- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784404039934
作品紹介・あらすじ
オランダ絵画の二大巨匠、明暗と詩想を描く夢の競演。
感想・レビュー・書評
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荘厳な文章が続くが、分厚い専門書ではなく短めなので教養として軽く全体像を知っておきたい人におすすめ。内容は結構堅い。
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NDC(9版) 723.359 : 洋画
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2015.5
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まず、レンブラントは多作で知られ、存命中から巨匠となった画家です。ぼくの印象だと、宗教画なども多く、画風も昔の絵だよなぁという気がするのですけど、なかなか動的で、生命力を宿しているような絵が多いです。ただ、黒とか茶とかそういう色合いが多い。続いてフェルメールですが、これはもう、存命中は売れなくて画商をやっていたらしいです。残した作品も30数点で、19世紀の後半に再発見されて、それまでは無名の画家だったのだけれど、巨匠となった人だそう。「真珠の耳飾りの少女」が有名ですが、ああいう、魅力のぐっと詰まって心が惹かれる作品よりも、静的で、詩的かつ私的な感じの構図が多いと思いました。それに、「真珠の耳飾りの少女」の青いターバンもそうですが、使われている青の静けさと落ち着きが印象的。この二人の巨匠に共通するのは、二人とも破産していることです。いや、フェルメールは、彼の死後に家族が破産申告をしたのだったか。いまもそうかもしれませんが、画家が生きていくのは大変だったのかな。
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レンブラントとフェルメールの生涯を比較し、お互いの影響について探る。
この二人の間に交流があったという資料は残っていないが、フェルメール出生からレンブラントの死まで34年重なっている。拠点も近接しており、交流の可能性は少なくない。
交流があったのではないか、という推測のもと両巨匠の作品の流れ、特徴を分析し解説している -
マウリッツハイス美術館展を
観て購入。
内容は薄いが、ダイジェスト版としては
問題ない。
レンブラントもフェルメールも
実物を見てから本を購入したのだが、
このような考察を
見ることができて「なるほど」
とおもうことばかり。楽しめる一冊だった。 -
この版のこの冊子にしては
印刷もよく出ている
美術館への下見に
手頃な一冊です