ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 (ディアプラス文庫)
- 新書館 (2018年9月10日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403524615
感想・レビュー・書評
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大好きな作品で何度も読み返している作品です。こんなに切なくて胸が締め付けられるような痛みを感じる恋愛小説は他にないくらいです。二人のそれぞれの葛藤や悩みが手にとるように伝わり、ラストのシーンでは涙が出そうになりました。色々傷つき傷つけてきた二人だからこれから少しずつ幸せになっていったらいいな…本文中要所で登場する「雨」の描写が本当に巧みで一穂先生の描写のうまさ、ストーリーや登場人物を身近に感じさせる文章に感動の余韻が止まりません。
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久しぶりにBL購入。今まで読んだことがない感じの作品でいい本でした。
文章がとてもきれいなので苦しさも嬉しさも切ない感じも気持ちよく伝わってきた。
みんな幸せになって欲しい。
続編もすぐに購入した。 -
前も読んだことあるけど、やっぱ何度読んでもいいなあ。
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完全版。比べて読んでいないので、はっきりこことここが違うとは言えませんが、最初に読んだ時よりもこっちの方が幾分生々しかったように思います(女性の感情が)。
あと『ナイトガーデン』での和章を知っているので、この行動の裏には…的な読み方をしてしまい、より複雑な心境にはなったかも。
どっちにしても大好きな作品すぎて、読後はその世界から抜けきれず、同人誌を引っ張り出して読み返す羽目に。
この次に出る『メロウレイン』も早く読みたい。 -
フルール文庫新装版
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なんかこう、しみじみじわじわ好きな作品。「肯定されたい」というささやかかもしれないけたど心の底から絞り出すような、でも完全な否定が怖くて表出できない思い。
一緒に住んでるし、相手も自分を好きだといってくれるし、でもさ生身の人間だから。性欲って汚いものなの?そこだけ切り離してたかがセックス…なのか、いややっぱり、受け入れてほしい、肯定されたい、っていうもっと根元的な焦燥が、切ない。何でこんな、染み入るような作品を生み出せるんだろう。
「このからだがいらないなんて、贅沢なやつがいるんだなって」って台詞が好き。
和章さんの苦悩も切なくて、このあとのスピンに救われる。
一穂ミチの作品






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