さみしい神様のメリーゴーランド (ディアプラス文庫)

  • 新書館 (2022年2月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (258ページ) / ISBN・EAN: 9784403525476

作品紹介・あらすじ

1900年パリ。若宗家である義弟に虐げられていた佳依は、万博での能公演の準備中、装置の下敷きになりかけたところを謎めいた美貌の男性に助けられる。だが彼は自身を死神だと言い……?

感想・レビュー・書評

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  • 死神「伯爵」と能楽師の佳依
    佳依を救った罰として人間界で過ごすことになり、幸せになりました。となるのかと思いきや、そこからがお話の本質。
    「生」をどう捉えるか、愛を支えにどう生きるかを問い、導きあい何を選択するか、とても深いお話でした。
    佳依の柔らかさの奥にある凛とした性質が、感情を持たなかった伯爵に感情を与え、愛を教える流れが美しく、全体的に物悲しい音楽とメリーゴーランドの煌びやかさを感じました。正に生き抜いた魂が、最後に訪れる場所を表現されていたと思います。
    勇舞が二人と別れた後、自分のすべき事をしながら全力で生き抜き、会いたかった義母兄、佳依の元で舞う。よく、頑張ったねぇと感涙でした。労う言葉とともに送り出す、魂を慈しむ言葉にさらに感涙でした。

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