結晶物語 (2) (ウィングス文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403540967

作品紹介・あらすじ

人間だけでなく、幽霊や妖怪などの有象無象に縁の品まで扱う、不思議な質屋の主人・凍雨。現在は昼行灯を決め込んでいる大妖怪・白夜を父に持ち、自身も相手の感情を結晶にし、舐め味わうという彼。しかし、今まで出会ったことが無いような、底知れぬなにかを抱えた男との出会いが、凍雨を未曾有の危機に遭遇させ-!?前田栄のあやかし冒険譚、続篇登場。

感想・レビュー・書評

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     ファンタジー。
     御伽噺をモチーフにして、人とあやかしのハーフの凍雨が弱味を握っている人間黄龍をこきつかいながら、いろんな事件に首を突っ込んでいくというもの。
     父親が大妖怪。時間を食べる白い大蛇「白夜」。
     今回のモチーフは、「眠り姫」「かぐや姫」。あと、「人魚姫」から続いているネタで、「白雪姫」らしいです。
     価値観が違う凍雨に振り回され続ける黄龍。
     人外は嘘をつけない、つかない(人の変化は嘘をついたりできる)から約束破ると怖いよ、と。不可抗力とかは認めない。
     これの裏テーマは、白夜は死んだ妻を取り戻せるのか? みたいです。
     白雪姫はさらに話が続く模様。
     ……黄龍よ。名乗らない妖に「プリンス」って名付けるのは、どうかと思うよ。
     そして、プリンス、この後も絡むらしい。彼がほしいのは人魚刀。無夜はこの人、嫌いだ。愛する女以外への、女の扱いがひどすぎる。冷凍庫に死体つるすな。好きになってくれた人を、生きたまま冷凍室に放り込むな。 

  • 毎回、御伽噺がモチーフになっているのですが、ついついああこういう話型ねー、とか考えてしまう。

  • まだ読了していない。早く読もう。

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