北海道謎解き散歩: アイヌ地名・土方歳三・日本ハムファイタ-ズまで (新人物文庫 よ 1-1)

制作 : 好川 之範  赤間 均 
  • KADOKAWA(新人物往来社)
3.11
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404040152

感想・レビュー・書評

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  • たまに読みたくなる、北海道あるあるの本。
    思いのほか坂本龍馬関係の記事が多くて、龍馬の人気のほどがうかがえる。
    だって普通はあまり北海道と坂本龍馬はつながらないでしょ?

    あと新選組の生き残り、永倉新八が小樽に住んでいたことは知っていたけど、小樽新聞に連載を持っていたとは知らなかった。
    「永倉新八ー昔は近藤勇の友達 今は小樽に楽隠居」
    タイトルが秀逸。
    読んでみたくなるもの。

    平成23年の成人式で、函館偉人選挙を行ったそうです。
    立候補者は4名。
    トップ当選は土方歳三。
    2位は坂本龍馬、3位は石川啄木、4位は高田屋嘉兵衛。

    これのただの人気投票だよね。
    本当に函館のことを考えたら、高田屋嘉兵衛だよ。
    というか、普通に函館出身の偉人といえば福士成豊です。
    郷土の偉人をちゃんと教えようよ。

  • 北海道の成り立ちを106項目から読む一冊。
    道民でも知らないであろう謎を、30余名からの著者で編む。
    その中には、かの偉人の子孫も含まれる。

    文化・経済・戦争・政略から、芸能・文学・風俗など多岐に渡る。
    各方面で知的好奇心が刺激されることは、間違いない。
    例えば「近藤勇の娘」や「遠山の金さんの父」など、まるで漫画か小説。
    そう意味では、創作の示唆に富むといえるだろう。

    個人的に文藝方面で挙げるとしたら、これだ。
    「芥川龍之介は札幌植物園にマヨネーズをかけたか?」

    似た本で読んだ事実もあれば、この本で初めて触れた史実もある。
    道民的アイデンティティの一助になれば幸い。

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