土方歳三

著者 :
  • 新人物往来社
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本棚登録 : 85
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404031778

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすくもないし読みにくくもない…。そんな小説だった。近藤さんとの友情がすごい感じられる内容だった。鳥羽伏見からの小説なのでなんか暗かった

  • 沖田総司に関する書物が多い大内先生の、土方歳三本。”沖田総司”を読んだ後に、読むのをオススメします。新選組絶頂期ではなく、沖田、近藤と離れた辺りから始まり、五稜郭の出撃前で話は終ります。女性の書かれる創られた感じの土方とは少し違い、人間としての強さやたくましさが感じられます。物語は、土方の語り口調の文章なのですが、またそれが心情の変化を切々と表していて良いです。他では余り出てこない、元婚約者(?)のおことさんも沢山出てきております。恋人や同士、部下達に対する思いを語る土方に何処か親近感が分けるような小説です。新選組書物を余り読まれてない人でも、安心して読める一冊です!

  • 一人称のせいか、土方さんの心情がわりと豊かに表現されていたように感じました。鬼の副長が時には泣いちゃったりして。嫌われがちな榎本さんと大鳥さんも好意的に描かれていてなんだかほっとしました。(近頃は物事を多面的に見なければと思うようになったので、一方的に批判されている人を見るとちょっと心苦しい…)馬を伴うシーンでは安富才助が存在感を出してくれていてかっこよかったです。ただ終盤ちょっと駆け足ぎみだったように感じます。鉄之助のエピソードが好きなのにごっそり抜けてて残念過ぎます…。

  • 甲陽鎮撫隊から箱館戦争までの土方歳三を描く。直前にバイブル(『燃えよ剣』)を読んでしまったせいか、妙に印象が霞んでみえた。また一人称で書かれているにも関わらず、描写が淡々としすぎている感があり、臨場感に少々欠ける。したがって、あまり感情移入もできず、なんとなく欲求不満なまま読了。そんなに悪くはないのだけれど、残念。

  • 江戸引き上げ後から始まり、土方さんの一人称で進んでいく珍しいタイプです。
    近藤さんとの別れの際、どうする事も出来ず流した涙、敗戦の一途を辿る切なさに胸が詰まります。
    史実として、結末は分かっているだけに読み進めるのが辛くもなりましたが、読んで良かった。
    個人的には、市村が出て来なかったのが若干淋しかったりしましたが、おそらく彼に代わる立ち位置の少年で玉置良三が立てられており、沖田さんと被らせて見せる演出には思わず涙が出てしまいました。。。

  • 戦う土方さんが格好良い。色々な人との関わりの中でふと京都の頃を思い出す所が好きです。古い友人を軍規違反で斬らねばならなくなった時、開陽にかけた榎本さんの6年を自分と新選組の6年と重ねたり……。おことさんとのシーンもとても素敵です。

  • 時間列としては、同じ著者の「沖田総司」の続き。

    土方の視点で一人称で語られるが、わざとらしさが若干鼻につく。

    「沖田総司」がよかったので買った分肩すかしを食った感じが否めない

  • 近藤さんが捕縛された後の土方さんの話。
    局長として、兄的な存在として慕っていた近藤さん亡き後に、自分なりに暴れてから近藤さんの側に行くって思っている感じだろうか。
    前回読んだ「沖田総司」の土方さんと沖田さんの離別シーンが最高に泣けたのでそれを期待していましたが。
    沖田さんは一切出てこない。
    悲報を受けるだけ。ちょっと残念。
    でも、明るい沖田さんの存在が弟的な癒しの存在だけではなく、土方さんにとっては表裏一体。
    表立って隊士に恐れられるような存在であるべく振舞ってきたのは土方さんだけど、裏で土方さんの剣となり仲間である隊士を切り捨てるような辛い役目を引き受けてきたのは沖田さんであったんだと死後に気づかされる。
    ほんのちょっとの描写でしたが、切ないなぁと思いました。

    土方さん主人公の話で深く関係してくる女性の名前がバラバラなのは(今回はおことさん。”燃えよ”も”バラガキ”も全然違う女性)史実ではないからなのかな??
    それと、女性著者だからそう感じるのかもしれないけれどなんだか土方さんが柔らかい感じがする。
    仏頂面なんだけど本当は意識的にやっているっていう描写になっているからかな?
    あとはもう個人の趣味嗜好の問題ですが、土方さんが泣きすぎなのがちょっとイヤ。
    大事な時にドーンと泣いて欲しいかな…あんまり普段からボロボロ泣かれるとありがたみが薄れる。

  • 大内さんの話は泣きます。好きです。
    でもやはり函館あたりから(ry

  • 流山から函館で戦死するまでの土方歳三の軌跡。新選組絶頂期ではなく、鳥羽・伏見の戦い以降の話を、土方視点で読めるのは大変嬉しい。京時代の環境とは打って変わり、死は以前にもましてより身近なものとなっている。そんな中、旧知の仲間が徐々に周りからいなくなり、それでも自分を律し、信念を持ち、ひたすら前へと進み続ける。時代の大きな節目を駆け抜けた新選組、そして土方歳三の終焉にただただ胸が熱くなる。

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