死者の囁き アドリアン・イングリッシュ 2 (モノクローム・ロマンス文庫)

  • 新書館 (2013年12月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784403560163

みんなの感想まとめ

テーマは、愛と葛藤を描いた物語で、登場人物たちの心の深さが際立っています。主人公アドリアンは、過去の事件からわずか2カ月後に再び殺人事件に巻き込まれ、彼の感情と成長が描かれます。特に、ジェイクとの関係...

感想・レビュー・書評

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  • 以前電子で読んだものを再読。これからの展開を知っているからこそ、この話のジェイクの、人目がない世界での「誠実さ」、二人だけの時間でいる時の優しさが沁みる。というか、この話があるからこそ、アドリアンがあんなに辛い思いをしてもジェイクへの執着を捨てきれず、ジェイクを憎めなかったんだなー。この人生で最高と感じてしまった、ジェイクの愛情と優しさを知ってしまったから…。

    あと、物語の前半で、まだアドリアンにキスすらできない時に「女じゃない」とジェイクがいうけど、あれは半分自分にかかっているんじゃないだろうか。
    この時点ですでにジェイクはずっぷりアドリアンに恋しているのを認めていて、それでいて、どうして男同士なんだ…と。2000年前後の話なので、今ではそんな思い詰めなくても…と思いつつ、昔はこういうセリフのあるBLが美しい感覚が本邦でもあったんじゃないだろうか。美しいではなく、エゴな葛藤として描いているのがこの話のしんどくて誠実なところです。

  • 1作目の事件からわずか2カ月後、またしても殺人事件に巻き込まれるアドリアン。舞台はパサデナの街中から、アドリアンが祖母から相続した牧場のある田舎町へ。なかなか距離が縮まらなかったジェイクとの仲も急展開を見せ…。

    当て馬キャラも登場し、ジェイクの反応についニヤけてしまいました。前作同様、読者をミスディレクションに誘うための情報がばら撒かれており、「あー、分からん!」と頭をかきむしりながら楽しく読みました。

  • アドリアン・イングリッシュ②。前作で気をもませた本屋兼ミステリ作家アドリアンとジェイク刑事。LAから離れたこともあり追いかけてきたジェイクとついに優しい(そして激しい)肉体関係に。でもジェイクのゲイへの嫌悪とストレートへの確執で未来への疑問が残る。周りのゲイに対する偏見が酷い。ミステリーのほうは黄金をめぐる殺人が綿密な背景描写とともに読者を引き込む…が少々動機が弱いと思わせる結末。今まで地道に学問を追求してきた考古学者がいきなり大昔の黄金(それもあるかどうか疑問)に目がくらんで次々に殺人を犯すかなあ…。

  • 前作ラストでカップルになった2人がようやく一歩を踏み出し、ロマンスの芽が花開く2作目。
    行く先々で大小様々な事件に出会うアドリアンに巻き込まれるジェイク。病弱なのに、事件解決に向け奔走するアドリアンの姿にハラハラするのは私だけじゃないはず。そして意見の対立や喧嘩を経ても徐々に深まる2人の関係にドキドキ。

    一方で、本作では前作より長めのミステリ要素が盛り込まれ、ラストの急展開は少し呆気なさを感じました。風呂敷を広げた割に犯人と動機があまり印象に残らなかったのが残念。

  •  数年ぶりに一巻を読み返したところドハマりして、未読だった二巻も一気に読みました。恋愛よりも殺人事件がメインだった一巻に比べ、今作はカップルになったアドリアンとジェイクの甘々なふれあいがふんだんに盛り込まれていて、読んでいてキュンキュンしっぱなしでした。
     とはいえ、今作もがっつりミステリーであることに変わりはないので、なかなか進展しない捜査にだいぶ焦らされます。恋愛面でも、アドリアンとジェイクは捜査の方針で喧嘩をしたり、気持ち的にすれ違うばかりします。しかし、二巻まで来ると、もうこの二人は事件に巻き込まれれば、巻き込まれるほど惹かれ合い、離れがたくなっていくのではないかと思うようになりました。
     巻き込まれ体質かつ病弱なアドリアンが危険な目に遭ったり、命を狙われるたびにジェイクが現れ、助けてくれる。そして、ジェイクはジェイクで、惚れた男が危なっかしいのを放っておけないどころか、守りたくなっていく…
     完全に白馬の王子に王子のロマンスです。
     ただ、相思相愛なのは明らかでありながら、同時に、二人に未来はないとお互いに知っているんですよね。その理由は物語を通して言及されるので割愛しますが、メリバと表現するには複雑すぎる、不安定な二人の関係にまた感情を揺さぶられ、読者としても二人に心を奪われてしまいました。

