徳川将軍家のブランド戦略 300年続いた巧妙な仕掛けと「ご威光」の演出 (新人物文庫)

  • 新人物往来社 (2012年1月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784404041319

作品紹介・あらすじ

徳川一門を除くと将軍の顔をまともに見ることができた大名はごくわずかであった。幕府の安泰を可能にした巧妙な仕掛けを50の視点から解き明かす。テレビや映画では知ることのできない姿を浮き彫りにする。

みんなの感想まとめ

幕府の安泰を支えた巧妙な仕掛けや、将軍の日常生活に迫る内容が魅力の一冊です。将軍は生涯の大半を江戸城で過ごし、実際には顔を見せることが許されない厳格なルールの中で生活していました。そのため、将軍と対面...

感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • 将軍の事跡とかではなく実際の日常について書かれているのが面白い。
    生涯に顔を見れた人は何人もいない。

  • 将軍は生涯の大半を江戸城で過ごす。城外に出ることは年に数回もなかったが、将軍は城の中で1日の間、なにをして過ごしていたのか?
    という切り口は新鮮でおもしろかった。

    将軍と会うとき、私たちの大半がイメージしているのは、まずは土下座のような格好をしていて「面を上げよ」と将軍に一声かけてもらってからやっと正面を向いて話し始める・・・というものだった。
    TVの時代劇でもそのようになっている。

    けれど実際は違った。
    江戸幕府では、「将軍の顔を見ること」は許されていなかった。
    なので平伏したまま話を始めていたそうだ。
    仮に「面を上げよ」と言われてもそれは形式なものであって、本当に顔を上げては罰せられたそうだ。
    畳を見ながら終始最後までお話をする。そしてそのまま退場・・・。
    想像してみると、なんとも滑稽に思える姿だ。

    このような類の本当は違った!という話が本書にはわんさかと紹介されている。

    また、個人的には植木屋&金魚屋と江戸幕府との「将軍さま」をめぐる攻防がとてもおもしろく、笑いながら読んだ。

  • 徳川将軍のことを書いた本は多いが、その日常生活についてはなかなか知るチャンスがない。本書は、さまざまな記録からその実像に迫るとともに、幕府や寺社がその威光を積極的に利用する「ブランド戦略」があったことを明らかにする。一方、当の将軍の日常生活、たとえば食事などは意外に質素だったというような興味深い話も出てきて、気軽に読み進んだ。

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著者プロフィール

歴史家。1965年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学(文学博士)。JR東日本「大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める。おもな著書に『大名格差』『大名廃業』『江戸時代はアンダーグラウンド』(彩図社)、『30の名城からよむ日本史』(日経ビジネス人文庫)、『日本史のなかの兄弟たち』(中公新書ラクレ)、『江戸を支えた神奈川』(有隣新書)などがある。

「2026年 『明治維新と日本の城』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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