フラワー・オブ・ライフ (1) (ウィングス・コミックス)

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本棚登録 : 2016
レビュー : 244
  • Amazon.co.jp ・マンガ (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403617492

感想・レビュー・書評

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  • 三浦しをんさんがエッセイの中で、迸るような情熱で
    「絶対読むべき作品!」と推していたので
    やっと4冊揃ったところで、読んでみたこの作品。

    さすが愛と情熱の漫画伝道師、しをんちゃん!
    心打たれる名作です!

    1年と1ヶ月遅れの高校入学にあたっての自己紹介に
    白血病であったことをあっけらかんと笑顔で語ってしまう
    天衣無縫な春太郎、

    心身ともにふっくらまあるくて、春太郎をやさしく支える翔太、

    傍若無人を絵に描いたような、最終形態オタクの真島。。。

    という中心人物3人を始め、1年D組の、目立たないクラスメイトにまで
    繊細なエピソードが組み立てられ、
    温かいスポットライトが当たっていて、すばらしい♪

    仲間の描いたオリジナル漫画の回し読みブームが起きたり
    誰かの家に集まってテスト勉強やクリスマス会で盛り上がったり
    文化祭でのクラス対抗の演劇に異常な情熱を燃やしたり。
    もう一度高校生に戻って、このクラスに転入したい!と
    叶わぬ夢を抱いてしまうほど、キラキラした1年間が描かれています。

    高校2年の春を迎える最終話、
    周りを気遣って、嘘がつけるようになった春太郎や
    好きな漫画のためなら強い主張もできるようになった俊太や
    超然と皆を見下していた自分の脆さをやっと自覚した真島の成長に
    眩しさと同時に、なんともいえない切なさを感じながら

    得ることは喪うこと、喪うことは得ること、と知り
    彼らの「フラワー・オブ・ライフ」をつぶさに見ることができたことに
    深く感謝したくなる作品です。

    • まろんさん
      すばらしい漫画でした!
      ほんとに、エッセイの中で勧めまくってくれたしをんちゃんに感謝♪

      そしてtorachanさんもこの作品が大好きだった...
      すばらしい漫画でした!
      ほんとに、エッセイの中で勧めまくってくれたしをんちゃんに感謝♪

      そしてtorachanさんもこの作品が大好きだったと知って
      さらにうれしさがこみあげる私でした(*^_^*)
      2012/07/23
  • みんな、ほんとうに、やさしい

    これを読むたび、よしながふみは、ちょっとした言葉や態度が相手をどんな気持ちにさせるか、について普段から考えているんだなと思います。

    この作品にでてくる人達は皆おもいやりがあります。あるいは繊細な気持ちに気付ける感性が。そういうものを持って生きたいな。

    そして、今更キャラがまるっこくなるのはスラムダンクの影響だと気付く。

  • 全4巻

    西洋骨董洋菓子店と、フラワーオブライフを立て続けに読んだことがなかったから気がつかなかったけど、同じものを書いているのかもしれないと思った。読後のなんともいえない気持ちがおなじだ。おなじだったんだ。

    終わらない。何も終わらない。解決なんてしないんだ。解決もしないけど崩壊もしない。人の生に最終回なんてないように。
    わたしハッピーエンドが好きなんだ。ご都合主義でも何でもいいのよ、ああよかったって、ほっとした気持ちで本を閉じたいの。だってやるせない気持ちなんてリアルな生活の中にいやってほど溢れているでしょう。それで十分だよ。フィクションの世界でまでどうして感じなきゃならないの。こんな気持ちにならなきゃならないの。でも読んでしまう。だっておもしろいんだ。すごいなぁ。

    あれはどうなったんだろう。これは。数年後の彼は。彼女は。と答えを求めてしまうのは野暮なのよね。

    完結、という言葉が似合わない。
    だって何も結んでない。終わらない何か。

  • なんて胸が締め付けられる内容なんだ・・・。

    学生時代のささやかなあれこれが丁寧に描かれている。
    出てくる登場人物はいい子で、不器用でいとしい。
    何かに夢中になるひたむきさを思い出したよ。

    それぞれのやるせなさの描き方がいい。
    特にねーちゃんに泣きそうになった。
    女の子って本当大変だから・・・。

    始まり方や設定もぶっ飛んでたけど、終わらせ方もぶっ飛んでた。ぐあーあれもこれも最後まで描いてくれよ!教えてくれよっ!って悶えた。今でも気になってたまらん。

    キャラがすごい。
    白血病から復帰した少年と可愛いでぶと美少年の痛いオタク。
    可愛いデブをメインにすえるなんて!(あれそういえばよしながさん力士のパトロンになりたいんだっけ?)
    少女マンガ(?)では斬新すぎる。
    でもきっとみんな翔太くん大好きになると思う。

    そしてこの終わらせ方・・・やっぱすごい。
    これは本当名作。
    でもやっぱり足りないから4で!

  • 人を思いやる青春バイブル。

    人間関係に細やかで優しい、高校生たちの話。
    傷付いたり傷付けられたり、楽しさを共有したりする、些細な日常の幸せが感じられる。
    自分は高校生のとき、こんなに他人を思いやっていた気がしません(笑

  • 花の命は

  • 全4巻

  • 2004-00-00

  • いろんな人がいろんな気持ちを抱えて生きてて
    それがぐるぐるしながら
    僕らは関わりあってるわだろうなぁなんて思う。
    今日も生きていこう、と思える4冊。

  • 友人より感謝、感謝のお借り本。白血病で一年と一ヶ月遅れて高校へ入学してきた花園春太郎。個性豊かな先生やクラスメイトたちとこれからどんなふうに青春していくのかなぁとワクワクしてくる。三国くんがホントにいい子で癒やしだわ〜。真島も面白いし、シゲ先生には私も騙されたし、小柳先生はいっぺん痛い目みろ!って感じですが面白かったです。

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著者プロフィール

よしなが ふみ
東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒、同大学院法学研究科中退。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2001年にドラマ化されたうえ、翌年2002年第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。白泉社「月刊メロディ」で『大奥』を連載しており、2006年第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞、2010年に実写映画化されている。
ほかの作品に、『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』『きのう何食べた?』などがある。

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