ピュア百合アンソロジー ひらり、 Vol.4

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403671043

感想・レビュー・書評

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  • アンソロジーとしてはまずまずのアベレージ。最後の受賞作のクライマックスはかなりインパクトがあった。普通受賞作って「これからに期待」ぐらい何だが、他のと比べてもかなり印象に残る作品になってる。

  • 僕はひらりを通して女の子の友情をにやにやしながら読むという素晴らしい世界を云々。
    今回も半分以上が非常に楽しませてくれました。
    残りの分も好きです。
    満足率が高いくて素敵!

    具体的には、高嶋ひろみ、袴田めら、南国ばなな、雨隠ギド、雁須磨子、カザマアヤミ、橋本みつる、藤たまき、ささだあすか、犬丸、一穂ミチ、遠田志帆、藤生、吉田丸悠が良かったです。最後の吉田丸悠さんはひらりでグランプリとった作品ということなんだけど心情描写が素敵でごじゃったよ。

    ささだあすか先生の描く女の子の破壊力は異常。
    ささだあすか先生の描く女の子の破壊力は異常。


    以下ネタバレ--------------------------
















    ・高嶋ひろみ/「自転車と加瀬さん」
    前回の続き!
    続編がでてくれて僕はすごく嬉しい…。
    加瀬さんが褐色かわいい!
    山田ちゃんの憧れてる表情がかわいい!
    やっべぇあまずっぺぇ超かわいいです。
    二人で帰ることがトクベツなんだという話でした。


    ・袴田めら/「さろめりっく」
    これも前回の続き。
    いじめってこんなもんだったようなきがしないでもない…
    と自分の義務教育時代を振り返ってみたりする。
    ひかりちゃんのように周りの目を受け止めた上でその行動を
    取るという精神力をその年齢でもつというのは驚嘆に値する。
    ひかりちゃんのおかげでさろめちゃんは救われたんだなぁ。
    いつもは大人なさろめちゃんだったがひかりちゃんの方がもっと大人だった。
    自分の子供の部分が露出してひどいこと言っちゃったさろめちゃん。
    でもその直後からがすごくかわいいし、さろめちゃんの大人の部分が
    気に入らなかった他の子ともなんとか打ち解けられるようになったみたい。
    よかったね!
    でも、やっぱり周りの子がひどいと思うんだけど…
    結果的に仲良くなれたけどさ。。。


    ・南国ばなな/「ほかほかたんぽぽ組」
    ももちゃんをとりあう話w
    母性の強い(多分上のクラスの)みかちゃん。
    かわいいものが(多分)大好きなみかちゃん。
    どちらもなんというか性癖的にももちゃんがどストライクなようですw
    特にりんごちゃんは変態の素質がある!!!w
    みかちゃんとりんごちゃんはももちゃんをめぐって喧嘩するわけだけど
    その中でみかちゃんがぽっこりしたお腹をだしてから
    なんだか仲直りするあたりはすごくいwwwwww
    ぽんぽこりんかわいいいいいwwww
    幼児百合とかなかなか僕には新しいものだった。
    ぽんぽこりんも理解できるよ。


    ・雨隠ギド/「永遠に少女」
    結構これ怖い話だと思うんだ…。
    ここ数ヶ月の百合ハマり祭りのおかげで
    すっかり雨隠ギド先生のファンです。
    みさおちゃんと幽霊のみずきちゃんの物語。
    みさおちゃんだけはみずきちゃんに触れるし
    モノを与えることができる。
    つまりみずきちゃんにとってみさおちゃんだけは
    この世との繋がりで、通してこの世とつながれるのですな。
    みさおちゃんの成長とともに展開されるんだけど…
    二人にとって幸せな世界がクローズドに形成されてしまって
    みさおちゃんは本当に憑かれたって言葉通りの状態なのでは…。
    ふたりとも愛でつながってるので彼女たちにとっては幸せなんだけど。
    面白かった。


