- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403541780
作品紹介・あらすじ
妖魔が棲むと噂される森・ポポワトー。その地を相続することになった王子リシャールは、森で獣に襲われかけ、フィーという少女に助けられる。木の葉のドレスを纏った美しく純粋なフィーに心を奪われ、その後も度々森を訪れるリシャール。一方フィーも、知的で誠実なリシャールに無自覚に惹かれていく。だが彼女はポポワトー最強の妖魔・オディロンとライルの大切な養女だった。大反対に遭った二人の恋は…?カタブツ王子と森ガールのファンタジック・ロマンス。
感想・レビュー・書評
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読み切りおとぎ話風ファンタジーロマンス。不思議な森の妖魔に育てられた純粋で真直ぐな王女と、王国の第六王子の純粋ハッピーエンドロマンスで、粗筋的にはベタといえばベタだけど、この作者風味の奇妙な動植物が楽しく、全体の話も面白く、いろいろ和んだ。妖魔の王オディロンと妖魔ライルは、なんとなく真夏の夜の夢のオベロンとパックのイメージが投影されているような気が。しかし、ポジティブな話は読んでて元気になる。
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アルレットがたいへんかわいらしくてニヤニヤ。ただのお兄ちゃん子じゃなくて良し。フィーももちろんかわいいのだけど、ちょっと将来が心配だ(笑)
そしてライルがなんだかんだ言って常識人なのが涙。妖魔なのに。自由気まま自分勝手が信条だったろうに。自分よりとんでもないのがいるとブレーキにまわらざるをえないとこが器の違いを出してるなあ。
それにしても一から十まであっまいお話でした。身もだえー -
童話めいたほんわかラブ。フィーのお母さんの気持ちになって読んでしまった。