徳川将軍家のブランド戦略 (新人物往来社文庫)

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  • 新人物往来社
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404041319

感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • 将軍の事跡とかではなく実際の日常について書かれているのが面白い。
    生涯に顔を見れた人は何人もいない。

  • 将軍は生涯の大半を江戸城で過ごす。城外に出ることは年に数回もなかったが、将軍は城の中で1日の間、なにをして過ごしていたのか?
    という切り口は新鮮でおもしろかった。

    将軍と会うとき、私たちの大半がイメージしているのは、まずは土下座のような格好をしていて「面を上げよ」と将軍に一声かけてもらってからやっと正面を向いて話し始める・・・というものだった。
    TVの時代劇でもそのようになっている。

    けれど実際は違った。
    江戸幕府では、「将軍の顔を見ること」は許されていなかった。
    なので平伏したまま話を始めていたそうだ。
    仮に「面を上げよ」と言われてもそれは形式なものであって、本当に顔を上げては罰せられたそうだ。
    畳を見ながら終始最後までお話をする。そしてそのまま退場・・・。
    想像してみると、なんとも滑稽に思える姿だ。

    このような類の本当は違った!という話が本書にはわんさかと紹介されている。

    また、個人的には植木屋&金魚屋と江戸幕府との「将軍さま」をめぐる攻防がとてもおもしろく、笑いながら読んだ。

  • 徳川将軍のことを書いた本は多いが、その日常生活についてはなかなか知るチャンスがない。本書は、さまざまな記録からその実像に迫るとともに、幕府や寺社がその威光を積極的に利用する「ブランド戦略」があったことを明らかにする。一方、当の将軍の日常生活、たとえば食事などは意外に質素だったというような興味深い話も出てきて、気軽に読み進んだ。

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著者プロフィール

歴史研究者(日本近世政治史・経済史専攻)
1965年千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期過程満期退学。文学博士(早稲田大学)。大学の生涯学習講座の講師のほか、JR東日本「おとなの休日」倶楽部のナビゲーターとして旅好きの中高年の人気を集め、NHKラジオ深夜便などでも活躍。

「2018年 『30の神社からよむ日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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