名画 絶世の美女

著者 :
  • 新人物往来社
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本棚登録 : 111
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404040565

作品紹介・あらすじ

ボッティチェリが描いたヴィーナスから、ラファエロが描いた聖母マリア、ブーシェが描いたポンパドゥール夫人、クリムトが描いたダナエまで。美しき女性たちの華麗なる競演が幕を開ける-。

感想・レビュー・書評

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  • ギリシャ神話の美女、キリスト教の聖女達、物語の美女、美しき肖像、美女達の風俗。。。多彩な美女たちがここにある。

  • 宗教画から肖像画まで、美女を描いた絵画を紹介した本。
    女性をモデルに描かれた絵は本当に美しい。
    同じテーマで描かれた絵を何枚か比較して紹介し、解説も簡潔に描かれていて、美術に興味がない人もこれを読んだら絵を見てみようという気になるのではないか?

    個人的にはオフィーリアと、サロメやオルフェウスのような「首」の絵が好き。
    同じテーマなのに、画家によって全く違う絵になるのは面白い。


    ※「サン・ジョルディの日」に親友から贈られた本。
    さすが、好みをよくわかってる。

  • 美女だけで絵画を見るのも面白かった。
    表紙の女性が「美女ギャラリー」の37名の一人というだけで、説明がなかったのが、謎。

  • 著者が選んだ、美しい女性のいる西洋画の数々が、主にモチーフ別に紹介されています。絵の鑑賞に力点をおいているのか、解説が多すぎず少なすぎず、適切な量なのですが、モチーフをはじめ、画壇、作者など、最低限の知識を得られるだけの密度あるつくりをしています。

    美術関連にしては、本のサイズがA5と小さいので、絵画自体の観賞用としては少し物足りない気もしますが、紹介した絵を気に入った人のために、類似の主題や作風を持つ別の絵画を紹介していたりもするので、お気に入りを発掘するためのセレクトカタログのような感じで使用するのがいいかなと思いました。

  • 女神に貴婦人、娼婦まで様々な画家が描いた様々な美女をまとめた一冊。
    ダ・ヴィンチの「モナリザ」、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」、ラファエロの「小椅子の聖母」、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」など有名すぎるほど有名な作品が数多く収録されています。

    解説が短いのが少し残念ですがそのぶん簡潔でわかりやすいし、絵は顔をクローズアップしてくれているものもあるので見やすく画質も綺麗です。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「解説が短いのが少し残念ですが」
      ズバっと見せれば多くを語らずとも って訳でしょうかねぇ?(本屋でパラパラと立ち読みしました)
      新人物往来社...
      「解説が短いのが少し残念ですが」
      ズバっと見せれば多くを語らずとも って訳でしょうかねぇ?(本屋でパラパラと立ち読みしました)
      新人物往来社からは「〈名画〉絶世の美女ヌ-ド」「〈名画〉絶世の美女魔性」が出ました。とっても悩ましいです←多分、立ち読みしかしないので、チョッと恥ずかしい。。。
      2012/10/10
  • まず表紙の人がイイ笑
    単にお綺麗な人もいますが、
    何か惹かれたのは、
    「なるほど、そういうストーリーが!」
    という人もいました。
    勉強になりました!

  • 目の保養…とは言い切れない。現代の美的感覚をそのままあてはめると、近現代以前(ボッティチェリやクラーナハ、フォンテーヌブロー派とか)は冷たすぎるように見える。寒々しいというか。
    とはいえ、系譜があってこその美術。移り変わりを楽しみつつ、ただただ単純に楽しんだ。
    だからこそというか、後書きの「美女についての講釈」には首を捻る。いいじゃん、主観全開で。

  • 西洋美人をテーマにした絵画解説集。

  • やはり、美人画は、素敵だなと思う。
    こんな風に描ければ いいな~。
    鼻筋の通った所、見つめる眼、愛らしい唇、ピンクに染められた頬、ス~と伸びた首、つやのある髪、陰影の仕方など、見飽きないね。

  • 私が今まで見た中で最も美人だと思ったのは「ベアトリーチェ・チェンチ」(伝レーニ)で、それが載ってるかしら?と期待して手に取ってしまった。
    まるでオリコンランキングを気にするような気持ちでおかしい。
    結局載ってなかった。
    けども並べられた美女は見ていて楽しい。
    冒頭で、西洋では美人画というジャンルはない。とあったのが印象的。

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著者プロフィール

1962年、岡山県生まれ。早大文卒。展覧会の企画・運営やプランニングとともに執筆活動を行い、早稲田大学エクステンションカレッジなどで講師も務める。主な著書に『名画の謎を解き明かす アトリビュート・シンボル図鑑』『ラファエル前派の世界』『バーン・ジョーンズの世界』『名画で見る シェイクスピアの世界』『名画 絶世の美女130人』『名画 絶世の美女 ヌード』『名画 絶世の美女 魔性』『名画 絶世の美男 同性愛』『芸術家たちの臨終図鑑』『名画の読み方 怖い絵の謎を解く』(以上、KADOKAWA)ほか多数。

「2017年 『2018 ウィリアム・モリス カレンダー 英国ヴィクトリア朝の美の革命家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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