艸`)ムフフ
      2025/06/04
    • bmakiさん
      一休さん、雪さん

      一休さんのその顔怖いてすよね( ̄▽ ̄;)
      うちにもそんな子いませんっ!

      一休さん、雪さん、末永くお幸せに(*...
      一休さん、雪さん

      一休さんのその顔怖いてすよね( ̄▽ ̄;)
      うちにもそんな子いませんっ!

      一休さん、雪さん、末永くお幸せに(*´꒳`*)
      2025/06/04
    • bmakiさん
      みんみんさん

      あーーーー!!!
      わかりますー!!!
      私も苦手てす。゚(゚´ω`゚)゚。

      村上春樹はすぐそうなるからなぁ。。。...
      みんみんさん

      あーーーー!!!
      わかりますー!!!
      私も苦手てす。゚(゚´ω`゚)゚。

      村上春樹はすぐそうなるからなぁ。。。
      若い頃読んでいましたが、嫌だなあって思っていました(-。-;

      石田衣良の娼年はそれほど嫌じゃなかった記憶なのですが、それはきっと女性に対して優しかったからかもですね(*^o^*)
      2025/06/04
  • 凪良さん、木原さんと読み進めまして
    次は一穂さんです


    一穂さんの普段の作品は読んでいますが、
    言葉選びが好きなんです(*´꒳`*)

    BLになるとどうなるのかワクワク!



    さて本作は
    彼女と同棲中の一顕と
    好きな人と同棲中の整が
    メールの誤送信から始まり
    悩みを打ち明け合う関係に





    二人の悩みはセックスレス

    男の人の性欲のことはよくわからないけど
    整も一顕もかわいそう、、、




    浮気は嫌だけど、、、かおりと一顕のズレが切なくて、さすが一穂さんや、、、。これが結婚前だというから、、、






    というかこの前も思ったんですが、女の人と普通に付き合ってて、男の人ともっていけるんですね。まだまだ知らない世界がいっぱいや



    なんか素なままで絡む感じがリアルな気がしました(リアルは知らんけども)




    そして整と和章、、、つらい
    和章の気持ちが結構ぐさっときた。゚(゚´Д`゚)゚。



    和章サイドの物語もあるようで
    既に入手済みなので読みます!!




    そしていろいろ読んでて気づいたけど
    私はたぶん結ばれるまでだと物足りないんだと思われます


    ので星4つになっちゃったけど
    シリーズ読み進めたら5になる予感!

    • どんぐりさん
      雪見酒さん

      和章辛いですね(゚´Д`゚)゚。

      幸せになる姿を見届けたい。゚(゚´Д`゚)゚。
      雪見酒さん

      和章辛いですね(゚´Д`゚)゚。

      幸せになる姿を見届けたい。゚(゚´Д`゚)゚。
      2025/07/15
    • かなさん
      おはようございます。
      あぁ~BLも読まなければ(;'∀')
      というか、読みた~いっ!!
      一穂さんのBLはまだ何を読もうか目星をつけてい...
      おはようございます。
      あぁ~BLも読まなければ(;'∀')
      というか、読みた~いっ!!
      一穂さんのBLはまだ何を読もうか目星をつけていないので
      どんぐりさんのレビュー読みながら考えます(^-^)
      2025/07/15
    • どんぐりさん
      かなさん

      かなさんがどんなレビュー書くか興味あります(o^^o)一穂さんもなかなか良いです(^^)
      かなさん

      かなさんがどんなレビュー書くか興味あります(o^^o)一穂さんもなかなか良いです(^^)
      2025/07/15
  • 一穂ガチファンのみんみんからの、課題図書。
    2013年頃の作品。版元変更の完全版を入手いたしました。

    男子×女子 男子×男子 2カップルそれぞれ同棲中。どちらも愛はあるけど悩みもある。偶然、同じ状況に悩んでいる事を知った男子二人は、メル友から飲み友、そして、居心地の良さに惹かれあいはじめる。
    一穂さんが一般小説にしっかり登場してきたのは、2020年くらいだったでしょうか。
    こちらも200ページくらいまで、交際中のカップルの不同意状況を、切なく率直に書いて、全く遜色ないです。
    最近ドラマ化されたコミック「あなたがしてくれなくても」(観てない。。)も原作は赤裸々でなかなか良いのだけど、それと比べても遜色ないです。
    それを惜しげもなくBL小説にしてしまうのは、ファンサなのか、まだ自分の領域を守ろうとする確信犯なのか。一穂さんにしても凪良さん、木原さんなど、一般小説への助走期間ではなくて、全力BLだねえ。
    不穏さが上手い。
    不憫さが切ない。

