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- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784404039590
作品紹介・あらすじ
今年の"春マタギ"で二匹の熊を仕留めたマタギの統領半蔵とその一統。上々の首尾を報告がてら訪れた三戸代所で、マタギ奉行から思わぬ相談をもちかけられた。熊胆鑑定の権威でもある上司の代官から奉行が掴まされたという熊胆の偽ぐすり-裏の事情を知る尾法沢銅山の金山奉行を訪ねるよう依頼され旅支度にとりかかった半蔵に、古老マタギの佐助爺からもある内密な頼み事がもちこまれる。またしても半蔵が巻き込まれた"偽ぐすり事件"。旅の前途に怪しげな雲行きが…。『春マタギ』につづく、厳しい山の掟に生きる男たちの世界を描いた書き下ろし長編。
感想・レビュー・書評
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あの『春マタギ』の続編。マタギの統領半蔵が帰って来た。春マタギで二頭の熊を仕留めた半蔵にマタギ奉行から新たな依頼が。マタギ探偵といったところか。痛快無比のマタギ探偵小説。これは非常に面白い。
マタギと熊の闘い、昔の東北地方の風俗や歴史か物語に織り込まれているのも良い。『春マタギ』と共に読むべし。
先日、根深誠の『山の人生』中公文庫という下北半島の畑のマタギの風俗を紹介した本を読んだが、この『マタギ半蔵事件帖』の方が、より深く、詳しくマタギの風俗を描いている。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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