ハプスブルク家のお菓子 プリンセスたちが愛した極上のレシピ (新人物文庫)

  • 新人物往来社 (2011年2月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784404039699

作品紹介・あらすじ

領土を拡大するとともに各地の甘味をも手中に収めたハプスブルク家。ロイヤルファミリーが愛したスウィーツとはどんなものだったのか。巻末にはハプスブルク家秘伝のレシピを再現。皇家の味をご家庭で!

みんなの感想まとめ

歴史とスイーツが交差する魅力的な一冊で、ハプスブルク家の皇妃エリザベートの美と食へのこだわりが描かれています。彼女の食生活は当時の栄養や衛生の知識が乏しかった影響で、悲劇的な側面を持っていることが印象...

感想・レビュー・書評

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  • 予想していたよりお菓子の写真が少なくて残念。
    以前、本屋さんで見かけた時に買おうかなと迷ったのだけど、図書館にあればじっくり読んで気に入ったら買おうと思ってたのです…
    うん、早まって買わなくてよかった。
    『ハプスブルク家…』を謳っている割には、物足りなさが山盛りでした。

    その昔、今田美奈子さんのお菓子に関する本(文庫本)を買ったけど、その内容の方が濃かったような…。

  • 皇妃エリザベートの美と食へのこだわりが凄すぎます。栄養的・衛生的には最悪だったのですね。当時はそういう知識がまだなかったのでしょうか。食べ物まで彼女を悲劇へ駆り立てていたように感じられて、切なくなりました。

  • 歴史のお勉強に。これならいけます。

  • 写真もきれい&おいしそうですが、ハプスブルク家の年表・家系図が見やすいのもいい。

  • 有名な皇帝・皇后達別の好みのお菓子の紹介。写真もキレイ。実際のレピシもあるので、是非試してみたいところですが、、

  • 600年以上もの長きにわたり、ヨーロッパで権勢を誇ったハプスブルク家。その歴史と彼らの愛したスイーツについて書かれている。女帝マリア・テレジア、その娘でフランス王家に嫁いだマリー・アントワネット、美貌の皇妃エリザベートに関する記述が多い。お菓子をとおして彼女らの足跡をたどる、という試みはおもしろいのだが、中途半端な印象が否めない。ヨーロッパの歴史をある程度知っていないと、その人物の置かれた立場がわかりにくい。巻末にスイーツのレシピ付き。

  • 読んでて涎が…ww

    もっと派手派手な、デコレーションたっぷりなものを想像してたけど、意外とアッサリした物が多かった。

    まぁ、砂糖は高級品ですからねww

  • 中世〜近世ヨーロッパの歴史とお菓子の文化の両方を学べる良書。スイーツ好きにはたまらない一冊。

  • おいしそうなお菓子のオンパレード。ヨーロッパの王室の人たちって、こんなの食べてたんだ~。すごいなあ。おしゃれ。美しい食器、綺麗な庭園、おしゃれなカフェ……憧れるわ。
    砂糖は当時、超高級品だったそうで、その富をおしげもなく享受していたというわけにもなるし。16世紀から18世紀ごろまで、牛肉24ポンド(12kg)と砂糖1ポンド(500g)がほぼ同じ値段だったそうだ。なんでもポルトガルが黒人奴隷にブラジルで大規模なサトウキビ栽培に成功したため、それ以後世界の砂糖市場はポルトガル王国によって独占され、価格は言い値だったとか。
    (パイレーツオブカリビアンのべケット卿は、飲み物にやたらと砂糖を入れて飲むというシーンがいくつかあったけど、あれは彼が甘党というわけではなく、富の象徴として描かれていたんだなあ)
    そう考えると、マリー・アントワネットが言ったとされる「パンがなければお菓子を食べればいい」というのは、すっごいKYな発言だったんだなあ。

    p31 マリア・テレジアの秘密の城。煩わしい宮廷生活から逃れて、庭園内のパヴィリオンで特製ココアをゆっくり楽しんだ。
    p32 リキュール入りのコーヒーがウィーンで流行したのは、ある政策が関連。それまで互いに反目しあっていたカフェ店主とアルコール店主の組合を、女帝は和解させ統合させた。それ以来、カフェでもアルコールの取扱が許可され、リキュール入りコーヒーが流行しはじめた。
    P60 ハプスブルク家では身分違いの結婚を禁じ、厳しい掟があった。帝位継承権と遺産相続権の放棄。大富豪の娘でも貴賎結婚にあたった。それを実行した王子もいた。片田舎の郵便局長の娘と結婚した王子も(P194)
    p66 「バラ水」水と砂糖を沸騰させたのを冷ましてから、小さくちぎったバラの花びらとレモンの輪切りを加えたもの。料理やお菓子に使われ、バラ水そのものもりっぱなデザートしてよく飲まれた。
    p84 宮廷酪農所
    p94 エリザベートはカフェが好きでよく行った。そこでは宰相夫人とばったりでくわすことも。
    p102 スミレを愛したエリザベートはその香りを楽しんだだけでなく、スミレの砂糖漬け、スミレのリキュールなども好んだ。新鮮なスミレのエキスとシャンパンを使ったシャーベットなども。
    p119 ギリシャ神話の英雄アキレウスに傾倒したエリザベートは「アキレイオン」という城館を建てた。「夢の殿堂」で、アキレウスの母、海の女神テテュスが崇める動物イルカがスプーンやフォーク、皿の一枚一枚に描かれ、さらにはテーブルクロスやナプキンにまでその刺繍がほどこされた。
    p133 皇太子ルドルフは、幼いころ、守衛の目をくぐりぬけて、見事ホーフブルク宮殿からの脱出に成功し、ケーキ店に入り込むと、一番好きなお菓子を手でつかんで出ようとした。彼は無一文で、買い物をしたらお金を払うということも知らなかった。
    p142 ウィーンにカフェが誕生した歴史。昔は男性だけのものだったカフェだが、次第に女性も行くようになった。オープン・カフェが誕生したのは革命的だった。
    P217 シェーンブルン宮殿の美しい泉を「神聖なる水」として崇めたフランツ・ヨーゼフ。

    素敵でおしゃれなお菓子のオンパレードで、こういうスイーツを作品に登場させると、華やかになるなあと思いました。

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