    • みんみんさん
      わ〜い♪ありがと〜‼︎
      一穂さんはこういう暗めの方が好き〜
      不穏と不憫…そうね的確‹‹\(´ω` )/››
      ちなみに「ナイトガーデン」は整と...
      わ〜い♪ありがと〜‼︎
      一穂さんはこういう暗めの方が好き〜
      不穏と不憫…そうね的確‹‹\(´ω` )/››
      ちなみに「ナイトガーデン」は整と別れた和章のその後の作品ですよ♪
      2023/09/10
    • おびのりさん
      メロウレインは続編になるのかしら。
      メロウレインは続編になるのかしら。
      2023/09/10
    • みんみんさん
      続編じゃなくて、オマケのペーパーなんかに書いたショートストーリーをまとめて一冊にした本
      サイズも単行本で高いの笑
      続編じゃなくて、オマケのペーパーなんかに書いたショートストーリーをまとめて一冊にした本
      サイズも単行本で高いの笑
      2023/09/10
  • 一穂ミチ先生が有名になってちょっと寂しいから
    原点から読み直す週間に突入してみた( ̄▽ ̄)笑

    切ない…

    今まで雨の日に特別思う事はなかったけど…
    こんなドラマチックに書かれるとヤバいです

    • みんみんさん
      (゚-゚*;)(;*゚-゚)
      (゚-゚*;)(;*゚-゚)
      2024/04/02
    • おびのりさん
      この作品のドラマビジュアルも
      少しズレてる
      これは 俳優さんの責任でもないし
      監督さんの力量でもないと思うの
      こういうのは、どこに需要がある...
      この作品のドラマビジュアルも
      少しズレてる
      これは 俳優さんの責任でもないし
      監督さんの力量でもないと思うの
      こういうのは、どこに需要があるのかしら?
      自分が見なければ、良いのね
      2024/12/17
    • みんみんさん
      ないわ〜(꒪⌓︎꒪)
      まだテレビ局シリーズならまだしも
      コメディっぽいBLなら明るくて観れるものになるけど…おっさんずラブみたいな?
      シリア...
      ないわ〜(꒪⌓︎꒪)
      まだテレビ局シリーズならまだしも
      コメディっぽいBLなら明るくて観れるものになるけど…おっさんずラブみたいな?
      シリアスなのやられてもなぁ
      2024/12/17
  • 一穂ミチのBLを久々に読んだ。ふったらどしゃぶり、これはかなりの良作である。浮気は罪だ、という人もこれは読んでほしい。登場人物がどれほどの思いで浮気に走ったのかを。ただの体だけの関係ではない。「俺、半井さんとセックスしたいです。」「うん、いいよ。」切り取ってみると陳腐にも思えるが、どれほどの過程を経てそこまで辿り着いたのかと思うと、胸を打たれる。個人的には、「この身体がいらないなんて、ぜいたくなやつがいるんだなぁ、ってさ」がベスト台詞。おすすめの1冊。

  • 気持ちの動きがわかりやすくて、切ないほどに胸に突き刺さってきた。いろんな場面で雨を絡ませた言葉が良かった。

  • 良かったです!!!
    たくさんもがきながら前に進もうとしている二人の姿にグッときました。絶望したり希望を見出そうとしたり、複雑な中でお互いが大事な存在だと気づいていくところがすごく繊細に描かれていて、もっともっと読みたい、という気持ちになりました。
    言葉もとてもきれい。幸せになってほしいと願わずにはいられませんでした。

  • あーよかったなぁ。
    悶えるなぁこのもどかしい関係。もどかしい状態で暮らすふたりが、もどかしい関係になって、じれったくなる。あぁ、いい、好き…
    一穂先生の描く男性はもちろん、女性もわたしは好きだ。ままならない。みんなどこか、ままならない。だから、それが満たされる関係が、とても愛おしい。

  • なんかこう、しみじみじわじわ好きな作品。「肯定されたい」というささやかかもしれないけたど心の底から絞り出すような、でも完全な否定が怖くて表出できない思い。
    一緒に住んでるし、相手も自分を好きだといってくれるし、でもさ生身の人間だから。性欲って汚いものなの?そこだけ切り離してたかがセックス…なのか、いややっぱり、受け入れてほしい、肯定されたい、っていうもっと根元的な焦燥が、切ない。何でこんな、染み入るような作品を生み出せるんだろう。
    「このからだがいらないなんて、贅沢なやつがいるんだなって」って台詞が好き。
    和章さんの苦悩も切なくて、このあとのスピンに救われる。

  • 一穂ミチさんがBL作家だったの知らなくて。ノーマルのは好きで読んでたんだけど。

    素敵だったぁ。
    けど、挿絵が好みじゃなくて。この前のもそうなんだけど、なくてもいいのになぁぁ。

  • はじめてBL読んだ!あり!

