テンカウント (1) (ディアプラス・コミックス)

著者 :
  • 新書館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784403664199

感想・レビュー・書評

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  • 潔癖症の城谷とカウンセラーの黒瀬の出会いとカウンセリングの始まりが描かれる1巻。
    なぜ黒瀬が城谷のカウンセリングを申し出たのかや、なぜ城谷が潔癖症になったのかなどはまだ明らかにされず。
    恋の予感にどきどきする。

  • 良いです。
    黒瀬くんの抱えていた闇も救われたことで、今後の二人の幸せな未来が想像できるようになってよかったな。

  • 1~2巻の引き込まれ具合がよかった。最新刊は落ち着き気味?

  •  まず表紙がもうカッコイイですな。BL初心者の僕としても、普通に惹かれる表紙です。こういう画力のある作家さんの漫画は期待できるぞ、と扉をめくりました。



     こういう設定というかキャラクタ配置って定石なんでしょうかね。教官の意図は窺い知れないのですが、なんだか無理のない配置だったのでそうなのかなーと感じました。年上のノンケで時々可愛い普段は仕事の出来る受けと、年下のゲイ(本編中では明示化されてないけど)で少々強引、クールな攻めってやつです。



     構造として上手いと感じたのは、潔癖症という精神的疾患を患うキャラクタをノーマルな受けに設定している事です。人と触れ合う事に恐怖を感じるというシチュエーションは、つまりそれを乗り越えるプロセスや乗り越えたカタルシスに至る為のネタフリなわけで更に同性との恋愛というハードルも同時に飛び越えさせる事で、ドラマ性が最大化されると思うんですよね。ヒューマンレボリューションのついでに性癖もレボっちゃえよ的な。



     あと、とにかく物語の進行がゆったりしていて、エロが皆無なのも驚きました。とにかくキスさえありませんので、より内面を描くという意味では通常の少女漫画の方法論に近いなと感じました。これは読みやすいぞ!2巻以降にはエロがあるのかもしれませんが、なくても楽しめそうです、いや絶対あるんでしょうけど。


     最後に絵的な話を。室井理人という作家はとても絵がシンプルですね。もちろん良い意味です。物語の空気に透明感が感じられて好きな雰囲気です。そういえば城谷の左目下に小さなホクロが描かれているのは何かこだわりがあるんでしょうか、それとも受け色気の表現の一部なのでしょうか。まだ僕には判りませんでした。

  • 【友人から拝借】

    世の評価が高くとも、どうにも自分の琴線に触れない作品や作家さんがいる。私にとってそんな存在の宝井理人さん。
    皆さんが語る面白さがわからないのが悔しくて読んでみるもやはり萌えが見付けられず、今作は最初から借りるつもりでいた。

    うん、面白かった。すでに3巻の発売が決まっているのでいろんな評判を耳にするが、宝井さんご本人が『表紙詐欺』と言われた序章である1巻も楽しめた。
    潔癖症、大変なんだな…。原因として本人がすべて悪いわけじゃなさそうなので、何だか人生に疲れて見える城谷さんの周りに、社長や同僚の理解者がいてくれて良かった。
    しかし黒瀬、カウンセラーにみえないなΣ(・∀・) なに考えてるかイマイチわかりづらいせいかもしれないけど、読み手として何となく居心地悪い…。
    と思ってたら、城谷さん泣かせちゃったよオイ!!え~、なにこの中途半端に捨てるような酷い仕打ち(泣)

    2巻でこの作品の本質が描かれてるらしいけど、私は黒瀬を好きになれるかしら(#・∀・) いままでたくさん傷付いてきた城谷さんをこれ以上泣かせるならイカンな。
    とりあえずこのまま2巻へ!

  • ▼あらすじ
    この世にあるものはすべて汚い
    潔癖性の孤独な心をほどく、恋のセラピー。

    「黒瀬くんといると、少しだけ普通の人になったみたいに錯覚する」
    潔癖性の社長秘書・城谷は偶然出会ったカウンセラーの黒瀬から、潔癖性を克服するための個人的なカウンセリングを受けることになる。
    10項目を1つずつクリアする療法を進めるうち、次第に黒瀬に惹かれていく城谷だが…?
    無愛想なカウンセラーと潔癖性の社長秘書、センシティヴな恋のセラピー。

    ***

    ──この世にあるものはすべて汚い

    表紙と煽りのインパクトの強さからずっと気にはなっていたのですが、同作者さんが出されているセブンデイズに全く面白さを見出せず、絵柄もちょっと苦手な部類だった事から何となく敬遠していました。

    ですが、結構色んなところでこの作品を目にしたり「このBLがすごい!(2015年度版)」でも話題作として取り上げられていたのでどうしても気になってしまい、結局、1巻と2巻をセットで購入しました。

    結果、思いのほか面白くて3巻が気になる結果となりました(笑)
    何より絵柄が進化してて吃驚です。(当たり前かもしれませんが…)
    シャープなんですけどしっかりとしたタッチのイラストで、個人的に好みだなと思える絵柄になっていて感動しました。

    ですが1巻の方は面白いかと言われるとそうでもなかったり…。
    勿論、潔癖症をテーマに置いた内容は新鮮で面白かったのですが、続き物故に緩やかなペースで物語が進行するので全体的なBL度はかなり低め。
    あとがきでも書かれていますがちょっと表紙詐欺のような気も…(笑)
    しかし2巻はかなり進展して面白いのでまだ読んでいない方、これから買うという方は1巻と2巻を同時に購入する事をお勧めします!

  • テンカウントようやく読みました。この題も納得です。
    でも、ちょっと切なかったな~

  • 潔癖症を題材としていて、内容もすごく良かった!
    切ない終わり方だったので、続きがとても気になる・・・。

  • 潔癖症を扱っているBLは『Don't touch me』を読んだけど、それとはまた違う感じです。どっちも好きですが。伏線が次巻で明らかになるといいな。

  • BLなんだろうけど、それっぽいのはまだ出てこない。
    というか、キモチの揺れ、みたいな部分では散りばめられているんだけど
    それが表立って浮かんでこない、というのか。
    所々寸止め感があるのがじれったいが故きゅんきゅんポイントなのかなーと。
    大きな進展はこれからだろうし、
    潔癖症の原因も明かされていくんだろうから
    この先読まずにいられますかってな状態で。
    続きが楽しみ過ぎるってことが久し振りな気がする。

    それは兎も角
    『セブンデイズ』で刷り込まれているのか
    カウンセラーくんが高校生にしか見えなくて困ってしまった。
    話が進むにつれて違和感が薄れてはくるんだけど。

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