     最後に。このシリーズは物語の終盤でアドリアンとジェイクが交わす言葉が本当に秀逸です。説明するのは野暮かもしれませんが、暗示的な言い回しをしつつ、しかしはっきりと想いを伝えるジェイクの言動から、アドリアンが思っている以上にジェイクが彼に囚われていることが伝わってきます。何度読み返しても悩殺されること必至です。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    行き詰まった小説執筆と微妙な関係となったジェイク・リオーダンから逃れるように、祖母が遺した牧場へとやってきたアドリアンは道ばたで死体を発見する。だがその死体は保安官が来た時には跡形もなくなっていた。敷地内のスパニアード・ホロウ峡谷では学者たちによる発掘作業が行われていたが、謎の呪文や飼い犬の変死にスタッフは不安を覚えている。そして牧場の郵便受けにはガラガラヘビが。これは谷の安らぎを守る「ガーディアン」の呪いなのか?アドリアンを追ってやってきたジェイクとの関係も事件を通してゆっくりと動き出す、シリーズ第二弾。

    高校生の恋愛を見ているようなアドリアンとジェイク。逃げたくなるのはわかるけれど、逃げた場所が問題。あの大量の大麻畑はどうすんだろうか?
    面白かったけれども次の巻からは図書館にないのです。どうしようかしばし考えましょう。

    A dangerous thing by Josh Lanyon

  • アドリアン・イングリッシュシリーズ2巻。
    M /Mのロマミス。
    1巻が面白かったので、続けて読んでみた。
    こちらも面白くて一気読みだよ!

    巻き込まれ方主人公のアドリアンとクローゼットゲイなジェイク。
    口喧嘩が多いし、あからさまなベタベタさはないんだけど、ジェイクがたまに見せる甘さがすごく良くて、こっちまでアドリアンと一緒にドキドキ。

    ミステリー部分も面白くて楽しめた。
    3巻も読むの楽しみだなー!

  • 絶対にアドリアンを守ってくれるジェイクが格好いい。二人の関係は良かったのだけど、事件自体は退屈だったのがラニヨン作品らしくなかったかも。途中何度も眠くなってしまった…

  •  
    二巻目も面白かったー!!
    今回も殺人事件メインです。そしてやっぱり最後のページまで殺人事件メイン。笑 恋愛模様<殺人事件なので恋愛小説というよりはミステリー小説として読んだほうがいい作品。逆に恋愛小説として読むと拍子抜けしてしまうかも。
    個人的にはがっつりラブストーリーよりこういった方が好きなので大手を振って☆5つ。

  • 再読、アドリアンシリーズ第2弾。この巻は覚えてた(笑) 事件の最後はやはり駆け足気味に感じたけど、2人の関係がゆっくり進んでいく展開がいいですよね。自分がゲイである事に嫌悪さえしてるジェイクとゲイである自分をありのままに受け止めてるアドリアン、甘いだけで展開していくんじゃないのが読み応えがあって面白い。ジェイクの発言でちょっと気になる部分があったので今後の2人が心配ではありますが…

  • 喧嘩しないで!仲良くして!
    が、一番の感想。

    事件を通して、二人が歩み寄っていく過程が非常に美味しい……

  • アドリアンとジェイクの関係も少しは進展するかと思いきや、微妙なまま

  • アドリアン・イングリッシュシリーズ2作目。

    う~~~~ん
    謎解きパートが超長かった!!!

