死にとうない (新人物文庫)

著者 :
  • 新人物往来社
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404038623

作品紹介・あらすじ

誰も、わしの過去を知らない。わしのたどってきた茨の道を知らない。あまりにも恥深き半生だったゆえに、わしも、おのれの過去をことさら口に出すことはしなかった。病床に臥した仙〓(がい)の眼裏に、七十年近い昔の乞食旅をつづける雲水姿が浮かぶ。「大悟透徹した禅師」「無欲恬淡の風雅人」「童心をもつ洒脱飄逸の大和尚」などと評される仙〓(がい)だが、若き日に投身自殺まで図った苦悩の修行と悟りを重ね、たどりついた境地-八十八歳にして、新しい発見をする。日々、新しい世界がひらけてくる。死にとうないのう…。名僧仙〓(がい)義梵の漂泊の生涯を描く歴史長篇小説。

感想・レビュー・書評

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  • おととし、出光美術館の展覧展で知った江戸時代後期の禅僧、仙厓さんの生涯を描いた小説。若いころは昇進や名声への業が深く苦悩したんですね。展覧会でユーモアあふれる禅画にほっこりしたのを思い出して、より読書が進みました。歴史小説ですが、ライトノベルのような文章で、サクサク読めます。
    小説とは関係ありませんが、仙厓さんが若いころ修業したという、武蔵国永田(現・横浜市)の東輝庵(とうきあん)。全国から学僧が集まる修行の場だったそうですが、今も宝林寺というお寺があるそうです。いつか機会があったら行ってみたいな。

  • 2012年 4月最高の一冊でした
    2015年 9月
    2017年11月 3回目の完読

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