ギブズ (ディアプラス・コミックス)

著者 :
  • 新書館
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本棚登録 : 613
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403663482

感想・レビュー・書評

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  • ヤクザものなんだけど、そこは山中ヒコさん!!って感じでした。切なかった。本編ENDだと想像力で補うしかなくて悶えただろうなぁ…。最後のレーダー付の船って言われた時の原田が可愛かった(*´д`*)タイトルGipsだと思い込んでて途中でgivesだと気づいたwwwしかもgiveじゃなくてgives。なるほどって感じでした。

  • 任侠記憶喪失モノ。終わり方が微妙。描き下ろしのその後がなかったら、さっぱり意味不明なんじゃないのか。にしても、田中、何で漁師になってるんだ…。

  • [ふゆ side]

     メインキャラが記憶をなくした漫画に惹かれるのは、その人物の認識と現実とのあいだの齟齬と、事実が明らかになったときの登場人物たちの行動に惹かれるからです。記憶をなくした人物の近くにいるキャラが、それが好意からきたものであれ、利己心によるものであれ、偽の情報を与えていることが少なくないこともあり、その齟齬はさらに面白い状況となって現れる。

     そんなわけで、この漫画も記憶喪失ネタということで、面白く読みました。後のち明らかになる現実はかなり痛くて血なまぐさい話なのだけれども、そもそも本作を購入したきっかけというのが、作者の『エンドゲーム』がたいそう気に入ったからで、そういう意味ではさほど驚くべきものでもなかったのかもしれない。

     本書は積み上げていた本の山を整理しているときに出てきた漫画です。当時はせっせと紙製版を購入していたのだなぁと、ちょっと懐かしい気分になりました。挟んである広告もまた懐かしい。おまけペーパーは電子版を購入してももう付いてこないのかな。売上戦略としてはわかるのだけど、コンプリートしようとすると重複購入が避けられないというのは、読み手としては残念な心もちです。実に実に今さらなのだけど。

  • 素敵なんだけど…ラブが物足りな〜い

  • 組の構成員×記憶喪失の元組員

  • ヤクザ相手に長く逃げ切れる訳もないので、1冊にまとめるのが無難なのかなー。個人的には島での生活でもう1冊くらい読みたかった。

    この世界だからこそ、うまくいかない事があって…このラストが1番お互いがお互いをおもって生きていけるのかもしれない。
    沢山詰め込んだわりには読みやすく、考えさせられる無駄のないつくりだとおもう。

    それでも原田が一途でかっこ良くて。真っ赤になって笑えるくらい幸せになってほしい…!つい眼鏡贔屓になってしまう 笑

  • 急展開!?・・好きな話だったので2冊くらいで読みたかった。

  • 絵が凄く幼い……んだけど話はなかなかいい感じのヤクザものですね! ただやっぱり絵柄とのギャップが激しく感じてしまう……。それと、ラストがふわっとした終わり方になってしまっているのが惜しいなと思いました。いきなり時間軸が飛んだ感じがして、置いてけぼり感があったかも。

    • みなみさん
      絵柄の好みは様々あれど、ともあれ感情の機微に関する表現力があると思う作家さんです。ラストの着地感がザンネンな事になるのは、連載モノでは大人の...
      絵柄の好みは様々あれど、ともあれ感情の機微に関する表現力があると思う作家さんです。ラストの着地感がザンネンな事になるのは、連載モノでは大人の事情もあったりするしね^^; 
      2014/01/22
    • Sさん
      あっこれ連載なのか! なるほど~だとしたら惜しい……。そうだよね、中盤までは違和感なく楽しく読めてただけにちょっぴり残念だったのです!
      あっこれ連載なのか! なるほど~だとしたら惜しい……。そうだよね、中盤までは違和感なく楽しく読めてただけにちょっぴり残念だったのです!
      2014/01/22
  • 山中ヒコさんの作品で一番好きなのがこの作品。記憶喪失、ヤクザ、年の差・・・とかいろいろ詰められてますが食傷せずスラスラっと読めます。展開は途中少し早いように見えますが、気にはなりません。始は記憶喪失なのに気強すぎwでも男前だからね、本当。原田も悪い奴じゃあないんだけど・・・頭良いはずなのに始に対しては不器用だし・・・そこがギャップでたまらないんですけどwしかし原田は始が記憶喪失じゃなかったらどうしてたんだろ。変わらず囲おうとしてたのかなあ・・・兎に角好きなお話でした。やっぱ」続きが読みたくなるよね!妄想で補いましょう。

  • 後味の悪さは評価が分かれそう。淡々と進んで投げっぱなしで終わった気がして、登場人物(特に主人公)の心情変化が汲みとりづらかったです。絵は、ヤクザなのに迫力不足なのが気になりました。

  • 雰囲気は良かった。雰囲気は。  
    でもストーリーがちょっと・・・なんというか
    私の頭の中では拾いきれなかったな・・・と。
    でもトマトのシーンはちょっと胸にきた。

