続・金星特急 竜血の娘(5) (第5巻) (ウィングス文庫)

  • 新書館 (2025年5月10日発売)
4.64
  • (7)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784403542473

作品紹介・あらすじ

蒼眼に買われ貞操の危機を迎えた桜は、間一髪、カナートとユナートと名乗る幼い兄弟に助けられる。小さいながらめっぽう腕の立つ彼らは自らを桜の「守護者」だと言うが……? 一方桜を追う一行は二手に分かれ、蒼眼に顔を知られていない蜜蜂ひとりが先行、ヴァイキング相手に大博打を打ち、彼らの船でロンドン上陸を果たす。残る大人組は北回りでロンドンを目指していたが、ユースタスが再び砂鉄の記憶をなくしてしまう。恋心が芽生えるたびにリセットされるという事実に絶望した砂鉄は……? 急展開の第5弾!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 物語の中に出てくる建物や施設に現実のモデルがあるから、世界中を旅している気分でわくわくする。
    仲間も増えたし新たな情報も出てきたし、ますます賑やかになりそうだ。

    雷鳥と無名のエピソードが読みたくなって、前シリーズを全部読み返してしまった。

  • なかなか続刊でないな、と思いつつ待ってたけど、これからはいつものペースでだせそうとのこと。盛り上がってきたので楽しみ!

  • 蒼眼に売られ貞操の危機を迎えた桜は、カナートとユナートと名乗る幼い兄弟に助けられる。彼らは自らを桜の「守護者」だと言い・・・?!一方、ユースタスが再び砂鉄の記憶を失ってしまう。

    相変わらずめっちゃ面白い。先生が体調不良で刊行が延期を重ね心配していましたが、無事に出版されて本当に嬉しい~~。桜がいよいよ捕まってしまってハラハラしたけど、まさかの獣御前の中に仲間がいたんだね。特殊体質の持ち主の正体が最後で明かされて大興奮でした。神出鬼没の伊織がナイスすぎでしょ。伏線回収が見事すぎて気持ちい。ずっと出てこなかった雷鳥様と無名さんもようやく。ユースタスが銀魚の力を失えば記憶を失わずに済むんじゃないかという夏草ちゃんの考察にほんの少し希望が見えてきたけど、砂ユの幸せを願う民としてはもう砂鉄と一緒に絶望と喜びの波が激しいですw必ずまた思い出せると信じてる。

  • 作者がご病気でいらしたということで2年半ほどの間をあけての新刊。大好きな作者&シリーズなので、ご体調を心配しながら待っていた。
    そして待った甲斐を何倍にもして返してくれたように思える大満足の新刊。
    連載はWebで1回は読んではいたけれど、書籍の活字になったストーリーは格別過ぎてすごかった。

    回の区切りを「え!?」というところで切ると続きが読みたい病が発症してしまうわけだが、嬉野先生の場合、それが章ごとに来るので、1ページも油断できない。アドレナリンMAX放出状態のまま読まなくてはいけない。これマイルール。ジェットコースターさながらに振り回されっぱなしである。
    それは淡々と鋭い的確な説明であったり、号泣さえも俯瞰しながらの描写であったり、圧倒的に面白い。
    ずっと追いかけている作者だけど、年数を追うごとに更に高い満足感を味わせてくれるのが素晴らしい。

    全員の無事とハッピーエンドを強く願いつつ、どうかご無理のない範囲で、でも納得のいくまで物語を書き上げて欲しいと思ってやまない。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

うれしの・きみ
長崎県出身。魚座・B型。『小説ウィングス』2006年夏号『パートタイム・ナニー』にてデビュー。著書には講談社文庫『妖怪極楽』のほか、『ペテン師一山400円』、『金星特急』シリーズ、『異人街シネマの料理人』シリーズなどがある。世界放浪とお酒が好き。

「2016年 『黒猫邸の晩餐会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

嬉野君の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×