よくわかる古代日本の全体像: 知識ゼロから学ぶ日本史の原点

著者 :
  • KADOKAWA(新人物往来社)
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404039095

感想・レビュー・書評

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  • いつ頃から日本列島に人類が定住し始めたのか、から始まり、大宝律令制定の701年までの流れを、考古学をメインに、文献とも照らし合わせながら、日本という“国家”の初段階が、どのような流れで出来上がっていったのかをわかりやすくまとめてある入門編。『“歴史”いう物の性質』にも触れている、なかなかの良書〜。自説を語る際の「私はこう思っています」という点を明確にしながらの語り口が好感。701年で話(講義)を終わらせたところには納得の胸熱…。やや、そこもうちょっと掘り下げて〜!という点もあったけど、入門編としては充分。

  • 考古学そのものよりも、米と日本人の関わりについて興味がありまして。それでいろいろ調べているうちに辿り着いた本です。

    そういう意味でもいろいろな情報を得ることができました。また古代史の解釈についても示唆に富んだものが多く、平易ながらスリリングな興奮を味わいながら読むことができました。

  • んー古代検定とか受ける時の参考に丁度いいのかなという感じ。わくわくとか楽しい♪っていう感じはないなぁ。

  • 旧石器、縄文、弥生、古墳、藤原京時代を通して解説した本。全219ページにまとめ、テキスト的にならず、著者の見解も盛りこんである。学者の言葉でなく、おそらくは・・・などと推測見解も多々あり。
    平易さが途中で積読にさせなかった。

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著者プロフィール

1941年東京都生まれ。東京教育大学文学研究科修士課程修了。’68年
奈良国立文化財研究所に入り、平城宮・京の発掘調査に従事。’70〜
’90年まで、飛鳥・藤原京の発掘調査・研究に携わる。’90〜2007年ま
で東京学芸大学教授、’11年まで同特任教授。現在、東京学芸大学名誉
教授。
主要著書『飛鳥・藤原の都を掘る』(吉川弘文館 1993)、『藤原京』
(中央公論新社 2003)、『飛鳥幻の寺—大官大寺の謎』(角川書店
2005)、『飛鳥から藤原京へ』(共著、吉川弘文館 2010)、『古代
の漏刻と時刻制度―東アジアと日本』(吉川弘文館 2020)。

「2020年 『大安寺 国家筆頭大寺へのあゆみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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