作品紹介・あらすじ

幕末維新史は、勝者である薩長サイドの史観で語られてきた。「朝敵」の汚名を着せられた地域は長らく不遇な立場に置かれ、「官軍」と戦った佐幕派の物語も陽の目を見ることはなかった。本書はそうした佐幕派の生き様を伝えるエピソードを集め、ゆかりの地域ごとに紹介していく。それぞれの郷土の先人たちが、果たして「逆賊」であったのか、それとも義をつらぬいた信念の人だったのか、「敗者」の歴史を掘り起こすことで明らかにしていきたい。

感想・レビュー・書評

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  • 著者は星さんとなってますが、正確には「新人物往来社・編」。星さんは著者の1人。仙台出身で会津藩に関する単著が沢山ある方。他にも郡義武や中村彰彦といったお馴染みの歴史作家の他、特定人物の記念館や資料館の館長さんが寄稿してて面白い。

    佐幕派で悪者にされ勝ちな人達にフォーカスを当てるという面白い切り口の本ですが、私のように日本近代史に弱い向きにはマニアック(汗) でも複数の人がバラバラに書いてるので、拾い読みで充分に楽しめた。ただ、本書の性質上、人物像に迫るような個人的エピソードはあまりなく、史実中心。

  • 賊軍、朝敵、旧幕府軍として歴史上スポットライトが当たらなかった最後の武士達からあまり知られていない幕末をみることができます。

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著者プロフィール

1935年、宮城県仙台市に生まれる。一関第一高校、東北大学文学部国史学科卒業後、福島民報社記者となり、福島中央テレビ報道制作局長を経て、歴史作家になる。日本大学大学院総合社会情報研究科博士課程前期修了。
著書には『伊達政宗 秀吉・家康が一番恐れた男』『京都大戦争』『呪われた明治維新』『明治維新 血の最前戦――土方歳三 長州と最後まで戦った男』『呪われた戊辰戦争』『武士道の英雄 河井継之助』(以上、さくら舎)、『偽りの明治維新』(だいわ文庫)、『会津藩は朝敵にあらず 松平容保の明治維新』(イースト・プレス)、『斗南藩――「朝敵」会津藩士たちの苦難と再起』(中公新書)などがある。

「2020年 『天才 渋沢栄一』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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