龍馬暗殺 最後の謎 (新人物文庫)

著者 :
  • 新人物往来社
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本棚登録 : 29
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404037695

作品紹介・あらすじ

多くの書籍や雑誌で解明が試みられてきた幕末における最大の謎・坂本龍馬の暗殺。しかしその大半は、一般論として参考にすべき「通説」を、再検討を経ないままに"事実"であると前提にして論じている。これまでの龍馬暗殺に関する情報を白紙に戻し、事件の経過を見直して夾雑物を取り除き、新たに判明した事実や記録を加味して全体像を再構築したとき、暗殺事件の実相はどのように変わるのだろうか-。すべての通説を疑い、"事実"とされていた事項を再検証することで、明らかとなる龍馬暗殺究明の「完結篇」。

感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • 史料ベースの考察もの。実行犯が見廻組だったっていうのは確定にしても、黒幕が誰だったのかは、結局良くわからないんですよねえ。軍鶏を買いに行ってたと言われてる峰吉少年が、実は現場にいたんじゃないかという説は初耳だったので面白かったです。

  • 著者はかつて薩摩藩黒幕説を有力としていたが、その後の調査で考えが変わったのか本書ではその可能性はないとしている。また、渡辺篤証言も信憑性が低いと見ていたようだが、渡辺証言に登場する世良敏郎の実在が確認されたため、渡辺証言も信用に足るものとして仮説に組み込んでいる。結論として、実行犯は佐々木、今井、渡辺、世良の4人で黒幕は無し。佐々木の独断としている。上役からの指示は無かったという説だが、陰謀論に走るよりは説得力があるだろう。

  • 過去に同様の謎解き本を数冊読みましたが、新しい発見があるかと思い購読。
    著者は過去の文献を丹念に読み通説としてまかり通っている部分を排除し、事実と思われる事のみで辻褄が合う結論を導き出そうと言う内容。
    内容・結論共にこれまで読んだいろいろな本と比較しても特別新しい発見があるわけでは無かったが、それは新たな事実が発見されたりしない限りは当然かと。

    先にご紹介した「龍馬を斬る 著 黒鉄ヒロシ」はこの本の単行本時代(「龍馬暗殺 完結編」)に多分に影響されているように思われる。
    特に菊屋峰吉が嘘をついていると断じる部分は一緒だね。

    本著の結論としては、実行犯は京都見廻組で特に黒幕は居ない。(ある種情報伝達の不備も要因)
    薩摩には龍馬を排除する相当強い動機はあったが実行に至っていない。
    と言う感じかな。

    同じ様な本を色々読んでいるので、話もだいたい頭に入っているからあっさり読めました。

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著者プロフィール

昭和26年(1951)、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。新選組を視点にした幕末維新史の研究を在野で続ける。新選組検定運営事務局主催の「新選組検定」(第1回~第5回)の監修を担当。新選組をテーマとした著書に、『新選組謎解き散歩』(新人物文庫)、『新選組謎とき88話』(PHP研究所)、『新選組の新常識』(集英社新書)、『土方歳三日記(上・下)』(ちくま学芸文庫)。共編に『新選組日誌(上・下)』(新人物文庫)などがある。

「2020年 『最新版 新選組検定公式ガイドブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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