    攻めは1巻の最後で恋人…?になったけど
    ゲイだけど自分の性癖に抵抗があって
    キスすらも拒否する。

    その攻めがどうやって落ちるか、
    というのが楽しみで読んでたけど
    謎解きパートが長くて疲れました。

    でもアメリカでもやっぱりカミングアウトは難しいんだなとか
    ゲイの存在が日本ほどクローズじゃない分
    差別する態度もあからさまなんだなとか
    日本との違いが新鮮でした。

    40歳になるまで自分の性癖を認められず
    かといって器用に結婚することもできない
    ジェイクがちょっと切なかったです。

    あとは下の毛もちゃんと金髪なんだなとか…w

    謎解き部分は引っ張った割に畳み方が雑で
    あまり面白くはなかったかな…
    え?ここで終わるの?って感じだった。

  • アドリアンの行くところ殺人あり。そんなお約束を抱えてアドリアンが行った先は、祖母の残してくれた牧場。そこで早速死体を発見したアドリアン。彼を追ってきたジェイクは…というお話。
    前作でほとんど動きのなかった二人の関係が動き出すこの巻。ミステリー部分は前作同様とっつきやすく、自然に話にのめり込んでいける。犯人がわかるヒント的な台詞もあり、不慣れな人も楽しめます。そして肝心の、ジェイクとの仲は前作とはうって変わって親密に。というか前作で地ならししたところに芽生えたというべきか、急接近すぎてこちらが戸惑うくらい。でも、この後のことを考えたら当然の流れ。二人の蜜月をしっかり味わうべし。

  • カミングアウトできない刑事×心臓疾患の本屋。
    この作者もだけど、翻訳も素晴らしいと気付いた二巻目。
    言い回しとかとても自然で、原文はどうなってんの?と良い意味で興味を持った。
    例えば、どのくらいたってる?を勃ってると経ってるに掛けるとこ、原文どうなってんの…?という素朴な疑問が(笑)

    イチャが萌えまくりです。素人ゲイ童貞?の攻め。受けにキスも仕掛けられなかったのに、気持ちがやっと追い付いた感じで見事結ばれました。(^o^)こういう事件もので命張ってると、気持ちも盛り上がっていいよね。

  • ミステリの部分も面白かったし、事件を通じて距離が縮まる二人も良かった。

    アメリカも州によっては同性の結婚を認めていたりするけれど、場所によってはまだまだ差別がある故、主人公の一人は芸の自覚があるものの、できれば結婚して子供が欲しいと理性的には考えている。
    けど、40歳の今でも結婚をせず、独身のままであること。
    いろいろな葛藤があってなかなか素直になれずカミングアウトしているもう一人の主人公に対して恋愛感情を抱きながらも一歩を踏み出せないもどかしさが切なかった。
    相思相愛なのに社会的な立場を考えて……と言う葛藤を乗り越えて二人がどうなるのか続きが楽しみ。

  • 面白かった…!
    1巻より二人の関係が濃厚になってきて、さらに事件も呪術的でミステリアス。
    すっかり虜です。
    続きが気になっちゃってもう大変w

  • 1作目よりおもしろかった。

  • はらはらどきどきと。
    じれったさがなんとも好な二人の関係と。
    堪能させていただきました。

  • 1巻を読み終わりすぐ2巻目読破。
    マッチョ系刑事、ジェイクと本屋の店主兼作家アドリアン。
    ジェイクは自分がゲイである事を嫌悪し
    なるべくなら普通に結婚もしたいと考える。
    アドリアンはゲイの自分をそのまま認めてるので
    お付き合いする事になった2人だが
    気持ち…態度に温度差があるのでなかなか進展がない。
    そんな関係に嫌気がさしアドリアンは逃げるように
    祖母から受継いだ田舎の牧場に
    執筆活動の為と言い訳しやって来た。
    が、付いてすぐ彼はここで死体を発見
    通報するが通報してる間に死体が無くなっていた!!

    知らない間に事件に片足を突っ込んでしまったアドリアン。
    何者かに殴られ目が覚めるとそこには病院で
    ジェイクが側に付いていてくれてた。

    今回も事件に巻き込まれジェイクもろとも命の危機に!!



    前作よりミステリー度もアップ!!
    そして気持ちだけ…少しだけ進展した2人(;^◇^;)ゝ

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