海軍兵学校 江田島教育 (新人物文庫 と 2-1)

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  • 新人物往来社
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404038647

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  • 広島旅行に際し、事前に情報収集をしようと考え手に取った。

    戦前のエリート、海軍兵学校。
    広島、江田島にあったという。
    陸軍と違い、なんとなくスマートな印象をもっていて、一度は見に行ってみたいと思っていた。

    この本を読んで思ったのは、やはり、軍隊式のやり方は私の趣味には合わない。ということ。陸軍、海軍とかということとは、些末な問題。

    海軍兵学校は、当時は帝国大学にいけるような階級の人を除いた多くの人たちの最高学府だったんだろう。
    そこで学んだ人々と、共感しようにも、大体そこまでエリートでない自分には共感すべきなにものもない。
    いわば一流アスリートと同じ訓練をしても、たぶん体を壊す以外の効用は私にはないのと同様、兵学校の生徒と自分にも違いがあるのではないだろうか。

    旅行の行程、妻、小学生の娘二人、の興味関心等を考え江田島にはいかないことにした。結局。

  • 東大が滑り止めだったほどの日本中の文武両道の超エリートを集めた海軍兵学校卒業生の著者がその思い出や、江田島の教育、美学について考えを書いた本。

    決して軍国主義を肯定してるわけじゃないし、江田島は教育は昔のものであるとは言っているものの、最近の教育はそれにしても何か見失っていないかということを指摘している。

    なんだけど、ちょいちょい話噛み合わないなと思ったら、これ40年以上前の本ですね(笑)最近の教育ってレベルじゃなかった。でも、2013年に読んでも共感することは多いところが面白い。

    江田島の教育に、本当に格好いい男ってのがどんなものか考えさせられます。生半可なエリートじゃないところにも憧れますね。

    文庫の半分以上が文献資料なのには閉口しました。

  • 一号生徒の代わりを今は幹事付が二人でやってるんだから大変だよな。
    海軍兵学校の様子が見えてくる本、回想録。

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