- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403541629
感想・レビュー・書評
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一気に物語の核心を付く真実が語られる。
異種なシステムは、特殊な力を持ったが為に許されぬ想いや思惑が絡み合い、"呪い"という形で広められた愛憎のようなものだったわけですか。
自分の堪えきれなかった想いや嫉妬などを、結局その力をもって後世まで残す形を作るなんて、なんて身勝手な!って感じだよね。
いつしかそれが信仰や理として、崇高なものに変わったのかもしれないけど、それに巻き込まれる形で関わることになったトゥラルクが哀れだわー。
ここまでくれば、巻き込まれ損以上に大事なお役目を果たさなければいけなくなったわけで、もう応援するしか出来ない!(苦笑)
なんとか上手く収まる形を作ってくれ!
一筋二筋縄ではいかないかもしれないけど、頑張ってトゥラルク!(笑)
と言っても、文庫がここまでしか出ていない!
連載誌では、9年前(?)に完結済だが、本になっていない!(泣)
何とかして、出版されないものか!
いちお、これから出版社に手紙を送るつもりだ!
小さな小さな声かもしれないが、誰かの目にとまって動くきっかけになってくれたらいいなぁという願いを込めて!!!
同じ想いの人は、声を上げよう!!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第一王子と宣託を受けたのに、身に覚えの無い殺人の疑いをかけられたトゥラルク。疑いを晴らすため、ある儀式を受けることになるが……。元山賊のトゥラルクは、王子として扱われてはいるけど、本物かもわからないし、すきあらば逃げ出そうとするとんでもない王子。しかし、いざというときにはものすごい行動力と実際的な考え方を発揮できる子なのです。あー安心して読めるし面白い。次の巻で完結なんてもったいないなー。恋愛なしでこんなに面白いのに~。BLもなしなのでご安心を~。
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こんなに楽しいのでなるべく長く続いて欲しいと思ってしまう。一回完結して続編が出ないかなー。ヒルクイットが相変わらず素敵。トゥラルクのヒルクイットに対する怯えっぷりがいつも笑える。