- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403541391
作品紹介・あらすじ
昔むかしの平安時代。山吹丸は主・藤原純友様とともに伊予国へと来た。住めば京より居心地のいい地で、今では地元の漁師達とも仲良くやっている-つもりだった。ところが、漁師だと思っていた彼らが、本当は海賊だったことが判明。しかも立派な大貴族であるはずの純友様は、頼まれて海賊達の大頭を引き受けてしまう。その海賊団を実際にまとめるのは小頭四天王。山吹丸をひどく可愛がってくれる彼らは、妙な術を使う者ばかりで…?奇想天外、あやかし絵巻。
感想・レビュー・書評
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平安ものはニガテなんだけど、京のありがちなお話ではなく伊予に赴任した主に付いている男童が主人公とあって読みやすかったです。
伊予の漁師の中でも変わり者の4人の二の頭になぜか妙に気に入られている山吹丸。でも山吹丸は主である純友様に仕えることが何よりの幸せ。そんな折、京から国守がやってきた。なんでも海賊を討伐に来たという。しかし海賊などは伊予にはなく・・・
キャラクターの個性もあるし、話もテンポ良く読みやすい。
多分歴史公証とかは・・・かなり適当な気はするんだけど、そういうのが気にならない人にはそこそこエンターテイメントとしてオススメ。 -
もふもふ良いですよね。
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西の大魁帥・藤原純友であります。
天音氏がどう煮込んでくるかと思ったらば。
そう来たか!
細かい考証は相変わらずきっちりですが、だいぶ、ライトで明るい!!
いっそ、遊び過ぎ?
皆川純友とも、北方純友とも全く違う、恐ろしくも腕っ節が強くもない、典雅でまったりで、大事な時だけ頭が切れる如月版純友に期待大であります。
ってか、確かに、山吹丸可愛いんだよねえ。
てか、あとがきのテンションの高さにびっくりです、うん。