殿様を叱る! 歴史を動かした戦国大名家臣たちの直言集 (新人物文庫)

澤宮優

• 新人物往来社 (2011年5月6日発売)

作品紹介・あらすじ

家臣たちの諌言・苦言・助言は心底君主を思い、国を思って命をかけた瞬間に生まれる。そうした家臣たちの言葉を上司たる君主はどう聞いたのか。殿様を叱った、勇気ある家臣たちの直言集。

感想・レビュー・書評

[tamazusa_doさんの感想 · 2011年5月30日]

戦国雑学本…と思いきや…
まあ、そうなんですが、正確には『歴史に学ぶビジネス』なジャンルものでした。
帯…は付いていなかった気がしますが、帯にあたる部分のキャッチコピーがちょっとアホっぽかったので…
しかし、なかなかどうして、な、本でした。
まあ、平で終わっちゃう奴は別に読まなくてもいいかな（鼻ほじほじ）
人を使おうという野心のある人は読むがいい。

そんな大それた野望は無くとも、人間関係の機微を感じるために読むのもいいかもしれません。

バイト先の上司を生ぬるい目線で観察するのも良いかもしれないな。

著者プロフィール

澤宮優（さわみや・ゆう）　ノンフィクション作家。1964年、熊本県生まれ。青山学院大学文学部卒業、早稲田大学第二文学部卒業。2003年に『巨人軍最強の捕手』（晶文社）で第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。主な著書に、『バッティングピッチャー』、『炭鉱町に咲いた原貢野球』、『昭和十八年 幻の箱根駅伝』（以上、集英社文庫）、『世紀の落球』（中公新書ラクレ）、『イップス』（KADOKAWA）、『戦国廃城紀行』（河出文庫）、『暴れ川と生きる』（忘羊社）、『集団就職』（弦書房）など多数。

「2023年 『「二十四の瞳」からのメッセージ』 で使われていた紹介文から引用しています。」