    ・雁 須磨子/「私の嫌いなおともだち」
    本当のことズバズバ言っちゃうので余計な一言が反感を買ってしまう茜ちゃん。
    自分を客観的にみているという実は物語中で一番大人なんじゃないかと
    思われる主人公マナちゃん。
    それでもマナちゃんは茜ちゃんと一緒にいる。
    実はマナちゃんもそこまで茜ちゃんが好きではないといっているw
    性格が悪いことは周知で彼女もそう思っている。
    なのになんでマナちゃんは茜ちゃんといるのか。
    茜ちゃんはなんでもマナちゃんといるのか。
    僕にはちょっと上級者向けのように思えるけど
    単純に考えるとどこかで惹かれているんだろうなぁという結論。


    ・カザマアヤミ/「あなたと彩る世界の色」
    友達に彼氏ができた。
    本当に仲良しの友達だからそれは嬉しいけど…
    といった感じで友達の幸せのために自分が無理してる話。
    わかる!女の子じゃないけど。


    ・仙石寛子/「バニー♡カフェ」
    うさぎと戯れるとこと思ったらバニーちゃんがいた。
    上京したのに…東京怖い!という話。
    最後はお姉さんにお持ち帰りされたのかな?////


    ・橋本みつる/「シスター・ストロベリー」
    今回のぐりぐりお目目ちゃん漫画はいいなぁ!
    えろい制服素晴らしいw
    たりちゃんがいろいろと感じたことを描いてるのが
    なんだかしっとり感(?)があってよかった。


    ・藤たまき/「青味泥」
    どうやらお体をおさわりした仲らしい////
    すごく短いけど雰囲気がいい。
    ずっと長い間一緒にいて、恋人同士にはなったけど
    体を許したあたりでなんだかぎくしゃくしちゃったみたい。


    ・ささだあすか/「おとなりのせんぱい」
    前回も破壊力抜群だったが今回も最高!
    「へにゃっ」って!超かわいいいいいいい!
    後輩ちゃんが戸惑うのもすごくよくわかる!
    寮に入ったばかりの高校新入生。花岡結ちゃん。
    お隣りの部屋の2年生、藤野咲ちゃん。
    花岡ちゃんは表情にでにくいクールっ娘。
    藤野ちゃんはおっちょこちょいですごくかわいいのである!
    先輩の困った顔に惹かれて(きっと萌えたんだよ)しまった花岡ちゃん。
    藤野ちゃんの雰囲気にのせられた最後の赤面がいい!
    っていうかもうこの話は表情がどれもかわゆすぎて死にそう!
    きっとささだあすか先生は僕を萌え殺すおつもり。
    本当にこの数ヶ月で大ファンになりましたよ…。
    次回も楽しみ、絶対載るよね?!


    ・犬丸/「witch meets knight ラプンツェル」
    くせ毛っ娘ばんじゃーい!
    かわいいです。
    サワサワしにくる金髪っ娘もいいです。
    くせ毛ちゃんの特殊技能「よく見ている、聞いている」
    が金髪ちゃんのいいところを引き立てて、
    金髪ちゃんはくせ毛ちゃんを通して新しく仲良くできるようになった。
    こういう共通の友達経由というのはいいなぁ。
    女の子の素敵さがむんむんですじゃ。
    現実はそうもいかんが、と蛇足。


    ・一穂ミチ(イラスト:雨)/「Droppin' Drops」
    ぶひぃぃぃぃぃぃ!!!
    主人公はモデルのバイトを。
    そんな彼女は知ってしまった。
    あの子が実はアイドルやってたなんて。
    御世辞にも光るものをもっていたとは言えなかった
    主人公のあめむらちゃんには神だった。
    お互い、特にあめむらちゃんの周りには彼女をたてて
    アイドルのしほちゃんをけなす傾向にあった。
    jk的処世術的にはその輪からはずれることもできずに…
    けどキモい程ファンになっていたあめむらちゃんw
    卒業間近にやっとチャンスがまいこんで…。
    僕が文章のなんたるかを語るなんておこがましいけど
    結局あめむらちゃんがいかにしほちゃんのことを
    神だと思っていたか、そのファンっぷりを延々と語っていた
    ように思うw
    だけどその中で語られる感情がなんだかjkっぽくて心地良い。
    いやー、SSいいすなぁ!うんうん!
    VIPのSSまとめはめっちゃ読むのに紙媒体だと
    あまり読む気にならない。
    これからは締めにちゃんとよもうかな!!!!


