幕末日本を通訳した男 ジョン万次郎

  • 新人物往来社 (2010年8月11日発売)
4.00
  • (1)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 12
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784404038968

作品紹介・あらすじ

土佐出身のジョン万次郎の数奇な生涯は、近代日本が西洋列強と相対していくためにどのような意味を持ったのか? 坂本龍馬に大きな影響を与えた万次郎の全生涯に迫る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  「ジョン万次郎」といえば、日本人ならば誰ひとり知らぬ者はいない有名人である。
     幕末・明治期に活躍したひとりとして、大河ドラマの主人公にこそなってはいないが、よく知られた人物である。
     本書は8人のそれぞれの専門家の執筆でできており、確かに「偉人イメージの押し付けはなく」冷静な視線からの歴史的事実の考察となっている。
     特に印象に残ったのは「万次郎はアメリカで高等教育を受けた如く誇大にいわれているが、アメリカの船乗りとして一通りの必須教養を寺子屋で勉学したに過ぎず、土佐に帰れば教養のない一介の船乗りに過ぎなかった」との身も蓋もない指摘である。
     もちろんこれは「人間・万次郎」をおとしめるものではないし、世界を駆け巡ったその人生の評価をいささかも下げるものではない。
     本書が、必要以上に過大評価や過小評価することなく冷静に「ジョン万次郎」の人間を描いている点は興味深いが、幕末・明治期の偉大な人間像を期待して読む向きには、いささかロマンに欠けるかもしれないと思えた。

  • 船長は人格的にも優れているんですね

全2件中 1 - 2件を表示

永国淳哉の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×