東方死神 ─ メテオ・メトセラ外伝 (ウィングス・コミックス)

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  • 新書館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403618796

感想・レビュー・書評

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  • タイトルどおり『メテオ・メトセラ』外伝です。本編女主人公・マチカの育ての親・死神ゾルが主役のお話。「くすりのはっぱ」で回想されていた爺様から勝手に飄々クールなナイスガイを想像していたので、へたれだったのかと面白いサプライズもあったり、コナさんの姿に未来のマチカはこんな感じの女性に育つんだなあと感慨もひとしおだったり、レインの六百年の孤独を見せ付けられて遠い気持ちになったり、本編でのあの人この人の若い時代も垣間見れてやはり感慨深かったり、爺様の大鎌振るった身のこなしがマチカに受け継がれていることに胸が熱くなったり、結ばれた直後の恋人たちに現実は容赦ない結末を突きつけてきてうおおおおと泣いたり、「おまえを助ける」という約束が知らず十四年後のマチカへ受け継がれていることに胸が熱くなってうおおおおと泣いたり、もうなんていうか爺様の幸福のかたちがマチカになったんだなレインに見せたいほどの幸福を手にしたんだなコナさんは家族という名の幸福をゾルに遺して逝ったんだなうおおおおと泣いたり、「因果応報」が座右の銘みたいだった爺様にうおおおおと泣いたり、走ると決めたマチカの背中に頑張れえええ!!と泣いたり、総じて泣いた一冊でした。メトセラ読むときはいつもそうです。いよいよ本編最終巻が5月下句に発売との告知を受けましたので、あと二箇月かけて号泣する準備は万全にしておく所存。「涙もちぎれ飛ぶ速さで」ってマチカにピッタリな表現だと思います。閃くように結末へと駆けていってください。

  • メテオ・メトセラ番外編

著者プロフィール

1976年3月24日生まれ。B型。
1993年「Wings」(新書館)にてデビュー。
代表作に『神様がうそをつく。』(講談社)『メテオ・メトセラ』『東方死神 ─ メテオ・メトセラ外伝』『人魚王子』(いずれも新書館)。
2017年9月より「アフタヌーン」にて『金のひつじ』を連載開始。

「2019年 『金のひつじ(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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