  • 最初全く興味もなくどちらかと言えばお互い苦手な存在だったのに
    タイミングの妙を感じる。
    ずっと幸せでいて欲しい。

  • 一穂ミチのBL作品は初めて読みました。
    『雨』に絡める文章が、恋愛においてだけでなく雨や雨音さえも特別なもののように感じてしまう
    憂鬱な気分にさせる天気なのに、どうして美しく思えたり。
    雨音を確かめてみたくなったり。
    降ったらどしゃ降り。
    でもそのさきは…

    性と愛は同じなようで
    別物であり、
    別物でも引き離せないのね。

  • ドラマ化され2話まで見た。
    「ん?これ、ほんとにBL展開になるん?」って感じだった。
    原作が一穂ミチさんで、好きな作家さんだし、とりあえず買ってみた(売ってる本屋めっちゃ探した!)
    原作読んで、おもしろいんだけど、やっぱり「これ、BLなん?」って思いがずっとあった。BLじゃなくても面白いのよ!!
    ドラマも淡々と進むし、これ、このまま普通に「セックスレス」の話で終わらせてもいいんじゃない?・・・なんて思っていたら

    あぁ、なるほど「ふったらどしゃぶり」だわ

    って読み終わって思った。

    間違いメールから、メル友になる二人が、実は同じ会社の営業マンと総務の男性。
    顔もしらない他人だからこそ、あけすけに話ができて、
    実は同棲して結婚も考える彼女がいるが、やらせてくれない。もうずっとセックスレスであること。
    実は同居している親友が好きで、親友よそれっぽくて抱いてほしいのに抱いてくれない。
    なんて話もしていた。
    ある時、お互いに正体がばれて(このあたり、めっちゃ面白くて笑った~)
    そこからはノー残業デイの水曜日に、ちょっと一杯ひっかけておしゃべりして帰る・・という仲になった。
    ある夜、どうしようもなくなって彼女に迫ったら、やっぱり拒否されて家を出てしまい、連絡をすると「今からいく」と夜遅くにきてくれた。
    そして・・

    って話

    まぁ不憫な男たちだなぁ・・・ってのが感想でしたね。
    彼女、それはひどいわ。
    セックスしたくないのに子どもは欲しいね‥的な会話(友人たちとも)するのも「はぁ?」って感じで、よけいにもやもやする。
    こんな女とは別れるべき!!!って思った。
    でも、なにか彼女にも理由があるのかもしれない・・・っておもったけど、
    最後まで「はぁ?(怒)」だったわ。


    ドラマがどこまでできるのかは分からないけど、
    生々しいのはいらないけど、簡単なチュン朝だけで終わらせるのも辞めてほしいなっておもう。
    むずかしいかなぁ・・・

    続編も注文していて本屋さんに届いているんですが、なかなかとりにいけない!
    近々とりにいってきます!

  • ドラマ化で興味を持ち拝読しました。
    雨と絡めた心理描写や表現力は流石だし、文章は美しくて素敵だなあと素直に思います。
    以前読んだ一穂さんの一般小説は、ストーリーがあまり好きになれなかったのですが、このお話は凄く良かった。

    軽快な言葉のやり取りがテンポよく交わされ、主役の二人が少しずつ心を通わせて行く過程が、繊細に、丁寧に描かれています。
    相手の何気ない言葉や行動によって、お互いの辛くて苦しい気持ちが救われていく様子が分かるので、多分客観的に見れば『浮気』なんだろうけど、嫌悪感はあまりなかったです。
    特に整は、一顕と一緒にいるときの方が絶対自然体だよなあと感じました。

    二人が初めてセックスするシーンは「いやこれ、絶対相手のこと好きになるよね」ていう説得力凄くて、めちゃくちゃ良かった。

    大好きな作品になりました。
    後日談やスピンオフも読みます。

  • イエスノー関連を一応読破したので、今度はこちらを。

    一言、せつない…。それでもタイトルのような湿っぽさはない、大人の恋愛もの。サラリーマンだけど、お仕事話はそれほどでもなくて、2人の感情が行き来する。

    最初の半井さんの印象、私的にも良くないですよ。でも、その後の不安定さと、哀しさ、想いの強さ、みたいなものがゆらゆらと背後に流れていて、読んでいて、こちらも気が気じゃなくなってしまう。
    そして、荻原くん。優しいひとだなぁ。彼の苦しさも、ズシズシくる。セックスに対するすれ違い。
    かおりの気持ちも、わからんでもない。ずるいよね。
    和章は、ダメでしょ。彼が一番理解できなかった。。ナイトガーデン読めば印象変わるかしら。