    ・遠田志帆/「みみみこのこ」
    けも耳な神社の神様の使いたちが女の子の願いを叶えるために
    頑張っちゃうぞ!
    二人の女子高生に焦点をあてるべきなんだろうけど
    けも耳たちがかわいくてやばかった。
    jkのどかちゃんとの相乗効果だと思うぞ!


    ・大沢あまね/「下着屋の娘」
    いいなこの娘w
    下着屋の娘だけど貧乳が大好きというw
    で好きになってしまった20の塾バイトが巨乳だった。
    この人もまたすごい精神力もってるなw
    キスを茶店で要求した上に実行されて動揺しないなんてw


    ・藤生/「under oner roof」
    ルームシェをすることになった二人。
    この二人は互いにいいところをもっていて、
    それを作中で褒めあうんだけどその通りだと思った。
    すみませんではなくありがとうを言う黒髪ちゃん。
    ちょっとの間にそういう風に
    相手のいいところを見つける金髪ポニテちゃん。
    とても素敵な出会いと関係になりそうだ。
    黒髪ちゃんは胃袋を掴まれたというが、これは僕も
    重要なファクター(こういうとかっこいいね)だと思ってます。
    美味しい物を提供する能力ってかなり上位に位置する素敵技術。
    二人の間を結ぶのにとてもいいものになると思う。
    そして憂い顔の金髪ポニテちゃん…。
    自分が女の子が好きなのがまた逆に辛いことになるかもしれない…。
    次回に続くかな?


    ・桑田乃梨子/「箱庭コスモス」
    なんとかうざいりょーちゃんを押さえ込んだぞw
    ふわちゃん超マイペースです。


    ・TONO/「ピンク・ラッシュ」
    なんか新キャラ。
    別事務所の女の子との話。
    女の子の友達が欲しいよーというポーズをとるモデル、ツルマキ。
    しかし実態は男にかこまれるのが彼女にとっての最大のステータス。
    そこに現れたのがサナちゃんで、心ではうざがりつつも
    体面を保つため仲良くしている。
    他の女と違って本当に仲良くきゃっきゃしてるだけで面食らうも
    結局まんざらでもなくなってきたみたい。



    ・吉田丸 悠/「きれいなあのこ」
    うむ!!!!いいぞぉ!!!
    ひらり、GLコミック大賞の
    グランプリ受賞作品であります。
    清純はアイドルグループとして活躍してる主人公と
    彼女が思う清純を体現している谷本さん。
    主人公まりんちゃんのその思いと
    実は彼女のグループのファンな谷本さんは仲良くなるが、
    グループ解散。
    そして同じタイミングで谷本さんは諸事情によりおひっこし。
    このときのキモとなるご近所さんとの会話とその時の処世術は
    作中でまりんちゃんがモノローグで語っているように
    清純派がもうわからなくなって処世だけがうまくなっていってしまった
    自分を、しょうがないと思いつつも表にだしてしまう。
    これをみてしまっていた谷本さんとの別れが辛かった。
    あのときの谷本さんの表情は今まで活発で明るい彼女の
    いつもの表情とは違ってよかった。
    また彼女との再開、とその時の謝罪がまりんちゃんの救い
    そして僕らもすくってくれてハッピーエンドなのがよかった。


    ☆まとめ☆
    今回もよかったです。
    なんかもうささだあすか教の信者となってしまいました。
    続きものもいい感じ。
    他にはSSと犬丸さんのラプンツェルがかわいかった!

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