  • 2013/06/23
    【好き】893:原田×田中始。 抗争の際、記憶をなくした田中を原田が助け匿う。 原田に強引に犯られ、優しくされるうちに絆される田中。 だが実は…原田は裏切り敵対していた関係だった。 もしかしたら最初は原田自身も自分の気持ちに気付いてなかったのかもしれないが、田中の好きな親父に嫉妬して裏切るとか手段を選ばない原田の想いが心底怖い…というか重い。 記憶を取り戻した田中の気持ちを想像すると叫びたくなるが、原田のそこら辺の気持ちを察せる所が魅力なんだろうな。 スカイの存在が本当に癒し。 そして原田不遇の時代の幕開け(笑)…描き下ろし『その後』のその後はどうなったのか気になる。

  • ヤクザもの。

  • ≪自分用感想≫
    山中さんは割かし重たいテーマとかエグイ事書いたりするんだけど、絵のあっさりした感じで大分印象が変わってると思う。今作品は山中さんの中ではエロ多かった気がする。と言ってもそもそも汁しるしたエロ描く人ではないのであっさりエロだけども。あと好き嫌い別れるだろうけど、ハッピーエンドかそうでないのかを読者に委ねてくれるのも好きです。分かりやすいラブストーリーも好きだけど、こういう作風も嫌いじゃない。嫌いじゃないよ!
    田中は記憶を失わなければ原田と近付くなんてきっとありえなかっただろうし、原田は…なんだろう…実際いたら怖いw
    きっと最後の1ヶ月に一度は田中の精いっぱいの妥協点だったんだろうなぁ。田中は基本がとても優しい人。男前受ご馳走さまでした

  • インテリヤクザのおもたい愛とってもかわいい
    記憶喪失っていうのでリリカルなつくりかと思ったら、BLの範囲内でちゃんとヤクザもののおいしいところ押さえてるかんじで、楽しく読みました
    受けが男前で好み!

  • 私の大好きなほのぼの萌えキュンな甘いトーンでは全然なくて、結構シリアスだったけど思いの外よかった。
    こういう愛のある、壊れ系執着攻ってわりと好きです。
    組同士の抗争に巻き込まれ、九死に一生を得た兄貴分のハジメを密かに匿っている原田。
    自分が若頭だった記憶すらなくしているハジメを、恋人だったとうそぶいて、無理やり抱いてしまう。
    一歩外に出れば計算高く非情な原田も、ハジメには尽くしまくりのていで、ハジメも易々とほだされたりしないけれど、その気持ちが本物だとちゃんと汲み取っている。
    昔気質のハジメを、冷徹で大局を見る目に優れていた原田は裏切る形になってしまったけど、唯一の望みがハジメだけは守りたいということ。
    記憶をなくす前の、面倒見がよく男気があって、下からも慕われているハジメを、どこか眩しいような気持ちで見ていた原田。
    すべての魔法がとけてしまった時に、恐らくハジメは裏切り者の自分を殺しにくるであろうとわかっていても、それすら本望と思えるほどの原田の想いの深さが胸に迫った。
    真実を知ったハジメの心中いかばかりかと思うのだけど、最終的に“許す”ことを選んだハジメの度量の大きさに完敗。顔はかわいいのに、ホント男前過ぎる。男惚れってこういうのの事言うのかな。きっと原田はこれからもハジメの愛を乞う一生なんだろう。
    ラスト、ハジメに冷たくあしらわれても、めげずに追いかけ続ける残念な原田がかわいい。
    甘さなんてこれっぽっちもなかったけど、ちゃんと恋愛だった。

  • 胸が痛くなるお話。

  • もどかしい感じの、両片思いな雰囲気が好き。ヤクザ話になると怒濤の展開かな、と現実離れするが、きれいなまとまりかただったと思う

  • 最後がえらくあっさり終わってしまって「え?え???」ってなったけど、このラストとってもヒコさんっぽくて好き。そしてやっぱりわたしは記憶喪失モノが死ぬほど好きだ

  • あ…私重大な間違いをしていました!ずっとギブスだと思って読んでて、どうしてギブス?何かを揶揄してるのか?気になりながら読んでいたら…ギブズ=givesだったのですね(´Д` )←大バカ。ギブズ…与えること。そう考えると納得でした(^^;;
    ミステリーを思わせる導入部分から、色んな真実が明らかになるラストまで、暗い内容なのに、ほのぼのしたヒコさんの絵柄とギャグで軽いタッチで進んでいきます。冷酷な顔を見せながらも、始にだけは全てを与える優しさをみせる原田。ラスト殺されてもいいから始に向き合おうとする原田が切ないですね。
    包丁の音がトントン響くあのラスト!映像的でとても好き。すぐに結論の出ない二人の関係も、付かず離れずこのまま続いて行くんじゃないかな。これも一種のハッピーエンドだと思う(*^^*)

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著者プロフィール

10月1日生まれ。切ない片思い、ヒリヒリする痛みなど、丁寧な心理描写で、少女誌、女性誌、ボーイズラブ誌と幅広く活躍中の人気漫画家。
代表作に、『王子様と灰色の日々』『500年の営み』『王子と小鳥』『丸角屋の嫁とり』他多数。

「2017年 『死にたがりと雲雀(5)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山中ヒコの作品

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