海賊王の死 ~アドリアン・イングリッシュ 4~ (モノクローム・ロマンス文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403560194

作品紹介・あらすじ

アドリアンの小説に映画化の話が持ち上がり、出席していたパーティ会場で映画のスポンサーが突然死する。調査にやってきた刑事を見てアドリアンは凍りついた。そこには2年前に終わり、まだ傷が癒えてはいない恋の相手・ジェイクの姿があった。ジェイクの部下はアドリアンに疑いの目を向ける。被害者の体から検出された毒の中に彼の心臓の薬と同成分のものが含まれていたのだ。アドリアンはジェイクの協力を仰ぎながら独自に事件の調査を始めた。俳優のポール・ケインからジェイクとの過去を聞かされ、ざわついた気持ちを抱えたまま。そしてジェイクは2年前に言えなかった言葉を語り出す-。胸に突き刺さる怒りと痛み。相克と再生の第4弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ4作目。アドリアンシリーズのテーマは一貫して愛と孤独だと私は思っているのだけど、それを突き詰めた先にあるのはいかにして自分らしく生きていくかに繋がるのだな、と。彼らの葛藤や模索はとてもリアルで、性的指向がどうであれ社会で生きる上で誰しもが抱える想いそのもの。だからこそ読んでる私たちにもアドリアンの痛みはダイレクトに伝わるし皮肉は身に刺さります。
    願わくばアドリアンとジェイクのベクトルが同じ方向を指し示していますように!

  • アドリアンイングリッシュ4作目。

    前作から2年後の設定。
    あの終わりからどうなるの⁉︎と思ってたんだけど、読んでみたらやっぱり切なくて。
    ジェイクは酷いと思いつつも、突き放しきれないアドリアンは完全に惚れた弱みよね…。
    ジェイクは酷いけど、彼の気持ちも理解できるから、私まで胸がぎゅうぎゅうに苦しくなってしまったよ…。

    そして、ギリギリまで事件の決着も出ないし彼らの関係がどうなって行くのかも分からないままだったから…もう、やきもきした!!!
    最後の最後に、納得する結末だったから良かった。
    つづきが気になりすぎるから5巻も続けて読もうと思う。

  • シリーズ第4弾。前作の事件から2年後、アドリアンがまた事件に巻き込まれ彼の前に現れたジェイク… 前作でジェイクの評価が地の底まで落ちたと思ってたけどまだ落ちる事があるとは… でも最後の最後でやっと自分が誰を必要としてるのか分かったジェイク… 犯人と対決の場面からラストまでアドリアンの想いと一緒にドワーッと持って行かれ、もう凄く面白かった! まだドキドキしてます。続きが年末発売予定ですが、どうかどうかアドリアンの幸せいっぱいの姿が見れますようにと願わずにはいられない。

  • 読了

  • アドリアンシリーズ一番の山場!読み始めたときはまさかこんな展開になると思わなかった。
    アドリアンにとってもジェイクにとっても、とても辛い選択を強いられるお話。そこまでならないと捨てられないほど重かったというべきか…ここまでアドリアンの気持ちを振り回しておいて、いわば自業自得なジェイクのはずなのに妙に気の毒になってしまいました。相手の家族もあることだしね…。
    この展開を経てたどり着くのはどういう結末か。次巻まで止まりません。

  • ゲイだとばれたら固い職業のジェイクにとっては良い状況とはいえないし、典型的なアメリカンビューティと言う感じの家庭に生まれた人っぽいので主人公への恋慕と自分の人生を天秤にかけて自分の人生の幸せ(成功)を前巻で選び取ったくせに
    アドリアンとは友達でいられると思ってたってお前、そんな人間都合よくできてないってばってちょっとプンスカ怒りながら読んだいたけど
    最後、自分とアドリアンとの関係をいい方向に清算する決断をしたので早く続きを読みたいです
    アドリアンもジェイクも面倒くさい系だけど一筋縄ではいかないのが人生だよねぇ
    ガイはどうなるのかなぁ

  • 大・大・大・大好きなアドリアン・イングリッシュシリーズヾ(≧▽≦)ノ 
    今回も良かった!!( ´艸`)ムププ 
    文句なし★5つ!!
    厚さの割に一気に読めるのはそれだけ面白いってこと。③巻から2年後。
    ジェイクの結婚により別れたアドリアンとジェイク。

    アドリアンの小説に映画化の話が持ち上がり、
    そのパーティの席上で殺人事件が起こり
    捜査に来たのがジェイクだった。
    2人が殺事件の現場で再会。
    再び始まる事件の謎解きと2人の物語。
    きっぱり別れたはずがお互いの心には……。

    前回、糞だったジェイクが今回は漢に!! オオーw(*゚o゚*)w

  • ふぉぉ…至福のためいき…!!
    読みながら何回「ジェイク!この野郎ジェイク!」と呟いたことかww
    ジェイクは実は男運悪いですよねwww
    前の巻に引き続いてアドリアンには切ない場面多かったな。
    でもジェイクへ静かに別れを告げるシーンは個人的に大好き。
    犯人も終盤まで全然わからないしラストは怒涛だし、ミステリとしてもかなり面白かった。
    最終巻は年末までお預けとのことで気が狂いそうです!w

  • ちくしょう、なんだよほんと。
    叫びたくなるじゃないか!!!!!
    煮え切らない二人と、新たな殺人事件。
    再び出逢ったことで、関係がまた始まるのか、始まらないのか。
    一体、どれだけの時間が過ぎて、何度、危機を王子様が救えば、ハッピーエンドに辿り着くのか。

    どうにも、面白いです。

  • ジェイクは大変だろうなあ、と思うのですがこれまでの所行を思い返すにざまあと思わなくもない。そしてここで完結にしないで続きがあるっていうのがすごい。現実は Happy Ever After じゃないだなっていう。

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