    まぁ、BLなので、荻原くんが耐えきれなくなって、半井さんと結ばれるところ、いきなりそうくる?感は否めなかったけれど、でも、ほんと切ないし、苦しかった。そして、そこがすごく好き。

  • 大好きな作品で何度も読み返している作品です。こんなに切なくて胸が締め付けられるような痛みを感じる恋愛小説は他にないくらいです。二人のそれぞれの葛藤や悩みが手にとるように伝わり、ラストのシーンでは涙が出そうになりました。色々傷つき傷つけてきた二人だからこれから少しずつ幸せになっていったらいいな…本文中要所で登場する「雨」の描写が本当に巧みで一穂先生の描写のうまさ、ストーリーや登場人物を身近に感じさせる文章に感動の余韻が止まりません。

  • 久しぶりにBL購入。今まで読んだことがない感じの作品でいい本でした。
    文章がとてもきれいなので苦しさも嬉しさも切ない感じも気持ちよく伝わってきた。
    みんな幸せになって欲しい。
    続編もすぐに購入した。

  • 旧版既読。
    5年前に読んだ本なんだけど完全版?
    ( ̄◇ ̄;)エッ…完全版って何?って買った本。
    前の本よりエピソードと書下ろしがある事なのね。
    今回も前回と同じ感想
    https://booklog.jp/users/ankohaanko/archives/1/4840154074

    だけど今回はよりセックスレスに悩む一顕に肩入れしてしまった!!
    する気はないのに子供が欲しいって言うか
    おりの狡さが鼻についたし上から目線だよね。
    一顕の愛情がなくなる…って思わなかったんだべか?

    それとは別にかおりの元先輩の悪意が…これはキツイ・゚・(ノД`)・゚・。

  • 出会う前と出会ってからでは様々なことが変わってしまって、出会う前には戻れない、という読書体験が稀にある。この本はそういうお話。
    旧版も、手に入る分だけ読んだその後の同人誌もほんとうに好きすぎて、改めて読める喜びで胸がいっぱい。
    細かなエピソードがちょこちょこ(性欲の強い彼女、整が睫毛を全部抜いた、彩子さんの強烈すぎるパンチセリフ)あたりがカットされたパートですね。
    視力検査のくだり、この発想とアイデアはどこから来るの? 本当に面白いな。
    一顕の焦燥はより一層生々しく、整の危うさはより一層と鮮烈に深く鋭くこちらに迫るよう。
    「欲すること」を取り上げられ、自分の生き方はおかしいのか? と蝕まれながら互いに向き合っていく二人のジェットコースターのような渦に飲み込まれていく関係はスリリングで生々しく、ひどくハラハラさせられながらどうしようもなく胸が痛い。
    こんな恋愛小説がほかにあるだろうか。
    セックスで結ばれた二人が恋をして、何度も繰り返しセックスで絆をつなぎ合う「それから」を知ると、後戻りできない関係に至るまでを読み返すとその鮮烈さと大胆さと息苦しさの衝撃に改めてびっくりする。
    やっぱり旧版で読んだ時と同じく、和章にかける整の言葉のくだりですごく泣いてしまった。
    和章とおなじようにここで受け取った言葉や想いはずっと忘れないのだと思う。
    一顕の恋人に直してもらった足の爪がモチーフとなっているのが印象深いですね。後書きでの躊躇いながら爪を切る場面がほんとうに切ない。
    「肉親との別れ」、「親との死別」も一穂作品では繰り返し描かれている大切なピースですね。

    書き下ろしはどしゃぶりとびしょぬれのあいだのふたりのどうしようもないぎこちなさと、話をするために選んだ選択が愛おしい。
    なんでこんなシチュエーションが思いつくのかな。一穂さんの作家性の特異さを感じます。
    これからもきっと幾度となく繰り返し読むのだろうと思います。
    体で結ばれあった後に恋をして、そこから先はいつか、心と心だけで愛し合えたらと安らかに夢を見るカード特典のお話にいちばんグッと来てしんみりしてしまった。

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著者プロフィール

2007年作家デビュー。以後主にBL作品を執筆。「イエスかノーか半分か」シリーズは20年にアニメ映画化もされている。21年、一般文芸初の単行本『スモールワールズ』が直木賞候補、山田風太郎賞候補に。同書収録の短編「ピクニック」は日本推理作家協会賞短編部門候補になる。著書に『パラソルでパラシュート』『砂嵐に星屑』『光のとこにいてね』など。

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